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2007.12.14(Fri)

【中朝ロ】これからは「沿海州」の時代? 

  このニュースは面白いです。

[経済] ロシア極東経済特区の建設、中国企業に機会提供
http://www.searchnavi.com/~hp/chosenzoku/news5/071126-2.htm
--------以下引用--------
終わったばかりのロシア 《中国年》活動から伝わって来た情報によれば、ロシア政府はウラジオストク市近郊の通商口に 《経済特区》を設立し、大規模な海外投資の誘致にて、この地域をロシア経済の東の大門として建設することになる。

黒龍江省社会科学院東北アジア研究所所長・宋魁は 《ウラジオストク経済特区の建設は中国企業に巨大なビジネスチャンスをもたらしてくれるだろう》と指摘した。

ウラジオストクはロシア沿海州地域の行政、工業、文化、商業の中心で、三方が海に囲まれている都市だ。

ロシア政府は 2007年以内にウラジオストク以外に、西北地区、西部地区、黒海地区など 4つの新型の通商口経済特区を建設し、今年年末前に通商口型経済特区の入札を完了しようと計画している。

宋魁は、ウラジオストク経済特区の建設は、豊かな建設経験を蓄積した中国企業にとって、絶好の創業機会を提供するだろうと述べた。

ロシア政府は計画により、ウラジオストクに飛行場を建設し、道路を修理することになり、このようなインフラ投資計画は今後 3年以内に完了することになる。 これと同時にロシアは 《沿海州と東シベリア地域にもいくつかの経済特区を建設》して、良好な投資環境を構築することになる。

宋魁は、ウラジオストク経済特区の建設はまだ始まったばかりであり、ロシア政府は今後何年かの内に大量の 《オイルマネー》を稼ぎ、沿海州地域のインフラ建設に投入することになると明らかにした。

宋魁は、これは中露貿易で何年もの間、辺彊貿易を主としていた局面を打開する上で助けになるだけでなく、中国企業のロシア進出において最も良い投資機会を提供することになるだろうと述べた。
--------引用以上--------

  ウラジオストクの場所を確認しておきましょう。

極東ロシア


  ウラジオストクがある日本海沿岸の地方はプリモルスキー(沿海州)と言われています。このブログでも何度か取り上げた「中国東北部」と隣接する地域というのがおわかりでしょうか。

  ウラジオストクは「極東のヨーロッパ」とも言われる場所で、シベリア鉄道の起点になっている駅です。ちなみに、モスクワとは約1万キロ離れています。
  この地域の発展は、ウラル山脈の西側である「ヨーロッパ・ロシア」に比べるとかなり遅れていると言われています。気候条件が厳しいのと、単純に首都から遠いからです。
  しかし、近年、シベリアの豊富な天然資源と結びつけて、この辺を経済開発の目玉にしようという動きも出てきています。上の記事は中国初の「希望的観測」とも理解できるのですが、以下の記事でも取り上げられています。

ウラジオストック開発にプーチン政権が本腰
http://www.melma.com/backnumber_45206_3829374/
--------以下引用--------

  中国主導の「東アジア共同体」、日中朝の「日本海経済圏」をつよく牽制へ
****************************************

 2012年、ウラジオストックでAPEC首脳会議の開催が決まっている。
 正式に露西亜は39億ドルの投資を決めており、年内に13億ドルがウラジオストック開発に注がれる。
ウラジオ空港の拡充と港湾整備、つぎにアルミ精錬所プロジェクトの実現、原子炉建設、さらに備蓄基地。
おどろくのは沖合ルスキー島にリゾートを建築するという不動産プロジェクトまで含まれていることだ。
「つぎの六年間に141億ドルを経済発展貿易省が約束している」(『ユーラシア・デイリー』、9月18日付け)。

 朝鮮の清津(ラジン)港開発は、北朝鮮でなく、中国が租借した上での開発を急いでいる。
 これは日本が「日本海経済圏」などと囃されて、中国が露西亜国境に「経済特区」をひらき、ロシアのポシェット港へ鉄道で繋げると言っていた時代(十年ほど前まで)、清津港の開発を、まさか、中国が行うとは考えていなかった。
 
嘗ての「日本海経済圏」構想は、事実上振り出しに戻っていた、と考えた方がいいだろう。

 ロシアの巻き返しは、プーチン政権の経済政策が、あまりにEU偏重であることへの極東からの反発と、取り残された極東シベリアに眠る資源開発に、ふたたび関心があつまってのプーチンのUターンが重なっている。

 アジア太平洋の時代と騒がれて、ロシアが極東開発へおもい舵取りをしたのは、じつはプーチン政権からである。

 ▼ 総予算が787億ドルとなると大法螺に聞こえるが。。。

プリモール県知事のセルゲイ・ダルキンは、APECウラジオ会議の重要性を突破口に、各種大プロジェクトの誘致に成功した。
 ダルキン知事は、APEC準備に58億ドルという途方もない予算を要求し、「こうしなければシベリア、極東から人口はますます減少するだろう」と警告を忘れなかった。
 漁場基地の拡充も、ことさらのように付け加えられた。

