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2007.12.11(Tue)

前原誠司は「トロイの木馬」である 

  参院で第1党となった民主党ですが、敵である自民党が日本の国内経済を壊滅状態に追いやっているのを一応理解しているようです。

消費税「完全目的税に」・民主税制改正大綱骨格
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20071211AT3S1001L10122007.html
--------以下引用--------
 民主党税制調査会(藤井裕久会長)は10日、2008年度税制改正大綱の骨格をまとめた。消費税を「最低保障年金」の財源として目的税化するほか、地方財政制度を見直して人口が少ない地域ほど補助金や地方交付税を手厚く配分する。租税特別措置(租特)は政府案の修正で考えを反映させる。「生活第一」の政策に重点を置きつつ、与党との対決色をにじませた。
 藤井氏が10日、日本経済新聞の取材で明らかにした。民主税調は与党が13日に税制改正大綱を固めるのを踏まえ、来週以降に大綱を公表する段取りで議論を加速させる。
--------引用以上--------

  しかし、上のような案に不満がないわけではありません。大衆課税である消費税を、「最低保障年金」の財源にしても、低所得者から別の低所得者へお金が回るだけ(金持ちは個人年金や運用利益があるから)です。なにより不満なのが、「税率は3%から上げない」ということを明言していないことでしょう。つまり、民主党税調の主張も、経団連が繰り返し提唱している「消費税率を段階的に引き上げて16(17)%に」というテーマと矛盾はしていないわけです。
  ここに、民主党という政党の最大の弱点があると思うのです。自民党を徹底的に攻撃するには、彼らのグローバリスト優遇策、すなわち「輸出依存企業」「外資・金融資本」「商社」などを優遇する一連の政策に徹底して反対するのがもっとも早道なのですが、それがなかなか貫けない。
  おそらく、民主党という党自体、内部が大きく二つに分裂しているのだと感じます。その分裂を引き起こしている犯人は、

  「前原誠司」

  だと断言しても差し支えありません。

  一応紹介しておきますが、前原誠司は小沢一郎代表の前に民主党代表を務めていた人物です。経歴は、●こちらにありますが、この政治家のパーソナリティーを理解するためのポイントは「松下政経塾出身」という点と、「勤労経験がない」という点でしょう。

  それはさておき、とりあえず前原議員に関するニュースを二つ見てみましょう。

武器輸出3原則緩和を・民主前原氏、共同生産や開発視野に
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20071210STXKA005309122007.html
--------以下引用--------
 民主党の前原誠司副代表は9日のフジテレビ番組で、武器輸出三原則を緩和する方向で見直すべきだとの認識を示した。当初の三原則は(1)共産圏諸国(2)国連決議で禁止した国(3)紛争当事国―が対象だったが、三木内閣が適用範囲を拡大し武器輸出を事実上禁じた事実に触れた上で、当初の三原則が望ましいとの考えを強調した。

 その理由として、武器に関し「これから(各国の)共同生産、共同開発が主流になる。同じものを皆が配備するのは互いの信頼醸成になる」と指摘。「そういうもの(枠組み)に入れないような、ハードルが上がった今の三原則は見直すべきだ」と述べた。
--------引用以上--------

民主・前原氏、首相問責提出に慎重
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20071210AT3S0900810122007.html
--------以下引用--------
 民主党の前原誠司副代表は9日のテレビ朝日番組で、与党が給油新法案を衆院での再議決で成立させた場合に福田康夫首相の問責決議案を野党多数の参院に提出するかどうかについて「慎重であるべきだ。(首相が衆院を)解散してもよいという覚悟がないと出してはいけない」と述べた。

 同日のフジテレビ番組では武器輸出三原則を緩和すべきだとの見解を示した。「これからは(米国などとの)共同生産、共同開発が主流になる」と指摘した。
--------引用以上--------

  前原は以前から「タカ派」として知られており、防衛政策についてはむしろ自民党内の好戦的勢力(たとえば安倍晋三)と近いものがあります。石破茂防衛大臣とは雑誌で何度も対談しており、「中国は脅威だ」という発言までしています。
  まあ、言ってみれば、山田洋行みたいな連中に頭を撫で撫でされる要素は十分に持っていたわけです。マスコミが全然追及しませんが、この人もそういう筋から便宜を計らってもらっていたかも知れません。状況証拠は以下のニュースです。

防衛関連団体の理事退任 民主・前原副代表
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/071206/stt0712061757001-n1.htm
--------以下引用--------
 民主党の前原誠司副代表が、防衛商社「山田洋行」をめぐる不正経理事件で逮捕された元専務の宮崎元伸容疑者が昨年まで理事を務めていた防衛関連の社団法人「日平和・文化交流協会」の理事を退任していたことが6日、分かった。

 協会のホームページによると退任は5日付。前原氏の事務所は「8月末に党副代表に就任する際、退任を申し出ていた」と説明している。民主党議員で理事を務めていたのは前原氏だけだった。同協会の秋山直紀専務理事は安全保障関係議員に広い人脈を持つとされる。逮捕された前防衛事務次官の守屋武昌容疑者は証人喚問で、久間章生元防衛相や宮崎容疑者との宴席に秋山氏が同席していたと証言した。
--------引用以上--------

  団体名からして、アメリカの軍需産業とのつながりも感じますね。

  さらに、福田首相の解散の意志に配慮したかのような「問責決議しちゃだめ」発言までしています。建前としては解散総選挙につなげられるように効果的なタイミングを図れ、ということなのでしょうが、そういうことを言ってくれる人間が民主党内で一定の勢力を保っていると、参議院でただでさえ法案審議を妨害されている自民党・公明党には非常に助かります。

