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2008.09.30(Tue)

麻生首相曰く「自民党路線を変えるつもりはありません」 

麻生首相、異例の所信表明「私は逃げない」
http://www.sanspo.com/shakai/news/080930/sha0809300505006-n1.htm
--------以下引用--------
麻生太郎首相(68)は29日、衆参両院の本会議で就任後初の所信表明演説を行い、民主党を“猛口撃”した。中山成彬前国交相(65)の辞任を陳謝する異例のスタートで、本題に入っては民主党批判の嵐。「民主党に要請する」「民主党に問う」と“逆質問”まで連発して挑発した。11月2日投開票といわれる衆院選をにらみ、小沢一郎代表(66)率いる民主党への“挑戦状”となった。

 国のビジョンを示すはずが、宣戦布告の場となった。太郎が一郎に“決闘”を申し出た。

 首相は演説冒頭「日本は強く、明るくなければならない」と訴えた上で、首相が2代続けて政権を放り出したことを意識して「私は決して逃げません」と強調。覚悟を述べたその直後に、民主党に斬りかかった。

 民主党の国会運営について「政局を第1義とし国民の生活を第2義、第3義とする姿勢に終始した。国会での意思決定を否定するのか」と批判。重視する補正予算案について「検討の上、のめない点があるなら論拠とともに代表質問でお示しいただきたい」と民主党に要求し、さらに「独自案を提示するのも結構。ただし財源の明示を」と、弱点とみる財源問題で注文を付けた。

 新設を目指す消費者庁については「ご賛同いただけるのか否か。民主党に問うものです。否とおっしゃるなら、話し合いに応じていただけるのか問いを投げかける」と詰め寄った。インド洋での給油活動問題でも「幾多の国々はアフガニスタンへのかかわりを増やそうとしている。民主党はそれ(撤退)でもいいと考えるのか」と挑発した。

 約21分間の演説中「民主党」と12回も繰り返す異例のスタイル。衆院選をにらみ民主党へ逆質問を連発する「挑戦状」(首相周辺)となった。小沢代表が質問にまともに答えない場合は、その「不誠実さ」を衆院解散の口実にできるとの思惑もありそうだ。

 挑戦状を叩きつけられた民主党は「所信表明演説で首相が質問したのは初めてだ。自民党の選挙演説的だが、国民へのアピールにもならねえな」(渡部恒三最高顧問)、「いかに(自民党が政権を手放した後の)野党の練習をしているとはいえ、『答えろ』とは何事か」(川端達夫衆院予算委筆頭理事)などと皮肉を交えてバッサリ。
--------引用以上--------

>約21分間の演説中「民主党」と12回も繰り返す異例のスタイル。

  どう考えても、意識しすぎです。みっともないことこの上ありません。 
 
>民主党へ逆質問を連発する「挑戦状」(首相周辺)

  まだ民主党は代表質問をしていないわけですから、単なる「質問」です。首相周辺というのは、首相と同じレベルで悪乗りするしか能のない、国語力の著しく低い議員しかいないようです。まあ、他の新聞社もこの言葉を無批判に使っているようですから、日本の高学歴の大人の頭脳の劣化は、若者をバカに出来ないほどのレベルに達していると言わざるを得ません。

  まあ、ダイジェストの記事で批判するのもどうなので、一応所信表明の全文に目を通してみましょう。私が注目した部分は、色を変えてあります。

■就任に当たって

 わたくし麻生太郎、この度、国権の最高機関による指名、かしこくも、御名御璽(ぎょめいぎょじ)をいただき、第92代内閣総理大臣に就任いたしました。

 わたしの前に、58人の総理が列しておいでです。118年になんなんとする、憲政の大河があります。新総理の任命を、憲法上の手続きにのっとって続けてきた、統治の伝統があり、日本人の、苦難と幸福、哀(かな)しみと喜び、あたかもあざなえる縄の如(ごと)き、連綿たる集積があるのであります。

 その末端に連なる今この時、わたしは、担わんとする責任の重さに、うたた厳粛たらざるを得ません。

 この言葉よ、届けと念じます。ともすれば、元気を失いがちなお年寄り、若者、いや全国民の皆さん方のもとに。

 申し上げます。日本は、強くあらねばなりません。強い日本とは、難局に臨んで動じず、むしろこれを好機として、一層の飛躍を成し遂げる国であります。

 日本は、明るくなければなりません。幕末、我が国を訪れた外国人という外国人が、驚嘆とともに書きつけた記録の数々を通じて、わたしども日本人とは、決して豊かでないにもかかわらず、実によく笑い、微笑(ほほえ)む国民だったことを知っています。この性質は、今に脈々受け継がれているはずであります。蘇(よみがえ)らせなくてはなりません。

