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2007.10.29(Mon)

食品偽装の真の原因~人間のための経済を取り戻せ! 

  ●以前の記事で取り上げた比内地鶏の偽装問題の続報です。

「比内鶏」正社員15人解雇へ
http://www.yomiuri.co.jp/gourmet/news/20071029gr02.htm
------------以下引用------------
 秋田県大館市の食肉加工・製造会社「比内鶏」(藤原誠一社長)が比内地鶏の製品を偽装していた問題で、藤原社長が同社の正社員15人全員に対し、解雇の方針を伝えたことが28日、わかった。

 同社の桜井久美営業課長によると、27日、同社に全社員を集めて説明会が行われた。藤原社長は冒頭、偽装問題を起こしたことについて、「迷惑をかけて申し訳なかった」と謝罪した上で、「会社の存続が難しい」と解雇の理由を説明したという。
------------引用以上------------

  ある意味「当然」の結果ではあります。しかし、人口減少率が全国でトップクラスの秋田県で、しかも県庁所在地でない都市で正社員の雇用が15人分なくなるのはかなり痛いです。
  こういう事態を指をくわえて見ているわけにはいかないと、行政も動き始めました。  

「比内地鶏」確認書を発行=ブランドの信頼回復へ-秋田県
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2007102601204
------------以下引用------------
 秋田県大館市の食肉加工会社「比内鶏」による「比内地鶏」の偽装問題で県は26日、ブランド回復に向けた当面の措置として、生産者などに対して本物の比内地鶏であることを示す知事名の確認書の発行を始めた。1カ月をめどに新たな認証制度も創設する。
 県によると、対象は比内地鶏の生産者とひな供給業者で、適正に生産、管理、出荷されていることが確認できれば、県が「他の鶏と混じることのないよう生産管理されていることを確認した」と書かれた確認書を発行。小売店などは、生産者などから渡された確認書の写しを店頭に表示できる。
------------引用以上------------

  そもそも、秋田県がなぜこのような認証制度を始めるのか。別に住民を助けたいわけではありません。税収がなくなるのが困るからです。つまり、地方企業だけではなく、地方自治体もまた日本円という貨幣の獲得に血道を上げているわけです。

  その地方自治体ですが、現在は「構造カイカク」という兵糧攻めによって、正常に稼働するための金銭さえも足りなくなってきています。
  たとえば、平成10年に約770億円あった秋田県の一般会計予算でうすが、平成19年には約690億円しかありません(特別会計の約261億円も前年比で26億円減)。公共事業費など、ピーク時の3分の1にまで落ち込んでいます。
  こういう状況で、比内地鶏の認証制度の運営のために割く予算や人員が確保できるのでしょうか。私には疑問です。

  このような地方財政の悪化にはちゃんと仕掛けた人間たちがいるのですが、この動きの「犯人」たちが、最近新しい動きを見せました。

都道府県ごとに経済財政モデル、年度内に作成へ
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20071027i413.htm?from=navr
------------以下引用------------
 政府の経済財政諮問会議メンバーらが地方都市を訪れる「経済財政に関する地方会議」が27日、高松市で開かれた。
 大田経済財政相のほか、民間議員の伊藤隆敏・東大教授、八代尚宏・国際基督教大教授が参加し、四国地方の経済人と意見交換した。今後、月1回のペースで開く計画で、2回目は11月に青森市で実施する。

 大田経財相は終了後の記者会見で、都道府県ごとの経済財政モデルを新たに作成し、社会保障などの分野で給付と負担の先行き見通しを年度内に示す方針を明らかにした。「社会保障制度の変更は、高齢化の進んだ地域ほど影響を受ける。地域ごとに細かく見ることが必要」と述べた。年齢ごとの人口構成の推移などに基づいて、先行き10年程度の予想値を示す見通しだ。今後の年金制度改革などの議論に生かす狙いがある。

 この日の会議では、愛媛県のタオル製造会社社長、高知県の運送会社社長などが出席した。「高速道路網を早期に整備して」「公共事業を急激に減らさないでほしい」など歳出増を求める声が相次いだ。

