2017年10月 / 09月≪ 12345678910111213141516171819202122232425262728293031≫11月
--.--.--(--)

スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
EDIT  |  --:-- |  スポンサー広告  | Top↑
2007.12.10(Mon)

「国際協調」という病気 

  日本人は「平和ぼけ」にかかっているなどとよく言いますが、私は「国際協調ノイローゼ」の方がよほど深刻だと思っています。
  我が国の首相からして、この病気の患者だということがよくわかる記事がありました。

福田首相、日本の存在感の薄れ懸念 外交政策勉強会
http://www.asahi.com/politics/update/1210/TKY200712100043.html
--------以下引用--------
 福田首相が外交課題について有識者から意見を聴く「外交政策勉強会」(座長=五百旗頭真・防衛大学校長)の初会合が9日夜、東京都内のホテルで開かれた。首脳外交の戦略を練る場として立ち上げた勉強会で、月1回のペースで開く予定だ。

 五百旗頭氏によると、首相は冒頭、日本の国民総生産(GNP)の世界に占める割合の低下をはじめ、外交や経済で日本の存在感が薄れていることに懸念を示し、「日本の国際社会の中でのシェアが小さくなっている。我々はどう努力していったらいいか意見を聞きたい」と述べた。

 出席者からは「日本の国際的プレゼンスが非常に低下し、中国や韓国、インドなどが活躍している」などとして、積極的な外交の展開を求める声が相次ぎ、中国との関係を重視すべきだとの意見も大勢を占めた。中国側も経済成長一辺倒ではなく、環境やエネルギー分野で対日関係を重視する動きが出ているとして協力強化をめざすべきだとする指摘もあった。
--------引用以上--------

>日本の国民総生産(GNP)の世界に占める割合の低下

  どこかの政党が進めている「カイカク」とやらが内需を破壊しまくっているからじゃないんでしょうか?

  あと、安倍内閣の頃は「実質GDPが成長しているから経済成長しているんだ!」とか言っていませんでしたっけ?まあ、デフレがどんどん進行すれば名目GDPが下がっても数字が上がり続ける実質GDPなど、たいした意味はありませんが、9月まで喧伝していたことと全く違うことを口にしている与党というのもどんなもんなんでしょうね。

>日本の国際社会の中でのシェアが小さくなっている。

  日本製の工作機械やロボットや精密部品が世界で使われなくなっているなんて話はどこでも聞きませんが・・・日本人研究者の書いた論文の引用数も、かなり高い水準にあります(●こちらのPDFを参照)。貿易も活発に行われており(これはこれ自体かなり問題があるのだが)、日本製品は世界中で使われていて、ODAの金額でも上位に入っています。
  まさか、福田首相は日本がイギリスやアメリカみたいな国際政治のプレーヤーになってほしいとか思っているんでしょうか?
  はっきり言いますが無理です。国際政治というのはヨーロッパや中東でやっているものです。たとえば、イスラエルの核開発が疑われているとかいう話になった時、日本は独自に動いてイスラエルに働きかけたり、イスラエル国内の情報を取ってきたり、そういう活動ができるでしょうか?できるわけがありません。そんなコネも人材も日本はないからです。
   まともな諜報機関も防諜機関もない日本が、謀略渦巻く世界に飛び込んでいけるわけがありません。そんな国なら、福田首相のように「留学生を100万人呼ぼう」などと、自国の文化破壊や治安悪化を招く間抜けなことを言っている阿呆が国家のリーダーに選ばれるなんていうことはありません。(アメリカの大統領は例外だが・・・)

  だいいち、国際社会の中で「でかい面」をして、日本にとってどういうメリットがあるんですか?

  戦前、そういう「でかい面」をして、何かいいことがあったでしょうか。●人種差別撤廃を訴えたら、同盟相手だった植民地支配バリバリのイギリスから白眼視されて、日英同盟を解消されるきっかけになりました。白人をアジアから追い出して日本が盟主になるんだとかいう●東亜新秩序を提唱して、行き着いた先は米英との戦争と300万人の死者でした。
  
  この首相もそうですが、今の日本には「国際的な貿易だとか友好関係がないと日本は終わりだ」「外国からよい評価を受け続けなければいけない」という人間が多すぎます。それを私は「国際協調ノイローゼ」と言ったわけです。
  他国と協調するといいますが、要するに他国に余計なことをしないのが一番なのではないでしょうか。たとえば、企業が進出すれば、地元企業の雇用を奪ったり、利益をその国から奪ったり、環境を破壊したりするわけです。それなら、初めからそんなことはせず、日本国内で日本人を相手に商売をしていればいいではありませんか。
  それなら、その利益を当該国に還元すればいいじゃないかという人もいそうですが、馬鹿げています。そんな回りくどいことをする必要はありません。仕事が増えれば、それだけ公務員の人員も税金もかかるのです。
  だいいち、この論理がおかしいのは、企業の海外進出が当然だという暗黙の前提があるところです。そういうことを根っこの部分から考えないから、「産業の空洞化」という言葉は知っていても、現状を変えられないのです。