 日本国と日本国民の行く末に、平和と安全を。人々の暮らしに、落ち着きと希望を。そして子どもたちの未来に、夢を。わたしは、これらをもたらし、盤石のものとすることに本務があると深く肝に銘じ、内閣総理大臣の職務に、一身をなげうって邁進(まいしん)する所存であります。

 わたしは、悲観しません。

 わたしは、日本と日本人の底力に、一点の疑問も抱いたことがありません。時代は、内外の政治と経済において、その変化に奔流の勢いを呈するが如くであります。しかし、わたしは、変化を乗り切って大きく脱皮する日本人の力を、どこまでも信じて疑いません。そしてわたしは、決して逃げません。

 わたしは、自由民主党と公明党の連立政権の基盤に立ち、責任と実行力ある政治を行うことを、国民の皆様にお誓いします。

■国会運営

 はじめに、国会運営について申し上げます。

 先の国会で、民主党は、自らが勢力を握る参議院において、税制法案を店晒(たなざら)しにしました。その結果、2カ月も意思決定がなされませんでした。政局を第一義とし、国民の生活を第二義、第三義とする姿勢に終始したのであります。

 与野党の論戦と、政策をめぐる攻防は、もとより議会制民主主義が前提とするところです。しかし、合意の形成をあらかじめ拒む議会は、およそその名に値しません。

 「政治とは国民の生活を守るためにある」。民主党の標語であります。議会人たる者、何人も異を唱えぬでありましょう。ならばこそ、今、まさしくその本旨を達するため、合意形成のルールを打ち立てるべきであります。

 民主党に、その用意はあるか。それとも、国会での意思決定を否定し、再び国民の暮らしを第二義とすることで、自らの信条をすら裏切ろうとするのか。国民は、瞳を凝らしているでありましょう。

 本所信において、わたしは、あえて喫緊の課題についてのみ、主張を述べます。その上で、民主党との議論に臨もうとするものであります。

■着実な経済成長

 緊急な上にも緊急の課題は、日本経済の立て直しであります。

 これに、3段階を踏んで臨みます。当面は景気対策、中期的に財政再建、中長期的には、改革による経済成長。

 第1段階は、景気対策です。

 政府・与党には「安心実現のための緊急総合対策」があります。その名のとおり、物価高、景気後退の直撃を受けた人々や農林水産業・中小零細企業、雇用や医療に不安を感じる人々に、安心をもたらすとともに、改革を通じて経済成長を実現するものです。

 今年度内に、定額減税を実施します。家計に対する緊急支援のためであります。米国経済と国際金融市場の行方から目を離さず、実体経済への影響を見定め、必要に応じ、更なる対応も弾力的に行います。

 民主党に要請します。緊急総合対策実施の裏付けとなる、補正予算。その成立こそは、まさしく焦眉(しょうび)の急であります。検討の上、のめない点があるなら、論拠と共に代表質問でお示しいただきたい。独自の案を提示されるももちろん結構。ただし、財源を明示していただきます。双方の案を突き合わせ、国民の前で競いたいものであります。あわせて、民主党の抵抗によって、1カ月分穴があいた地方道路財源を補填(ほてん)する関連法案を、できるだけ速やかに成立させる必要があります。この法案についての賛否もお伺いします。

 第2段階は、財政再建です。

 我が国は、巨額の借金を抱えており、経済や社会保障に悪い影響を与えないため、財政再建は、当然の課題です。国・地方の基礎的財政収支を黒字にする。2011年度までに成し遂げると、目標を立てました。これを達成すべく、努力します。

 しかし、目的と手段を混同してはなりません。財政再建は手段。目的は日本の繁栄です。経済成長なくして、財政再建はない。あり得ません。麻生内閣の目的は、日本経済の持続的で安定した繁栄にこそある。我が内閣は、これを基本線として踏み外さず、財政再建に取り組みます。

 第3段階として、改革による成長を追い求めます。

 改革による成長とは何でありましょうか。それは日本経済の王道をゆくことです。すなわち、新たな産業や技術を生み出すこと、それによって、新規の需要と雇用を生み出すことにほかなりません。「新経済成長戦略」を強力に推し進めます。

 阻むものは何か、改革すべきものは何か。それは規制にあり、税制にある。廃すべきを廃し、改めるべきは改めます。

 強みは何か。勤勉な国民であり、優れた科学と技術の力です。底力を解き放ちます。日本経済は、幾度となく厳しい試練に対して果敢に応じ、その都度、強くなってきました。再び、その時が来たのであります。

 以上、3段階について申し上げました。めどをつけるには、大体3年。日本経済は全治3年、と申し上げます。3年で、日本は脱皮できる、せねばならぬと信じるものであります。