 さらにダルキン構想では、造船所を建設し、ウラジオストック周辺を一大「経済特区」へと生まれ変わらせ、アジア太平洋時代に対応するというもの。

かれの構想に従えば、「総予算は787億ドルにも達するが、地域GDPは2020年までに現在の六倍になると見積もられる」と豪語した。(インターファックス、9月10日)。
--------引用以上--------

  この記事の見方が面白いのは、ロシアの沿海州開発を単純な経済的動機ではなく、中国との主導権争いととらえていることです。

  実は、ウラジオストク周辺が、つい最近まで「中国領」だったということはご存じでしょうか。

  正確に言うと、1910年まで中国を支配していた「清」王朝の故地が、この近辺なのです。清は女真という民族の王朝で、かつては「金」(中国語の発音はjingなので清と同じ)という王朝を作り、華北一帯を支配したことがあります。その後、元や明といった王朝の支配を受けますが、万里の長城の外で、シルクロードという地政学上の急所から外れた地区にいたため、ゆるやかな支配に止まりました。
  沿海州やアムール川近辺が中国とつながっていたのは、清という異民族王朝が支配していたからなのですが、この地域は19世紀に入ってロシアからの激しい南下圧力を受けることになりました。ロシアの支配が決定的になったのは、1860年の「北京条約」です。イギリス・フランス連合軍と清が戦った「アロー戦争」という戦争の仲介を、ロシアが買って出たので、その「手数料」として、沿海州を割譲したのです。
  いわば、帝国主義によって奪われた領土ともいえるわけで、ただでさえ「中華思想」で自意識が尊大な中国には、ある意味屈辱でしょう。

  では、このウラジオストク経済特区と、それに続く極東開発で、日本がすべきことは何か?

  このブログをご覧になっている方なら、こういう時に私はいつも「大陸に権益を持ってはいけない」と言っていることを思い出すでしょう。
  基本的にその考えは変えるつもりはありませんが、この構想に限っては「ロシア主導の経済開発に手を貸すべき」と断言します。
  理由は簡単で、そうすることが各国の力関係の維持、すなわちパワーバランスの面からみて一番妥当だからです。宮崎氏の記事にもあるような中国主導の「東アジア共同体」などというものが出来てしまったら、ただでさえ膨張している中国が勢いづくのは間違いありません。これ以上中国が軍事力を拡張すれば、いずれは朝鮮半島併合、次は沖縄、などという風に、やがて日本に魔の手が及ぶのは間違いありません。
  地政学的に見ても、13世紀に似たような状況がありました。モンゴル系の「元」王朝が、金と宋(淮河以南にいたので「南宋」とも言う)を滅ぼし、高麗とベトナムを支配下に置いて、日本をのぞく東アジアを征服したことがあります。つまり、「大陸に敵なし」の状態になったわけです。その後、「元寇」といって、二度にわたる日本への侵攻が行われたことは、みなさんもご存じのはずです。
  あのときは対馬と壱岐がやられるだけで、水際の攻防に日本の御家人が勝利しました。なにより、北条時宗という毅然としたリーダーが存在し、元の軍門には下るまいという意思表示をきちんと行うことができました。
  
  では、今の東アジアに「元」が登場した時、日本に北条時宗が出てくるでしょうか?

  今の政界を見てみると、それが望み薄なことに気づきます。それどころか、自民党にも民主党にも、「媚中派」とかいう連中がウヨウヨしているのに気づくでしょう。代表格は●「東アジア共同体」を熱心に提唱されているチンパンジー似のこの方です。公明党に至っては、政党自体が中国の犬みたいなものです。
  そういう状況ですから、「東アジア共同体」を推進しながら、しかも日本の都合の良いように持って行くのは非常に難しいのです。

  そのためには、中国を牽制する力のある勢力、具体的に言えば「北朝鮮」と「ロシア」を中国にぶつけるしかありません。日本が単独で中国を封じ込めるには、原子力潜水艦や核ミサイルがどうしても必要になります。こういうものを日本の今の制度で導入するのは難しいでしょうし、だいいちアメリカがやすやすと許すとは思えません。 
  ロシアを調略して、日本の思い通りに動かすのは、日本の情報力やコネクションではまず無理です。そうだとすれば、相手の用意した機会を利用するしかありません。
  ロシアは、沿海州という土地を手放してもいいなどと思っているはずがありません。ここを落とせば、太平洋への窓がなくなるだけでなく、後背地のシベリアが中国の圧力に晒されることになるのです。淡水が枯渇し、●資源のために大量虐殺を支援している悪徳国家が、シベリアを狙っていないはずがありません。げんに、シベリアには少なからぬ中国人労働者が入り込んでいます(上の地図にある「ハバロフスク」など中国人だらけ)。
  ロシアのその部分の動機だけは絶対に変わることはありません。どんな駆け引きをしても動かない「オセロの角」なのです。そうだとすれば、日本はそこを使っていくべきです。