  そういう風に考えると、国際協調ノイローゼというのは、グローバリスト企業が世界に向けて進出していく(その分日本人と日本経済をないがしろにする)ためのプロパガンダの結果だと思えなくもありません。「国際的」という美辞麗句があれば、左翼は喜ぶでしょうし、右翼も反対しないからです。

  先日●「呉清源・極みの棋譜」という映画を見ました。内容についての評価はさておき、この映画には一つとても興味深い点があります。それは日中戦争直前の日本には中国人をはじめとする外国人がたくさんいて、想像以上に「国際化」していたということです。
  当時の日本は、第一次大戦を契機に工業生産を拡大して、様々な国、特にアジアに対して輸出を伸ばしていました。そして、中国を初めとするアジア各国から留学生をたくさん受け入れていたのです。呉清源氏のように、日本に活躍の場を求める中国人もたくさんいたでしょう。そして、映画の中で見られたように、中国人に対する日本人の姿勢は、戦争が始まるまではかなり穏やかなものでした(帰化したら差別もされず、徴兵の対象にさえなる場面が出てくる!)。
  そういう時代だったにもかかわらず、いや、そういう時代だからこそ、戦争になったのです。当時の日本の支配層は、冷静な国策選択ができませんでした。いろんな利害に絡み取られていたからです。
  今の日本の政治家たちは、その時の教訓を生かせる人たちでしょうか?私にはそうは思えません。

  日本は日本でしかありません。せっかく人口もいて産業も発達しており、世界的に枯渇する水資源にも恵まれているのですから、もっと国内のことに目を向けてもいいのではないでしょうか?
  国内政策のミスを、国外で山を当ててチャラにする、という考えは危険です。構造改革や財政均衡志向によって国内需要を破壊したことと、「国際社会でもっと注目されたい」という福田首相(自民党清和会)の感情は、決して相反するものではないのです。

  このことに、もっと多くの人たちが気づいてほしいと思います。

★人気blogランキングへ←クリックして応援よろしくお願いします。

当ブログは「自エンド」(自民党壊滅キャンペーン)を提唱中です
「自エンド」バナー「自エンド」バナー「自エンド」バナー



【PR】生活破壊を許すな~郵政民営化見直しを
ストップ!郵政民営化ストップ!郵政民営化ストップ!郵政民営化



スポンサーサイト
EDIT  |  12:06 |  地政学・国際関係  | TB(2)  | CM(9) | Top↑

Comment

●日本は日本らしくがベスト

公の場で「どんな日本がいいと思う?」って聞く首相って、周辺の者は情けないと思わないのでしょうか。日本国内ならともかく民族も宗教も違う外国人にいったらどう思われるか。日本のことは日本人が決めるのが本来は当たり前で、その姿は外国からみれば情けない姿を晒しており、馬鹿にされるという基本的なことがわかってないんですね。
外国のことは外国の人間が決める。日本のことは日本人が決める。他国に干渉しない。相互不干渉がいいと思います。そもそも差別意識の高い白人に気にいられようと行動したら、都合良く利用出来る駒でしかなく、表立って反対したら潰すだけと思ってると思います。
国際社会の活躍なんて目指すだけ虚しいですね。日本にとっては、なるべく目立たないほうがいいのかもしれません。それに本当に良い物なら、何もせずとも周りが真似をするはずです。そのほうが日本も余計な金がかからず楽だと思います。
今日本がすべきは国内を立ち戻させることです。多分その立ち戻し方が良かったら真似する外国も出てくるかもしれません。
他国にお節介やくとその国の人間に嫌われる恐れもありますので。(いい見本がアメリカですね。自国の正しさを他国に押し付け、逆らうと暴力をふるう。はじめは皆怖がっていたのに、いつしか嫌われるようになった)
日本は日本らしく振る舞う。同感です。国際社会とかいって無理しないことですね。イラクで無理して空軍をいつまでもおかないで、本来の日本警備のほうがいい。輸出や輸入に頼って無理するより国内での経済立て直しのほうがいいのと同じですね。
幸未来願 | 2007年12月10日(月) 23:12 | URL | コメント編集