■暮らしの安心

 暮らしの安心について、申し上げます。

 不満とは、行動のバネになる。不安とは、人をしてうつむかせ、立ちすくませる。実に忌むべきは、不安であります。国民の暮らしから不安を取り除き、強く、明るい日本を、再び我が物としなくてはなりません。

 「消えた年金」や「消された年金」という不安があります。個人の記録、したがって年金給付の確実さが、信用できなくなっております。ひたすら手間と暇を惜しまず、確かめ続けていくしか方法はありません。また、不祥事を行った職員に対しては、厳正なる処分を行います。わたしは、ここに頭(こうべ)を垂れ、国民のご理解、ご協力をこいねがうものです。あわせて、年金等の社会保障の財源をどう安定させるか、その道筋を明確化すべく、検討を急ぎます。

 医療に信を置けない場合、不安もまた募ることは言うまでもありません。わたしはまず、長寿医療制度が、説明不足もあり、国民をいたずらに混乱させた事実を虚心に認め、強く反省するものであります。しかし、この制度をなくせば解決するものではありません。高齢者に納得していただけるよう、1年を目途に、必要な見直しを検討します。

 救急医療のたらい回し、産科や小児科の医師不足、妊娠や出産費用の不安、介護の人手不足、保育所の不足。いつ自分を襲うやもしれぬ問題であります。日々不安を感じながら暮らさなくてはならないとすれば、こんな憂鬱(ゆううつ)なことはありません。わたしは、これら不安を我が事として、一日も早く解消するよう努めます。

 次代の日本を担う若者に、希望を持ってもらわなくては、国の土台が揺らぎます。

 困っている若者に自立を促し、手を差し伸べます。そのための、若者を支援する新法も検討します。最低賃金の引き上げと、労働者派遣制度の見直しも進めます。あわせて、中小零細企業の底上げを図ります。

学校への信頼が揺らいでいます。教育に不安が生じています。子どもを通わせる学校を信頼できるようにしなければなりません。保護者が納得するに足る、質の高い教育を実現します。

 子どもの痛ましい事件が続いています。治安への信頼を取り戻します。

 ここで、いわゆる事故米について述べます。事故米と知りつつ流通させた企業の責任は、断固処断されるべきとして、これを見逃した行政に対する国民の深い憤りは、当然至極と言わねばなりません。わたしは、行政の長として、幾重にも反省を誓います。再発を絶対に許さないため、全力を挙げます。

 すべからく、消費者の立場に立ち、その利益を守る行政が必要なゆえんであります。既存の行政組織には、事業者を育てる仕組みがあり、そのため訓練された公務員がありました。全く逆の発想をし、消費者、生活者の味方をさせるためにつくるのが、消費者庁であります。国民が泣き寝入りしなくて済むよう、身近な相談窓口を一元化するとともに、何か商品に重大な事故が起きた場合、その販売を禁止する権限も持たせます。悪質業者は、市場から駆逐され、まじめな業者も救われます。

 行政の発想そのものをめぐる改革であればあるだけ、甲論乙駁(こうろんおつばく)はもっともであります。しかし、国民の不安と怒りを思えば、悠長な議論はしていられません。消費者庁創設に、ご賛同いただけるのか否か。民主党に問うものです。否とおっしゃるなら、成案を早く得るよう、話し合いに応じていただけるのか。問いを投げかけるものであります。

■簡素にして温かい政府

 行政改革を進め、ムダを省き、政府規模を縮小することは当然です。

 しかし、ここでも、目的と手段をはき違えてはなりません。政府の効率化は、国民の期待に応える政府とするためです。簡素にして国民に温かい政府を、わたしはつくりたいと存じます。地方自治体にも、それを求めます。

 わたしは、その実現のため、現場も含め、公務員諸君に粉骨砕身、働いてもらいます。国家、国民のために働くことを喜びとしてほしい。官僚とは、わたしとわたしの内閣にとって、敵ではありません。しかし、信賞必罰で臨みます。

 わたしが先頭に立って、彼らを率います。彼らは、国民に奉仕する政府の経営資源であります。その活用をできぬものは、およそ政府経営の任に耐えぬのであります。

■地域の再生

 目を、地域に転じます。

 ここで目指すべきは、地域の活力を呼び覚ますことです。それぞれの地域が、誇りと活力を持つことが必要です。

 しかし、その処方箋(しょほうせん)は、地域によって一つずつ違うのが当たり前。中央で考えた一律の策は、むしろ有害ですらあります。だからこそ、知事や市町村長には、真の意味で地域の経営者となってもらわなければなりません。そのため、権限と責任を持てるようにします。それが、地方分権の意味するところです。