  それに加えて、もう一つの牽制勢力である北朝鮮を巻き込むには、「沿海州開発に中国の朝鮮族および北朝鮮の朝鮮人労働力を使う」という手があります。
  ●こちらのリンクにもあるように、中国の朝鮮族のかなりの数が韓国への「訪問就業」に従事しています。また、北朝鮮にも、「ケソン工業団地」に代表されるように、いくつか工業地域があるほどです。
  これを、なんとか沿海州に持ってこられないものでしょうか?こういうときのために、「在日朝鮮人」という連中がいるように思うのですが・・・。

  ともかくも、この地域の情報は今後も見逃せませんね。

<参考記事>

●地政学を勉強してみよう(3)
●地政学を勉強してみよう・追補
●韓国が中国に飲み込まれる日

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Comment

昨日は失礼しました。

鈴木宗夫議員と佐藤優氏がいれば…

そういえば、ろろさまが気になさってる新潟はロシアとの関係が強い場所ですね。
最近ロシア人がいた場所が県警主導(だったはず)で強制撤去され町中に入り込んだりして犯罪に繋がらないか気になってるんですが…
む~ | 2007年12月14日(金) 15:58 | URL | コメント編集

●>>む~さん

ロシア人の数が増えてくると、面倒になると思いますね。なにしろあの連中は酒が好きですから。

私が新潟の取材記事で提唱した「現代の出島」である国際貿易特区を作って、新潟東港周辺から出さないようにすればいいのです。

あと、ロシア側にもウラジオストクかナホトカ(韓国資本が食い込んでいない後者が日本には都合がよい)に似たような地区を作るよう提案すべきです。中央を通さず、沿海州の地方政府を一本釣りしましょう。金や技術なら出しても構いません。アメリカに命じられて結局欧米に横取りされる北朝鮮の復興資金よりはずっとマシです。
ろろ | 2007年12月16日(日) 13:11 | URL | コメント編集

●>ろろさま

お返事ありがとうございます。
ショッピングセンターなどで見かける分には大人しいんですが…

お返事内容ですが、ロシアに干渉する価値は支那や朝鮮に比べたらあるのは間違いないですね、ただ日露戦争後や最近のヨーロッパとロシアとの関係見ていると「日英同盟決裂再び」という事ににならないような外交をしなければならないはずですが、適当な人材やコネが日本にあるんでしょうか?
む~ | 2007年12月16日(日) 15:26 | URL | コメント編集

●もうね……

>代表格は●「東アジア共同体」を熱心に提唱されているチンパンジー似のこの方です。

チンバンジーに失礼でした。↓
http://iori3.cocolog-nifty.com/tenkannichijo/2007/12/post_bb74.html

「あんたがバカなのは勝手だが、そういう人間が総理の椅子にふんぞり返っていると、日本全体がバカとして世界中からナメられんだよ。さっさとリタイアせいや!」
のらくろ | 2007年12月16日(日) 18:59 | URL | コメント編集

●コメントありがとうございます

>>む~さん

>「日英同盟決裂再び」という事ににならないような外交をしなければならないはずですが

  ?? 日英同盟が決裂したのは、「人種差別撤廃提案をした日本政府の能天気ぶり」と「オレンジ計画に基づいた四カ国条約締結時のアメリカの横槍」ですが・・・。
  今現在極東地域でロシアと欧州諸国の利害対立はありません。ただ、本格的にドイツやフランスがロシアのエネルギーに依存することになれば、イギリスが黙っているはずはないですから、その点には注意が必要です。
  なにしろ、イギリスも国際金融資本(HSBCなど典型例)に支配されていますが、彼らは中国を崩壊まで使い倒すつもりでいるというのがやっかいです。それが終わったら、きっとロシアを攻撃する鉄砲玉として使われる、そんな気がしてなりません。

>>のらくろさん

  自民党にはあんなのしかいませんから、仕方ないですよ。

  日本を操っている層は多分、あれで中国との相互依存を進めて、次に中川昭一あたりを立てて中国と軍拡競争に持ち込むつもりなんじゃないでしょうか。それが一番儲かりますからね。
ろろ | 2007年12月18日(火) 11:21 | URL | コメント編集

●>>ろろさま

ろろさま、お返事ありがとうございます。

日英同盟決裂は日露戦争後に日本とロシアが急接近しイギリスに警戒され同盟決裂に繋がった、と詳しく解説したサイトなりコメントがあり頭に残っていたんです。

む~ | 2007年12月19日(水) 08:40 | URL | コメント編集

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