 諮問会議は地域再生の柱の一つとして、農地を集約して大規模化するとの方針を示している。これに対し、会場からは「徳島県は山間地の比率が高く、大規模化したくてもできない。全国一律の施策は問題だ」と厳しい意見が出た。

 内閣府が地方の経済人との意見交換の場を設けたのは、福田内閣が地方再生を重要施策の一つと位置付けたのを受け、諮問会議の審議に地方の声を反映させるためだ。
------------引用以上------------

経済財政諮問会議

  ●以前の記事でも紹介しましたが、この団体こそ日本におけるグローバリストの大本営です。民間議員と称して、グローバリスト企業の役員が参加しているだけでなく、進行役である大田経済財政相は竹中平蔵の弟子である筋金入りの新自由主義者です。

>年齢ごとの人口構成の推移などに基づいて、先行き10年程度の
>予想値を示す見通しだ。

  これでとりわけ悲惨な人口構成を見せ「ショーシコーレーカ」という魔法の呪文で、歳出削減を正当化するつもりです。

>農地を集約して大規模化するとの方針

  あのライブドアの堀江元社長が「農業は儲かる」と発言していたのは、これがあるからです。大規模化された農地をモンサントやドールのような外資系アグリビジネス企業が買い取り、そこに中国人やベトナム人、フィリピン人(研修生という名目ですでに大量に入ってきている)を送り込んで、奴隷のようにこき使う。これこそ、21世紀型のプランテーションです。まさか、日本でこれをやろうと思っている人間がいるとは思いませんでした。
  このように、経済財政諮問会議の目的は、地場産業である農業や食品加工産業をさらに衰退させ、農地を大企業が支配し、失業者を増大させることで雇用市場を買い手市場化することです。名目はもちろん「国際競争力の強化」です。みなさんは、絶対にこんな言葉に騙されてはいけません。

  次期政権を担う非自民党政権には、是非この悪の巣窟を叩き潰してもらいたいものですが、この団体は既存のシステムを効率よく回すためのエージェントに過ぎません。本当の問題は彼らを生み出している仕組みなのです。

  そもそも、なぜ食糧自給率が高く(167%)、秋田杉のような木材も算出し、ハタハタに代表されるように漁業資源も豊富なはずの秋田県が、なぜ財政悪化で苦しめられ、生活が危なくなっているのか、みなさんはお考えになったことがあるでしょうか?

  秋田県は公共事業に頼ってばかりで、自助努力が足りないから?

  そう考えている人がいるとしたら、はっきり言って馬鹿です。あなたはグローバリストに洗脳されています。今すぐテレビや2ちゃんねるを見るのをやめた方がいいです。

  それでは、その公共事業とやらに秋田県が頼らざるを得ないのはどうしてでしょうか?簡単です。そうやって貨幣価値(要するにカネ)を分配しないと、住民の生活が成り立たないような仕組みができあがっているからです。
  比内地鶏を燻製にして全国に販売しているのも、同じなのです。秋田県は人口が少ないので、総需要には限界があります。そんな中で、以前も述べたように、企業は金利の負担を抱えながら事業規模を拡大することを余儀なくされる場合が多々あります。
  そこで、県外に需要を求めることで、生活の糧である日本円という通貨を獲得しているということなのです。

  しかし、ここで問題になるのは、このような手段で貨幣を獲得したとしても、結局地方は大都市の資本に屈服する運命にあるということです。

  たとえば、秋田県であれば、公共事業を続けるための補助金や地方交付税を中央政府に握られている形になっています。自分たちの利害を代表してくれる勢力(たとえば、●郵政造反組の野呂田方正議員)が中央政界でそれなりの力を持っていれば問題はあまり起きません。しかし、小泉・安倍政権の自民党のように、都市の浮動票や、都市型の宗教勢力(創価学会や統一協会)、そして何よりグローバリストが跋扈している財界を基盤とする勢力が伸張すれば、真っ先に切り捨てられる運命にあります。
  それじゃあ、地方分権を進めればいいのかというと意見もありそうです。明言しますが、地方分権を進めたら地方はもっと荒廃します。
  財源の委譲を進めれば、財政の自主性が確保できる、などと、安倍晋三前首相、竹中平蔵元大臣(典型的なグローバリストの犬)や総務省の官僚がよく言っていましたが、だからといって東京で取った税金が秋田県に委譲されるわけではありません。秋田県は、秋田県が取った税金を自由に使える、というだけです。
  そうなると、人口のパイが少ないところは圧倒的に不利になります。財政は今以上に悪化することが必至です。
  こんなことも分からずに、地方分権を支持している人間は、因果関係というもっとも基本的な論理を理解できない、しようとしない本物の馬鹿か、地方を切り捨てようという極悪人です。前者の典型が安倍氏、後者の典型が竹中氏でしょう。

