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2008.02.29(Fri)

「自分発」の良い循環 

  もうすぐ職場の異動があり、新居に引っ越すということもあるので、少し趣の違った文章でも書いてみようと思います。

  1月の首都圏中学入試から始まった受験シーズンも、昨日の都立高校合格発表でひとまず区切りがつきました。
  そうなると、年度終わりの飲み会などで、「今年の思い出」が語られることになるわけですが、そんな中でちょっと気になる語り口があります。それは、

  「今年のこのクラスはいいクラスだった」
  「今年の○○校、○○教室のメンバーは本当に雰囲気が良かった」


  という感じの言い方です。

  たしかに、クラスにしろ職場にしろ人の集まりなわけですから、摩擦が少なく、人当たりのいい人間が多い方がうまく行くに決まっています。協調性のない人間がいてもいいことはありません。人それぞれ個性があるとは言いながらも、社会的に見て絶対値がマイナスの人間というのは存在します。
  そういう「事実」「現実」を否定しているのではありません。

  しかし、私が気になるのは、上記のような話をしている当人が、「雰囲気任せ」「他者にゆだねっぱなし」になっていないかということです。

  良い雰囲気や明るい人間関係というのも、必ずその「出発点」があります。天性の根アカという人物もいるのかもしれませんが、だいたい暗くなりがち、マイナスになりがちの気持ちのベクトルを、努力して上向かせているのではないでしょうか。
  私の勤めている会社組織は比較的安定している方ですが、塾業界は人の出入りが頻繁な社会です。そうなると、今度の私がそうであるように、年度替わりの異動も発生します。意にそぐわない場所に行かされることも多いかも知れません。
  しかし、だからといってふて腐れたまま過ごしても何もいいことはないと思うのです。その場で出来ることを、怖じ気づいたりせずにやっていくことが大事です。環境のせいにしていては、自分も損をします。
  大切なのは、何事も出発点は自分だということです。そこに集まった人たちの品定めはせいぜい個人的な趣味にしなくてはなりません。
  最悪なのは他人を攻撃することです。「~なのは、○○が悪いからだ」と、その対象を排除するという流れはあまり好ましくありません。トラブルが起こる度に、生け贄を出すことにみんながよけいなエネルギーを使ってしまうからです。
  どうも、近年政治やマスメディアの世界では、そういうことが多いような気がします。なにかといえば公務員を目の敵にする政治家や、戦犯に公開リンチを加えないと気が済まないような報道のあり方が増えていると思うのです。そういうのはもちろん、悪質なプロパガンダという可能性もあるのですが、それ以前に人間の営みとして不毛だと感じます。自分を出発点にして物事に働きかけようという姿勢に欠けているからです。
  何も、できないことまで無理してやれ、ということではないのです。むしろ逆に、自分の出来ることを、しっかりと実行することに力を注ぐべきです。
  ただし、良い関係の出発点になるためには、他を益するという姿勢が必要です。お節介を焼けという訳ではなく、他人の利益「にも」なるような方法やタイミングで物事をやれということです。比較的小さい集団社会というのは気持ちや考えが循環していますから、よほど悪意のある人間が(複数)存在しない限り、結局は自分の利益として還ってきます。
  そういうことを、おせじやおべっかという風に悪いとらえ方をして実行しない人が多いのは残念なことです。

  このような考え方は、みなさんが上に立つ立場、リーダー的な存在であればより一層妥当すると思います。
  人が注目しているのは、とってつけたような叱咤激励や、会議の雄弁ぶりではありません。むしろ何気ない側面、たとえば物事をしている背中や、日頃のちょっとした言葉だったりするのです。

  進学や入社、配置転換などで新しい場所に移るとき、不満があるのは当然だと思います。はっきり言って私も通うのが面倒になるので3月からの異動はあまり嬉しくありません。そういう時こそ、新しい社会で自分発の良い循環を起こすように努力したいものです。つまらないと思っていた映画に、興味深い場面を発見する方が魅力的な営みだと思います。
  「住めば都」や「情けは人のためならず」というのは、本当なのです。マイナスを好む人はいませんから、まずは自分がマイナスの符号がついた人間にならないことが大切ですね。

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Comment

ろろ様、お互いに忙しくて大変ですね。
私は次回の転勤は、7月以降から5年ほど同じ場所だと聞いています。
しかも、感涙が流れそうなのは、これからは光ファイバー使えるんですw

ISDN地獄よさようならw

ともかく、お互い引越しの準備ですね。
これから大変です。
では、また参ります。失礼します。
三輪耀山 | 2008年03月01日(土) 16:22 | URL | コメント編集

●>>三輪さん

  いつぞやの転勤の時、ネット接続でずいぶんと苦労なさっていましたよね・・・。

  私いま引越の準備中なんですが・・・明日なのにまだ全然終わってません・・・。

  寝ないでやろうかな・・・。


  また、お待ちしております。
ろろ | 2008年03月02日(日) 00:56 | URL | コメント編集

●ひさしぶりです

改革(維新といいかえてもよい)を成功させる最大の秘訣は「味方を増やすこと」。
これは古代ローマのオクタビアヌス(初代皇帝)のやり方です。
「こねずみ」は敵ばっかり作ったから化けの皮がはがれた。
だからこの間の参議院選挙で自民党は大敗した。
今回のエントリーはこれにつながることがありますねえ。

このブログは「普通の人が見落としそうな一次メディアの記事をいくつか集めて、
ジグソーパズルのように組み合わせていくと見えなかった事実が見えてくる」
という珍しいやり方ですねえ。
これは諜報機関の分析官がよくやる方法と全く同じです。
これができる人が日本にはなかなかいないので、このブログはまめに読んでいます。
おしゃか | 2008年03月03日(月) 09:06 | URL | コメント編集

●お久しぶりです。

私の塾でも受験が終わり、一段楽した状況です。
>「今年のこのクラスはいいクラスだった」
  「今年の○○校、○○教室のメンバーは本当に雰囲気が良かった」
確かに、講師同士で飲むとこんな話題が出てきますね。
この話題が出てくると、悪い原因は生徒だったり、他の講師の悪口になってしまい
自分自身を省みるというのは、中々出来ないことです。
私も恥ずかしながらこのようなことを言っていたので、
ろう様の指摘を重く受けとめています。
それでは、ろう様の新天地での活躍を期待して、コメントを終えることにします。
エキゼエル | 2008年03月04日(火) 15:01 | URL | コメント編集

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