●先ほどのコメントの要点

先ほどのコメントがうまくまとまらなかったのでもう一度コメントさせてください。要点は二つありました。
一つ目が最近?の与党は勉強会や会合他の名目で外資系やグローバル化した企業や顧問となった外国人との意見を聞く場が多いように思います。彼等外国人からしたら、自分達の都合の良い政策をしてもらいたいから、これをいい機会ととらえ、して欲しい政策や資金を提供したりするのではないか。政治の隙間から外国人が日本人を操る手法は明治維新から変わっていない。彼等からは同じことをされてる日本人(与党)をカモがネギしょってきてる情けない奴らと思ってもおかしくありません。
二つ目は、そんな彼等のいいなりになって無理に国際貢献するより、自分達(日本)の背丈にあう行動をしたほうがいいということです。
二回に続けてコメントになってしまいすみませんでした。
幸未来願 | 2007年12月11日(火) 01:11 | URL | コメント編集

●>>幸未来願さん

  貴君のコメントはいつも鋭いですね。

>与党は勉強会や会合他の名目で外資系やグローバル化した企業や
>顧問となった外国人との意見を聞く場が多い

  というか、諮問会議にそういう人たちが入り込んでいますからね。コンサルティング会社の何とかマネジャーとか、虚業の連中ばかりです。

>彼等外国人からしたら、自分達の都合の良い政策をしてもらいたいから、
>これをいい機会ととらえ、して欲しい政策や資金を提供したりするのではないか

  それはおそらく、日本以外の社会での「常識」なのだと思います。日本人の支配層が、それに対して鈍感極まりないことに、見ていて腹が立ちます。

>外国人が日本人を操る手法は明治維新から変わっていない。

  あの時代から、日本はものごとを自分で決められなくなりました。だから、私は明治維新を否定するのです。シーパワーという劇薬を用いたのは信長・秀吉が最初ですが、あの頃はまだ日本の知恵の方が勝っていて、信長は暗殺され、秀吉は一代で終わりました。しかし、明治維新では結局長州を政府から追い出すことは出来なかった。
  そして、長州は岸・佐藤→福田(→中曽根)→小泉→安倍というラインで、確実に生き延びているということです。外国とチャネリングするのは、いつでもこの長州ラインだと思えば分かりやすいのです。田中角栄の政治的抹殺によって、彼らが徐々に巻き返し、最終的には郵政選挙で完全に国家を乗っ取ったのだと・・・。

>無理に国際貢献するより、自分達(日本)の背丈にあう行動をしたほうがいい

  これを、多くの人たちに分かってもらいのです。普通の人々、特に若い人や主婦の方に知ってほしいと思っています。
  安倍や小泉に同調して国士気取りになっているバカ右翼や、経済の話題に頬被りする自称保守、自国を外国人に浸食されるのを喜んでるアホ左翼や欧米かぶれには期待していません。
ろろ | 2007年12月11日(火) 01:46 | URL | コメント編集

●TBです

何時になったら日本は(政治的に)英国を超えられるのでしょう?
http://sun.ap.teacup.com/souun/1241.html
早雲 | 2007年12月11日(火) 18:26 | URL | コメント編集

●パワー

前のエントリーなのに遅いコメントで申し訳ありません。

>長州は岸・佐藤→福田(→中曽根)→小泉→安倍というラインで、確実に生き延びているということです。外国とチャネリングするのは、いつでもこの長州ラインだと思えば分かりやすいのです。田中角栄の政治的抹殺によって、彼らが徐々に巻き返し、最終的には郵政選挙で完全に国家を乗っ取ったのだと・・・。

その田中は長州ラインを突破する為に中国の力を借りてしまったということでしょうか?
そしてそういう「内敵を打破する為に外の力を導入するのは侵略を許す行為」の
典型に嵌ってしまったとか。
そしてその田中のラインを崩す為に長州ラインはアメリカの力を借りて、今や草刈場の様相とか。

夕焼け | 2007年12月12日(水) 10:57 | URL | コメント編集

●>>夕焼けさん

>その田中は長州ラインを突破する為に中国の力を
>借りてしまったということでしょうか?

  「借りて」はいないと思います。ただ、本気で「環日本海経済圏構想」みたいなものを考えていて、中国・ソ連を巻き込もうとしていたことは、新潟のインフラ整備の様子から容易に推測が出来ます。田中派が中国と癒着したというのは、角栄氏が一線を退いたあと、具体的に言うと角福戦争の後です。
  ていうか、自民党の中にいわゆる「媚中派」を形成するのにもっとも活躍したのは、

   「中曽根康弘」

  ですよ。なんといっても、胡耀邦に遠慮して靖国神社参拝をやめて、向こうに攻め手を与えた人間ですからね。こいつをつるし上げないことには始まりません。自称保守の田中角栄批判はズレています。
ろろ | 2007年12月12日(水) 12:03 | URL | コメント編集