  はっきり言いますが、今の経済の仕組みは、どんなに抵抗しても最後には「東京」「大企業」「中央政府」が勝つ仕組みになっているのです。
  その最大の原因は何か、と言えば、もう答えは一つしかないのです。「通貨」です。

  通貨というのは、持っていれば持っているほど得をするという、おそらく世界で唯一の道具です。タンスやゲーム機は何十個もほしいという人はいません。しかし、お金があればそれらを必要に応じて買うことができます。
  これは、交換の手段としては便利なのですが、二つ前の記事で述べた「金利」という仕組みと結びつくと、カネを持っているだけで豊かになる一方の人間と、カネを借りることでどんどん貧しくなっていく人間とに二分されていくという特徴があります。
  そして、重要なのは、地方は常にカネを借りることで貧しくなっていく側にいるということです。秋田県やその中の市町村は、政府に対して地方債を引き受けてもらっています。比内地鶏の企業は銀行にカネを借りています。そうやって、金を出した人間のいいなりになっているというのが現状なのです。
  やっかいなことに、交通事情の改善や規制の緩和によって、ここに大都市の資本や消費者が直接乗り込んできてしまうという事態が生じています。ジャスコのような大型店舗が地方にたくさん進出していること、そして、比内地鶏の燻製が東京や大阪にもたくさん出荷されていたことは、その現れです。こうなるともう、地方の企業や農家は、常に都会の顔色をうかがいながらやっていくしかありません。通貨がなければ、生活できなくなってしまっているからです。
  こういう観点からすると、最近特に進んでいる東京や大都市への一極集中というのは、非常に合理的な仕組みなのです。仕事や需要は、通貨がたくさん回っているところでしか発生しないからです。
  これに地方企業が勝とうとすれば、常軌を逸したコストダウン、すなわち保存料などの化学物質の多用(土産物は結構添加物が多い)だとか、偽装だとかに頼らざるを得ないのです。これは、努力で何とかなるレベルではありません。お金がたくさん回っている東京や名古屋の論理で、何でも妥当な判断ができると思ったら大間違いです。

  そこで、提案したいのが、「地域通貨」という考えです。

  この考えは、●オーストリアのヴェルグルという町での成功例があり、●ドイツのキームガウアーでも順調に運営されています。
  それらと大筋で変わりませんが、私の考えをここで述べておきましょう。
  地域通貨というのは、簡単に言ってしまえば、ポイントカードのようなものです。CDを買ったり、カラオケボックスを利用したりすると、変なカードにスタンプを押してくれることがあります。10個貯まると何かサービスが受けられるというあれです。
  そのポイントカードを、初めからやってしまおうというのが地域通貨です。

