2017年05月 / 04月≪ 12345678910111213141516171819202122232425262728293031≫06月
--.--.--(--)

スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
EDIT  |  --:-- |  スポンサー広告  | Top↑
2011.02.20(Sun)

現在進行中の「中東革命」について 

  ずっと取り上げたかったテーマですが、少し流れに遅れてしまいました。こういうネタは久々なので、お待ちかねの皆さんには少しは喜んでいただけるかもしれません。

反政府デモが「打倒国王」に バーレーン混乱続く
http://news.tv-asahi.co.jp/ann/news/web/html/210220001.html

 6日目を迎えたバーレーンの反政府デモは、死傷者が出たことを受け、打倒王室デモへと変わりました。国王は事態を重く見て治安部隊を撤退しましたが、デモが収まる気配はありません。

 19日午後、マナマ市内の広場では、軍の撤退後もデモ隊排除を続けていた警官隊が突然、撤退しました。広場はすぐに市民で埋め尽くされ、夜になってもデモが続けられています。デモが発生した14日以降、治安部隊の強制排除で6人が死亡、200人以上が負傷したことで政治改革などを求めていたデモは批判の矛先を王室へと変えました。事態を重く見た国王は19日、野党勢力に対話を拒否された直後、軍の撤退を決定するなど収束に努めています。今後、デモが長引けば、絶対的な立場で君臨してきた王室の基盤が揺らぐ事態も考えられ、混乱はしばらく続きそうです。


  チュニジアの●ジャスミン革命に端を発し、エジプトの反政府運動で完全に火が点いた中東の動乱が、ついにアラビア半島を越えました。私自身、まさかここまでの事態になるとは思いませんでした。
  上に挙げたバーレーン、チュニジア、エジプト以外にも、中東各地に為政者に反発するデモが頻発しています。以下に拾ってきたものを挙げます。

イエメン、ヨルダンで政府支持派と反政府派が衝突 死傷者多数
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110219/mds11021900110000-n1.htm

 反政府デモが続いているイエメンヨルダンで18日、政府支持派と反政府派が衝突し、多くの死傷者が出た。一方、治安当局との衝突で死者が出たとされるリビア東部ベイダではこの日も多数の住民が反政府デモを行い、一部の警官隊もこれに同調したとの情報もある。中東の衛星テレビ局アルジャジーラによると、ベイダでは17日に最高指導者、カダフィ大佐の政治信条が記された石のモニュメントが倒されたという。 

 ヨルダンの首都アンマンでは18日、政府支持派と反政府派が衝突、8人が負傷した。1月のチュニジア政変以降、ヨルダンで衝突が伝えられるのは初めて。

 アルジャジーラによると、イエメンの南部アデンでは反体制デモ隊の3人が銃撃され死亡、南部タイズでも反体制派に手投げ弾が投げ込まれ、25人が負傷した。

 また、シリアの反政府グループの情報によれば、首都ダマスカスでも若者が警察官に殴打されたことをきっかけに数百人が治安当局に抗議デモを行った。シリアで本格的なデモが伝えられるのも初めて。

 バーレーンの首都マナマ近郊では同日、17日の反政府デモの死者の葬儀が行われ、数千人が「王制転換」などを叫んだ。この後、デモ隊は街に繰り出した。

 イランの首都テヘランでは18日、体制支持派数万人が「示威行進」を実施、反体制側に圧力をかけた。

 ムバラク政権崩壊から1週間を迎えたエジプトでは18日、若者グループらがカイロ中心部のタハリール広場で「勝利集会」を開いた。市民数十万人を動員、政権移行作業を行う軍最高評議会への発言力を強めた格好だ。


  イランはやや特殊な事例なのでここではあえて除外しますが、今までデモや政治運動とは無縁だった中東の国でこういう現象が起きていることはなかなか興味深いです。

  さて、今回の中東でのドミノ倒し的な反政府運動に影響を与えているものに、「インターネット」と「アルジャジーラ」という二つの要素があります。
  一つ目のインターネットというのは、「ツイッター」や「フェイスブック」のようなソーシャルネットワーキングサービスが、意見の共有や雰囲気の醸成に一役買っているということです。以下のリンクなどが参考になります。

エジプト: ツイッターから見る革命の日
http://jp.globalvoicesonline.org/2011/01/29/3899/

チュニジアの「ジャスミン革命」はフェイスブックとウィキリークスが決定的な役割を果たした最初の革命
http://markethack.net/archives/51677487.html