●るいネットからTBさせていただきました

>国際協調ノイローゼというのは、グローバリスト企業が世界に向けて進出していく(その分日本人と日本経済をないがしろにする)ためのプロパガンダの結果だと思えなくもありません。

国際協調ノイローゼとは、上手くいったものです。感心しました。
ノイローゼとは、四面楚歌の状態でにっちもさっちもいかなくなった状況下で陥る疾患でしょうから、その意味では、適切な表現ですね。
まさに国際金融資本やアメリカの外圧と、日本国内の世論、そして自らの保身、そして日本人としての本源性という潜在思念から来ているはずの、「わかっちゃいるが、、、」そうせざる終えない・・・といった内圧。。。

グローバリストたちの、もっといえば国際金融資本たちのプロパガンダというのは、もはや事実と言えると思います。

最近のるいネットの投稿に、京都議定書の真相を分析した記事が載っていましたので、是非時間があれば、ご一読ください。
“京都議定書で嵌められた日本 1 『EU各国が8%の削減でまとまったのはなぜか?』”http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&m=166921


遊撃手 | 2007年12月13日(木) 22:58 | URL | コメント編集

●>>遊撃手さん

  ありがとうございます。記事の方早速拝見いたします。

  るいネットの投稿は、レベルが高いですね。自分にはまだ「共認」や「私権」の意味がよくわかりませんが・・・。

>まさに国際金融資本やアメリカの外圧と、日本国内の世論、そして自らの保身、
>そして日本人としての本源性という潜在思念から来ているはずの、
>「わかっちゃいるが、、、」そうせざる終えない・・・といった内圧。。。

  ええ、実際問題、かなりいろいろなものが絡まっていると思います。しかし、一番大きいのは「教育」ではないでしょうか。
  ナショナリスト養成でもなく、かといって八方美人にするでもない認識を育てるべきです。右は優越感を抱く対象として、左は自分の不満を投射する材料として、外国を気にしすぎです。「田舎のおばあちゃん」や「子持ちの主婦」みたいな人びとでも無理なく受け入れられる認識こそが大切です。
  その点で、「国産大好き」という消費傾向は、とてもいいんじゃないかと思います。靖国神社とか天皇なしに、そういうレベルから自国というもののありがたさを認識させる教育をすべきだと思います。
ろろ | 2007年12月14日(金) 01:44 | URL | コメント編集

●るいネットへの投稿をオススメします!!

ろろさん、こんばんは。

「共認」は、読んで字のごとく、共に認め合うこと。人類社会は、課題や役割や規範や方針を共認することによって統合されています。体(=本能機能)と頭(=観念機能)の中間に位置する「心」や「感情」や「共感」は、「共認」の範疇にあると考えています。
「私権」は私的権益で、平たくいえばお金や地位や女のこと。

これらの新しい概念や言葉を創り出さないと、社会の構造や次代の可能性を正確に捉えられなかった為に、考案された言葉群です。既存の「旧観念」群では、思考が絡めとられてしまい、追求が前進しないんです。

前置きが長くなりましたが、
「教育」はとても大事ですよね。しかし将来の国を担う「教育」さえもが、敗戦後のアメリカの洗脳作戦をはじめとして、日本の良さはほとんど踏みにじられ、そればかりか、欧米礼賛の意識は強固に残存し続けているのが現状だろうと思います。
そこを打破するため、ネット上で、こうして皆さんと「共認」し、本物の教育の道を開いていきたい!と思っている次第です。
また、教育の影響と同時に「マスコミ」の悪影響が、緊急性の高い課題とも捉えています。

ろろさんは、るいネットを結構読んでおられるようなので、今度は、是非、投稿を期待したいです。関心の高いジャンルや話題から、是非発信してみてください!
期待しております。
遊撃手 | 2007年12月20日(木) 20:22 | URL | コメント編集

コメントを投稿する


管理者だけに表示

▲PageTop

Trackback

この記事のトラックバックURL

この記事へのトラックバック

遺棄化学兵器処理めぐる汚職疑惑

 「ぼやきくっくり」さんのエントリーによると、12/5の「アンカー」青山繁晴の“ニュースDEズバリ”で、「遺棄化学兵器処理」が話題になっていたようです。↓ 「ぼやきくっくり」さん「アンカー」遺棄化学兵器処理めぐる汚職疑惑&東シナ海ガス田より、 青山繁晴 「はい...
2007/12/10(月) 12:30:08 | Dogma and prejudice

朝日の馬鹿社説と食糧自給率

 昨日の朝日新聞の社説に、まぁ、何時ものアサヒったアレでは無いものの、大変滑稽でけったいな、何故か導き出される筈の結論が導き出されていない、所謂「痛い論説」が載せられ...
2007/12/10(月) 22:52:10 | 或る浪人の手記
 | BLOGTOP | 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。