  もちろん、「地域」通貨ですから、特定の地域だけでしか使えませんが、そこが味噌なのです。ここにその地域の農産品などを結びつけることによって、「地産地消」が促進されるのです。
  私が考えているのは、「一次産品」「自然エネルギー」を地域通貨で取引するというものです。
  秋田県を例に取りましょう。秋田県は食糧自給率が高いので、地元産の米や野菜(秋田県だけでも●これだけある)、魚などを買えるようにするのです。
  農家の肥料や耕耘機の費用はどうするんだ、という疑問がありそうですが、それこそ堆肥や人手という「エコロジカル」な発想をすべきです。また、大型機械を必要としない●無農薬無肥料栽培という方法を導入するのもいいでしょう。
  さらに、秋田県は風力発電もさかんです。冬の時期に北西の季節風が吹いてくるからです。この電力を、地域通貨で買えるようにするのです。春夏は、秋田杉に代表される森林資源を利用して「バイオエタノール」や薪炭を作り、これを地域通貨で購入できるようにしておけばいいのです。
  そうして、あとは家賃の分だけ稼げばよくなり(ここもできれば地域通貨で支払えるようにしたい)、生活が楽になります。公営住宅をタダにしてしまうのが一番いいでしょう。そうすれば、飢えて死ぬということはとりあえずなくなります。このように、地域通貨には、セーフティーネットという役割もあるわけです。
  では、それ以外のたとえば工業製品はどうやって買うのかといえば、これは従来通りの日本円で構いません。地域通貨は「使える」ということが大事なのであって、日本円を閉め出すことが目的ではありません。会社の給料は日本円で払うという仕組みを買える必要はありません
。こうすれば、日本が外貨獲得手段にしている二次産品の売り上げを低下させる必要がなくなります。
  そして、最後には社会福祉を地域通貨で行うようにするのです。たとえば、ヘルパーを頼んだら、支払いは地域通貨でやるのです。こうすれば、福祉予算を増大させる必要がなくなります。地元に住んでいて老人のヘルプをやれば、とりあえず飢えて死ぬことがなくなるという状況が出来てくるでしょう。
  そればかりでなく、その地域に住んでいる人たちで、地域の老人の面倒をみるという、本来あるべき介護の姿に立ち戻ることができるというメリットもあります。介護の現場で暴力やらセクハラが相次いでいるというのは、金だけでつながっている関係だからです。そうではなくて、地域のつながりの中で互いが助け合うようになれば、恥とか申し訳なさが手伝って、そういう問題は激減します。人材は地域住民にヘルパーの講習を無料でやれば済むだけのことです。現行の民間育成機関にしても、どうせ金だけ取ってたいした人材育成をしているわけではありません。
  じゃあ、その地域はどうやって日本円を獲得すればいいんだ、という話ですが、地域通貨で回しきれない分を地域外に「輸出」すればいいだけの話です。本来、交易というのはそういう形を取っていたはずです。グローバリストがやっているような、遠隔地を結びつける大量消費志向の貿易(たとえば、●ウナギの輸入と大量消費)というのは、自然に反しているのです。こんなものに人間の生存を依存させてはいけません。
  でも、地域通貨を発行しまくったら、インフレになるんじゃない?という声が聞こえてきそうですが、ご安心ください。この通貨は、一定期間が来たら使えなくなる(減価通貨)にするのです。
  野菜は放っておいたら腐ります。米も、普通の室内であれば、そのうちコクゾウムシがついたり傷んだりして1年持てばいい方です。発電した電力はその場で使わなければ意味がありません。
  自然界にあるものは、このようにすべからく「減価」するのです。通貨もそれに合わせておけば、物と金の不均衡(インフレやデフレ)は起こりようがありません。
  しかも、減価すれば「貯めておいて他人に貸し、金利を取る」という、諸悪の根源になっている仕組みを取ることができなくなります。これによって、地元企業は救われるでしょう。規模を拡大する必要も、まぜものをする必要もないのですから。
  当然金融業は規模を縮小したり、場合によっては廃業をせざるを得なくなりますが、それによって借り手が一緒に死ぬという状況はなくなります。
  
  これがなぜ実現できないのかといえば、理由は簡単で、グローバリストが地域通貨を恐れているからです。

  特に、上のような状況を一番恐れているのは、「日本銀行」と「商社」でしょう。日銀は実は営利企業です(東証二部に上場している)。彼らが儲かるためには、金利を取って金を貸すという商売がどんどん拡大することが必須です。そして、通貨の需給調整を行っているのも日銀です。「商社」は、遠隔地取引が少なくなればもうけが少なくなると言う意味で、地産地消を敵視している可能性が最も高い企業です。
  しかし、彼らは力こそあれ、あくまで少数派です。多数派である国民、特に地方の住民が束になれば、地域通貨の導入で経済を半分くらい自立させることが可能です。
  いきなり全部の自治体でやる必要はなく、秋田県だったら大館市からとか、そういう風にやれるところから漸次導入する方がいいでしょう。財政破綻した夕張市など、絶好のケースになりうると思われます。
  