  ウィキリークスはまたいずれ独立した記事で扱うつもりなので置いておくとして、中東でもこのようなグローバルなサービスがアラビア語で利用され、それが一般庶民の意見表明に役に立っているのは間違いありません。また、これらのメディアに対する規制が、テレビ局や新聞に比べておざなりになったというのも、反政府運動の盛り上がりの一つの原因となったのでしょう。
  そして、アラビア語といえば、「アルジャジーラ」です。カタールにある24時間の衛星放送局のことですが、一連の中東での市民運動の現場を積極的に取材しています。エジプトの首都カイロのタハリール広場の様子を伝えた映像などは圧巻でした。エジプトやチュニジアの庶民の怒りの表明を「暴動」などと悪し様な言葉で形容し、特派員と称する惚けた面の現地職員が、安全な場所からどうでもいい映像とどうでもいい発言を垂れ流す日本のマスコミなど、アルジャジーラのリポーターに比べたら給料をもらうのがおこがましいと思うのは私だけでしょうか。
  このアルジャジーラのタイムリーかつ迫力ある映像が、各地での「革命」に一役買ったことは疑いようがありません。


  …と、ここで終わってしまったら、他のブログと変わらないタダの日記帳になってしまいます。国際政治を扱うブログは多々ありますが、細々として専門知識や、そのへんに転がっているニュースの収集などやっていても仕方がありません。
  ここで、私が一番重要だと思うことを一つだけあげておきます。それは、

 「この中東革命がサウジアラビアに及ぶか」

  です。私が思うに、中東情勢について本当に重要なのはこの一点だけです。
  そして、実は上で取り上げた「アルジャジーラ」などは、実は次の話の複線にもなっています。もしよろしければ、私がどんな話を続けるのか、予想してみて下さい。
  もったいぶってすみませんが、今日は時間がないので、ここで一旦切って続きます。明日かあさってには必ず続きを書きますのでご期待下さい。

★人気blogランキングへ←クリックして応援よろしくお願いします。

スポンサーサイト
EDIT  |  09:30 |  地政学・国際関係  | CM(5) | Top↑

Comment

サウジアラビアは豊かな国だから、暴動は起こらないと思っていましたが、
実際のところどうなんでしょうね。
中東は宗教やら石油やらいろいろ複雑でなかなか内情がわかりません。

アルジャジーラはなぜ革命を促すのか?が次の話の伏線だと思います。
でもアメリカ政府寄りの政権が倒されたわけですからアメリカがアルジャジーラを
支援しているわけでもなさそう。利益とか得るためとはあまり考えられないし・・・。
うーん、次の記事が楽しみですね。
名前未入力 | 2011年02月20日(日) 14:33 | URL | コメント編集

●>>名前未入力の方

コメントありがとうございます。

>中東は宗教やら石油やらいろいろ複雑でなかなか内情がわかりません。

そうですね。それに拍車を掛けているのが、マスコミがろくすっぽ中東の状況を報道していないことだと思います。

カイロの「安全な」街角に「デモがない時間帯に」突っ立っているならまだいい方で、ひどいメディアだと「アルジャジーラによると…」ですからね。海外特派員なんて、カネのムダだからやめた方がいいと思います。

もっとも、日本にいても「朝日ヘラルド」あたりはきちんとした記事を書いていますね。もちろん、その部分はパリにいるヘラルドトリビューンの記者が書いているわけですが。

>アルジャジーラはなぜ革命を促すのか?が次の話の伏線

その通りです。お楽しみに!
ろろ | 2011年02月20日(日) 23:11 | URL | コメント編集

 エジプト革命に大きな役割を果たしたのはGoogleの現地社員だったそうで、この一連の動きは、対イスラム近代化戦争の一環だろうと疑っています。アフガニスタンでの強攻策が行き詰まりを見せているので、ソフトなやり方に変えてきたのだろうと思っています。
 ムスリムにどうやって受け入れさせるのだろうと思っていたのですが、『異様な「TPP開国論」歴史の連続性を見抜け 内橋克人氏講演会 | 特集 | JAcom 農業協同組合新聞』(http://www.jacom.or.jp/tokusyu/2011/tokusyu110208-12482.php)には、イラク人に近代経済システムを受け入れさせたえぐい方法が描かれており、なるほどいろんなやり方があるのだなと感心しました。
 政変後にイスラム主義国家にさせないどういった手を用意しているのかわかりませんが……
 
メディア的世間知を超えて米国政権の狙いを推察しましょう
http://www.asyura.com/2002/hasan14/msg/188.html
米英の中東戦略
http://www.asyura.com/2002/hasan14/msg/201.html
アル・ジャジーラは世界支配層のアラビア語意識操作機関だからこそ米国に“攻撃”される
http://www.asyura.com/0304/dispute9/msg/889.html
上田 | 2011年02月22日(火) 19:46 | URL | コメント編集

今こそマスゴミは中国に民主化をすすめるべきです。
よっしー | 2011年03月03日(木) 13:13 | URL | コメント編集

ブログの更新ないとろろさんが心配です 被災してなきゃいいけど
通りすがり | 2011年03月25日(金) 20:48 | URL | コメント編集

コメントを投稿する


管理者だけに表示

▲PageTop

 | BLOGTOP | 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。