  そして、何より重要なのが、この記事を紹介しているのが「日本経済新聞」だということです。
  はっきり言っておきますが、この新聞は「グローバリストの広報誌」です。消費税は上げて当然という姿勢を隠しませんし、外資が企業乗っ取りに使えるようアメリカが年次改革要望書でねじ込んできた「三角合併」についても批判らしい批判は全くしません。はては、どう考えても●好景気ムードを捏造するような記事まで書いています。
  こういうメディアにとっては、今の自民党政権が続いてくれる方がいいのであって、自民党の構造カイカク路線に対して同調的で、日本の軍需産業を応援する(笑)前原のような人間は非常に都合が良いのです。

  しかも、前原は相当な「タカ派」です。どっかの国を不用意に脅威だと口にしたり、防衛予算はどんどん増やせと言ったり、あげくは、党代表を公然と批判して●独自の軍事行動をやろうと提唱したり、まあ表面的には非常に勇ましいオボッチャンという感じです。何か、安倍晋三と相通ずるものを感じるのは私だけでしょうか。
  自民党政権を正当化することしか頭にない「ネット右翼」や「自称保守」が、この前原を褒めちぎるのはこういう理由があるからです。
  
  この前原が、「松下政経塾」出身だということは、非常に重要です。
  当たり前ですが、この団体は、松下電器産業を作った「松下幸之助」の思想がベースになっています。その思想を簡単に言ってしまうと、
  こちらのリンクに面白い分析があります。

日本を滅ぼす松下政経塾(経済コラムマガジン)
http://www.adpweb.com/eco/eco217.html
--------以下引用--------
実際、松下幸之助氏は経済学者グループに「税金のない国家」の構想を作ることを要請した。この作業の結論が「日本再編計画ー無税国家への道」と言う書籍である。

 (中略)

松下政経塾イズムの考え方のもう一つの問題点は、収入(税収)と支出(財政支出)をタイトに捉えることである。したがって全ての財政支出に財源の裏付けを求めることになる。これまでは財政を赤字にすることによって、マクロ経済において民間の需要不足を補うことを行ってきた。しかしこれが日本の過剰貯蓄の一つの解消方法であった。松下政経塾イズムは、政府のこの機能を否定しているのである。
--------引用以上--------

  松下政経塾以外社会人経験がなく(笑)、何かといえば恩師である高坂正堯の文章を引用して格好つけたがる(笑)そんな前原クンが、小泉政権の郵政民営化を「徹底していない」と、さらに過激な民営化策を打ち出したのは、こういう思想が背景にあったからです。
  まあ、一言で言えば、「世間知らずの権威好き」、要するに民主党版安倍晋三です。安倍晋三の方が、父の秘書やら神戸製鋼でのサラリーマン(何をやっていたかは不明)をやっていた分だけまだマシかも知れません(笑)。


  さて、一つ疑問があります。どう考えても「自民党清和会」や「小泉チルドレン(笑)」辺りがお似合いな前原クンが、なぜ民主党にいるのでしょうか?

  理由は簡単で、前原クンは自民党の別働部隊なのです。

  こういうのを、「トロイの木馬」と言います。トロイの木馬というのは、古代ギリシアの叙事詩「オデュッセイア」に出てくる巨大な木馬で、中に人が隠れることができるようになっています。難攻不落の町だったトロイアは、この木馬を中に導き入れてしまい、トロイア側が勝利の美酒に酔っているうちに、中に隠れていたオデュッセウスらが味方を城内に引き入れたという筋書きです。
  まさに、孫子「謀攻編」そのままに、戦わずして勝つことができるわけです。正面決戦のために軍備を整えるより、こういう木馬を作る方が、結果的には安く済む上に、失敗した時の犠牲も少なくていいのです。
  興味深いのは、木馬を市内に引き入れる場面です。あまりにも大きいので、トロイアの自慢だった城壁の門を壊してしまおうという提案があったとき、ラオコーンとカサンドラという人物が反対するのです。そうすると、なぜか海から二匹の大蛇が出てきて、ラオコーンとその息子を絞め殺してしまいました。これを見て、市民も考えを変えて、やっぱり木馬を引き込もうということになったのです。
  つまり、トロイの木馬は、それ単体ではなく、側面から支援する「大蛇」のような役割があるとさらに成功しやすくなるということです。

  木馬を前原クン、大蛇を日経新聞をはじめとする大手メディア、そして、ラオコーンを小沢一郎代表だと思ってしまうのは、私だけでしょうか?

  今は参院選の対象があったおかげで、小沢代表のリーダーシップが効いているようです。しかし、今後、トロイの木馬の活動はいっそう活発化することでしょう。
  前原クンこそ自民・民主の大連立に最高の人材ですから、彼が再び代表の座に返り咲いたあかつきには、前原クンが敬愛する小泉サンや、中立性ゼロで連立政権樹立に走っちゃった読売新聞さんの肝いりで、「前原防衛大臣」もしかしたら「前原総理大臣」が誕生しちゃうかもしれません。
  そこで、民主党支持の方で、「無税国家は素晴らしい」などという妄想を信奉していないまともな神経の持ち主で、しかも京都市の左京区、山科区、東区にお住まいの方にお願いです。

  自民党民主党支部所属の前原クンを落選させてください!!(笑)

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