  何度でも強調しますが、現行の経済の仕組みを取っている限り、第二、第三の赤福、ミートホープ事件の再発は必ず起こります。

  出てくるたびにモグラ叩きのように潰していても、何も改善しません。グローバリストの地方企業つぶしに荷担しているだけです。特に「メディアリテラシー」の高さを自負していらっしゃる「保守」のみなさんに言いたいのですが、彼らやマスコミに踊らされていていいんでしょうか?
  とりあえず、経済の仕組みがおかしいからこういう事件が起こるのだと言えば、大騒ぎする必要もなくなります。そして、その仕組みを改めて、地方が自律的な経済を営むことができるきっかけこそが、「地域通貨」なのだということです。

  普通に生活を営んでいて、ものをお金で買うことが当たり前になっていると見えてきませんが、もともと経済というのは我々人間が生きていくための手段だったはずです。ところが、バーチャルな通貨の力がどんどん増していくに従って、人間が経済のための道具になってしまいました。グローバリゼーションというのは、その究極の形だと思います。
  このことが、結局は環境破壊や資源の浪費、貧富の差の拡大につながっているのです。どれだけの人がこのことで不幸になっているか分かりません。
  人間あっての経済、人間を不幸にしないためにあるのが経済なのです。

  その点をご理解いただけると、政治や経済の見方も変わってくるんじゃないかと思っています。

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Comment

●こんなことを考えたことがあります

ぜひ一度、ろろさんに目を通していただきたいと思います。

http://d.hatena.ne.jp/gushoukuuron/20060331
愚樵 | 2007年10月30日(火) 16:25 | URL | コメント編集

●TBありがとうございます。

貨幣に支配される奴隷
http://sun.ap.teacup.com/souun/1181.html
「近代」から一歩先を見据えて】 「利潤なき経済社会」に生きる
http://sun.ap.teacup.com/souun/163.html
早雲 | 2007年10月30日(火) 18:31 | URL | コメント編集

●素晴らしい記事ですね

最近頻発する食品がらみの不祥事に、現行の経済システムとそれを支える「通貨」自体に根本的な原因のあることがよくわかります。

おっしゃる通り、この手の不祥事はいくら倫理問題に摩り替えて、モグラたたきをしても、何も解決しません。

むしろ、マスコミにより、現行の経済システムによる「犠牲者の一部」が大衆の鬱憤晴らしのための「スケープゴート」にしたてられているとさえ思います。

私は、その構図そのものの冷酷さ・残酷さにこそ多くの人々が気付くべき点だと思っています(これ以上の「日本の崩壊」を止めるために)。

日々繰り返されるマスコミによる大衆操作と残酷な経済の実態を理解し、明日はわが身と思う人々が増えれば、ここの記事にあるような指摘と対策の重要性が判ると思うのです。

減価する地域通貨による対策、その導入方針についても私がいつも考えていることと同じです。グローバリストの言いなりにならずに、また危険なやり方で体制を破壊しようとしなくとも、人々が幸せになれる方法があることを多くの人に知ってもらいたい。そして、それが究極のグローバリズムを目指す集団に対し、庶民が抵抗する唯一の方法だと思います。

あとは本気で公務員や役員の給料を地域通貨で支払う自治体がでてくるか、そこに地方銀行や農協・漁協などの地場産業が協力するかが、実現へのポイントだと思っています。ここはもう地道に理解と賛同者を広げるしかありません。

当面は中央で地域の利害を代表してくれる政治家を(理念・主張より地域社会のこれ以上の崩壊を防ぐという目的で戦略的に)支持しつつ、身近な自治体を中心に地域通貨の導入と地場産業の活性化を目指すのが「最も犠牲者の少ない道」ではないかと思っています。

>人間あっての経済、人間を不幸にしないためにあるのが経済なのです。

本当にその通りだと思います。
この記事は、私の知り合いにもなるべく広く知らせることにします。
花ブナ | 2007年10月30日(火) 18:44 | URL | コメント編集

●地域通貨について

とても面白いと思います。
ただ一つ気になったところがあったのですが、換金のことです。農家だったら米とかを農協に売ったとします。通常、日本円で15000円で売れるものを地域通貨だと20000円の価値になるとしたりするのか?(サラリーマンだと日本円15万貰えるところを地域通貨だと20万になるのかという得になるということですね。もしくはどちらにするか選ぶ感じでしょうか。日本円10万と地域通貨を8万とかにみたいに)
地域通貨で例えば家電品のテレビを買うとします。電気屋さんは仕入れ先に代金を支払いますが、メーカーは地域外の方が多いです。(三菱とかシャープとか)とすると地域通貨で支払い出来ないなら、電気屋は地域の会社なのに日本円での支払いにならざるを得ません。地域通貨を使えるところは農産物に限ることになるのか?銀行が地域通貨の自動換金とか出来るなら支払いに使えるなら先の電気屋、洋品店などなどが追随していくかもしれませんが換金が出来ないと地方企業が参加したくても出来ないかもしれません。買うところが不参加になると消費者は地元でも都会でもってなりそうで・・・
というところが気になりました。あと、現行の貨幣制度に問題があるのは同意します。
幸未来願 | 2007年10月30日(火) 22:31 | URL | コメント編集

全ての諸悪の根源は、通貨システムだと言うのはいたく同感します。
本来無価値な、米国の野球カードに高値をつけて売り買いしているのとまったく同じで、もてる物が遊び(博打)でやりとりして本来の価値を超越してしまっているのですね。いまは、二酸化炭素の排出権にまで金銭的価値をつけていますね。
金持ちは何でも博打の道具にして、しかも胴元はぜったいに損をしない仕組み。今の通貨システムは詐欺以外の何者でもありませんね。
本来資本を生み出す一般の人を食い物にする今の資本主義は、一般人が疲弊してもう終焉に近いと思います。中国など一部新興国ではまだ疲弊していないようですがいつまでもつことか。

35年以上前の話ですが、親戚の田舎の農家では、農協に収めた収穫に見合った生活用品を全て農協にとりそろえてもらっていました。
そこには通貨のやりとりはなかったと思います(事務上、農産物の時価を通貨換算していたとは思いますが)。地域通貨ではありませんが、ちょっとしたものを従兄弟と農協に買いに行くのに現金や預金通帳がいらないのにびっくりしたものです。
その頃は、ある程度以上の収量のある農家は、農協月へ行くといわれるほど潤っていたようです(少なくとも親戚の農家は余裕の暮らしをしていました)。金が本来の使われ方、つまり博打の糧ではなく、物の時価として使われていた頃は、どの産業も何処の国でももっと幸せだったと。つくづく思います。
四文字 | 2007年10月31日(水) 02:31 | URL | コメント編集

●TBです

社会保障政策の本質
http://sun.ap.teacup.com/souun/1182.html
近代奴隷制
http://sun.ap.teacup.com/souun/1183.html
早雲 | 2007年11月01日(木) 02:03 | URL | コメント編集

●なるほど

地域通貨の可能性は考えた事があったのですが
「日本円として稼ぐ部分をどうするか」
が、いままで疑問でした。

しかし今回の記事でなるほどと思いました。
他県輸出分で日本円をまかない、地域通貨を減価することで、金のまわりをよくする・・・と。
これは素晴らしいですね。
まさに素晴らしき鎖国政策!(笑)



noa | 2007年11月01日(木) 05:06 | URL | コメント編集

●KYが来たヲ♪

モノは腐るのだからカネも腐るべきだというのは実に観念的な見方です。それはあくまで比喩です。本質は通貨には「交換機能」「貯蓄機能」「増殖機能」があり、経済をうまく回すためには「交換機能」を最大限に高める必要があるが、そのためには「貯蓄機能」と「増殖機能」を否定もしくは出来うる限り抑制しなければならないということです。
v-16
Kuranobu_Yoshiki | 2007年11月01日(木) 06:09 | URL | コメント編集

●このところ

初めて書き込ませてもらいます。

1年以上読ませてもらってますが、最近の記事は少々過激になり過ぎているように思います。反グローバリスト、反構造改革の考えに対しては大いに理解できる部分もありますが、そのような考え方一辺倒になってはいないでしょうか?

例えば、経済分野であれば資本主義による資本集約の効果であるとか、農業分野であれば戦前から戦後の農地改革からの経緯であるとか、良い効果をもたらした側面も含めて考察しなければ、説得力は持たないように感じます。

これからも面白い観点の記事、期待しています。
Mr.Tea | 2007年11月03日(土) 00:39 | URL | コメント編集

●コメントありがとうございます(1)

>>愚樵さん

  「エコ」の考え方、非常に面白いと思います。

  沖縄は復帰に伴う特措法でガソリン税が据え置きになっています。そういう地域で実験してみるといいかもしれません。そうすれば、本土から「ヨーロッパ人」が入ってきてものを買いあさることができず、県民のためにもなるでしょう。
  あそこも、高失業率なのですから、地元産の野菜や魚介類で地域通貨を導入すればいいんです。集団自決の問題も、一部の人間による、被害者としての立場を強めてより多くのものを引きだそうという狙いが透けていて少々首をかしげますね。

>>早雲さん

  いつもありがとうございます。

>>花ブナさん

>日々繰り返されるマスコミによる大衆操作と残酷な経済の実態を
>理解し、明日はわが身と思う人々が増えれば、ここの記事に
>あるような指摘と対策の重要性が判ると思うのです。

  生活実感や周囲の人の様子をよく見れば、マスコミの情報からも有益なものを拾い出すことができますしね。
  なにかこう、身近な人々との関係が薄れるにつれて、マスコミや大企業やカルト宗教のような声の大きい連中に追従する奴隷型人間が増えていくような気がします。それを防ぎたくてこのブログをやっているというのはあります。

>この記事は、私の知り合いにもなるべく広く知らせることにします。

  ありがとうございます。

  「人間のための経済」というのは、右も左も唱えていない重要な考えだと思うので、今後も大切にしたいです。本当は「経国済民」といういい言葉があるんですが・・・。

  

ろろ | 2007年11月03日(土) 09:46 | URL | コメント編集

●コメントありがとうございます

>>幸未来願さん

>ただ一つ気になったところがあったのですが、換金のことです。

  ここが最大の山だというのは、少し考えるとわかりますよね。
  ドイツの「キームガウアー」の例があります。こちらを参考にしていただくといいでしょう。本文中のリンクからの引用です(携帯からではリンク先は見られないと思いますので・・・)

--------以下引用--------
* NPO: 100キームガウアー(=€100)を€97で仕入れ、一般市民に€100で販売するため、儲けとなる€3を自分たちの活動費に充当できる。

* 一般市民: €100で100キームガウアーを買い入れ、額面価格のままで地元商店に支払うため、追加支出なしで地元のNPOに消費額の3%を寄付できる。

* 地元企業: 受け取った100キームガウアーを他の地元企業への支払いに使うか、5%の手数料を負担して€95に両替する。5%の手数料は広告費とみなされ、これにより地域貢献を望む消費者をひきつけることができる。

* キームガウアー事務局: 100キームガウアーを€97で売り、€95で再交換する。差額の€2は運営費に充当される。

利用者やキームガウアーでの地元企業の売上額は右肩上がりを続けてきた。現在では700人の市民と380もの地元企業がこのシステムに参加し、年間で72万キームガウアーもの売上を記録している。ICカードの導入によりさらなる成長が期待されているこのシステムは、ドイツ国内外の注目を集めている。
--------引用以上--------

  こういう兌換場所を、郵便局や農協に置くのです。そうすれば、人的交流も活発になります。郵便局がコンビニをやると、近くの商店が廃業するだけですがね・・・。
  イメージは、日本円が今のアメリカドルやユーロ(貿易決済通貨)のような役割を果たし、地域通貨がドメスティック通貨の役割を果たすという感じです。

>>四文字さん

>35年以上前の話ですが、親戚の田舎の農家では、農協に収めた
>収穫に見合った生活用品を全て農協にとりそろえてもらっていました。
>そこには通貨のやりとりはなかったと思います
>地域通貨ではありませんが、ちょっとしたものを従兄弟と農協に
>買いに行くのに現金や預金通帳がいらないのにびっくりしたものです。

  相互の信頼があってこその仕組みですね。このとき、金がどんぶり勘定になることは問題ではないのです。金というのは、人間あってのものです。守銭奴という言葉がマイナスイメージを持っているのは、金を人より上位に置く人間は卑しい人間だからなんですよね。

>金が本来の使われ方、つまり博打の糧ではなく、物の時価として
>使われていた頃は、どの産業も何処の国でももっと幸せだったと。
>つくづく思います。

  アメリカや中国、オランダ、シンガポール(朝鮮を含めていないことに注意)のような、人間の相互信頼が崩壊して金が全てになっている国があって、そこと対抗しなければならない以上、今の通貨制度を完全に否定してしまうわけにはいきません。
  しかし、貴君がおっしゃるような社会を、少しでも広める、もしくは残すことは重要だと思います。その点では、地方の困っている人たちの方が私の言っていることを分かってくれるのではないかと期待しています。

>>noaさん

>まさに素晴らしき鎖国政策!(笑)

  意識しなくてもそうなっていきますよね。私は、中国こそこの仕組みを導入して、グローバリストから自由になるべきだと思っています。しかし、最新の記事で挙げるとおり、中国というのはそういうわけにもいかない国のようで・・・。

>>KYさん

  IPお変えになったんですねぇ(爆)。

>>Mr Teaさん

>最近の記事は少々過激になり過ぎているように思います。

  これが過激でしたら、政治ブログランキングの上位の人たちは病院行きですよ(笑)。

>経済分野であれば資本主義による資本集約の効果であるとか、
>農業分野であれば戦前から戦後の農地改革からの経緯であるとか、
>良い効果をもたらした側面も含めて考察しなければ、説得力は
>持たないように感じます。

  資本集約の効果・・・金持ちはもっと金持ちになり、貧乏人はよほどの才能に恵まれるか犯罪すれすれのことをしなければ金持ちになれない仕組みのことですね。それを進めた結果がグローバリゼーションです。
  それを、私が、このブログで、時間と労力を裂いて、わかりやすく紹介する意味があるのか疑問です。投資家を自称されている方の資本主義ばんざいブログに行くか、日経新聞を見るか、政治経済の教科書を読めば済みます。
  農地改革は、直接投資の担い手だった地主を弱体化させて資本集約をさせないためのGHQの日本破壊プログラムの一つですね。
  もっとも、その後の日本の経済政策(外資を遮断し、国内で税金を還流)と相まって、地方の農家が安定した生活を営むのに役立ちました。しかし、導入した側の狙いはそこではありません。
  というか、これを紹介しないと方手落ちになるような記事がありましたかね・・・?

>これからも面白い観点の記事、期待しています。

  ありがとうございます。まあ、同じような記事が続くと思われますが、過激すぎると思われたらまたご一報下さい(笑)。

  
ろろ | 2007年11月03日(土) 10:13 | URL | コメント編集

●Mr Teaさんへ

「自由貿易」に代わるグローバル・“収奪”システム
http://sun.ap.teacup.com/souun/850.html
早雲 | 2007年11月03日(土) 14:20 | URL | コメント編集

●地域通貨はすばらしいアイデアだと思います。

地域通貨すばらしいアイデアだと思います。
なんとしても実現させたいですね。
法律を変える必要がありますが、
日本を支配している国際金融シンジケートが絶対に許してくれそうもない意見ですが
日本国民の力を結集させてなんとしてでも実現させるよう努力したいと思います。
日本再生 | 2007年12月27日(木) 21:04 | URL | コメント編集

●日本再生さん

  政府紙幣を発行したリンカーン、発行を検討したケネディ、二人のアメリカ大統領がどのような末路を辿ったのか・・・そう考えると、大きな規模で実行するのは危険ですね。
  今はまず国民経済の立て直しからです。輸出依存企業が得をするような制度(たとえば消費税の輸出戻し税)はやめる、日本国民の上げた利益をドルに換えて持ち去る外資は閉め出す、どうしても貿易や金融をやりたいなら、「出島」のような場所で行う。外国人は基本的に入れない。
  内向き志向が強まれば、地域通貨の導入もぼちぼち始まっていくはずです。今はまず、自民・公明政権を叩きつぶして、グローバリストを政府中枢から追いやることが大切です。
ろろ | 2007年12月27日(木) 23:57 | URL | コメント編集

●TBです

貨幣に代わって人々を連帯させる新たな仕組み
http://sun.ap.teacup.com/souun/230.html
早雲 | 2007年12月30日(日) 11:07 | URL | コメント編集

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