 進めるに際しては、霞が関の抵抗があるかもしれません。わたしが決断します。

 国の出先機関の多くには、二重行政の無駄があります。国民の目も届きません。これを地方自治体に移します。最終的には、地域主権型道州制を目指すと申し上げておきます。

 農林水産業については、食料自給の重要さを改めて見直すことが、第一の課題となります。50%の自給率を目指します。農業を直ちに保護の対象ととらえる発想は、この過程で捨てていかねばなりません。攻めの農業へ、農政を転換するのです。

 10月1日に発足の運びとなる観光庁の任務に、観光を通した地域の再生があることを申し添えておきます。沖縄の声に耳を傾け、沖縄の振興に、引き続き取り組みます。

 昨今は、集中豪雨や地震など、自然災害が相次いでいます。被災された方に、心よりお見舞いを申し上げます。復旧・復興には、無論、万全を期してまいります。

■持続可能な環境

 環境問題、とりわけ地球温暖化問題の解決は、今を生きる我々の責任です。自然と共生できる循環型社会を、次の世代へと引き継ぐことが求められます。資源高時代に対応した、経済構造転換も求められます。

 なすべきは、第一に、成長と両立する低炭素社会を世界に先駆けて実現するということ。第二に、我が国が強みを持つ環境・エネルギー技術には新たな需要と雇用を生む力があることを踏まえ、これを育てていくこと。そして第三に、世界で先頭をゆく環境・省エネ国家として、国際的なルールづくりを主導していくということです。

■誇りと活力ある外交・国際貢献

 次に、外交について、わたしが原則とするところを、申し述べます。

 日米同盟の強化。これが常に、第一であります。以下、順序を付けにくいのをお断りした上で、隣国である中国・韓国やロシアをはじめアジア・太平洋の諸国と共に地域の安定と繁栄を築き、共に伸びていく。これが、第二です。

 人類が直面する地球規模の課題、テロ、温暖化、貧困、水問題などに取り組む。第三です。

 我が国が信奉するかけがえのない価値が、若い民主主義諸国に根づいていくよう助力を惜しまない。第四です。

 そして第五に、北朝鮮への対応です。朝鮮半島の安定化を心がけながら、拉致、核、ミサイル問題を包括的に解決し、不幸な過去を清算し、日朝国交正常化を図るべく、北朝鮮側の行動を求めてまいります。すべての拉致被害者の一刻も早い帰国の実現を図ります。

 以上を踏まえて、民主党に伺います。

 今後日本の外交は、日米同盟から国連に軸足を移すといった発言が、民主党の幹部諸氏から聞こえてまいります。わたしは、日本国と日本国民の安寧にとって、日米同盟は、今日いささかもその重要性を失わないと考えます。事が国家・世界の安全保障に関(かか)わる場合、現在の国連は、少数国の方針で左右され得るなど、国運をそのままゆだね得る状況ではありません。

 日米同盟と、国連と。両者をどう優先劣後させようとしているか。民主党には、日本国民と世界に対し、明確にする責任があると存じます。論拠と共に伺いたいと存じます。

 第二に伺います。海上自衛隊によるインド洋での補給支援活動を、わたしは、我が国が、我が国の国益をかけ、我が国自身のためにしてきたものと考えてきました。テロとの闘いは、まだ到底出口が見えてまいりません。尊い犠牲を出しながら、幾多の国々はアフガニスタンへの関わりを、むしろ増やそうとしております。この時に当たって、国際社会の一員たる日本が、活動から手を引く選択はあり得ません。

 民主党は、それでもいいと考えるのでしょうか。見解を問うものであります。

■おわりに

 わたしが本院に求めるものは、与野党の政策をめぐる協議であります。内外多事多難、時間を徒費することは、すなわち国民に対する責任の不履行を意味します。

 今、景気後退の上に、米国発の金融不安が起きています。わたしどもが提案している、緊急総合対策を裏付ける補正予算、地方道路財源を補填する関連法案を、速やかに成立させることが、国民に対する政治の責任ではないでしょうか。

 再び、民主党をはじめ野党の諸君に、国会運営への協力を強く要請します。当面の論点を、以上にご提示しました。お考えをお聞かせ願いたく、わたしの所信表明を終えます。



  赤字がマイナス評価、青字がプラス評価だと考えていただいて差し支えありません。
  まあ、確かに民主党ミンシュトウ連呼しまくっているというのが奇異な印象を与えますが、それだけというわけではありません。マスコミの要約は非常に一面的です。
  麻生首相が一番評価すべき所は、財政均衡や行政の無駄の削減を過剰に重視していないことです。ここが前任の清和会(自民党町村派)の首相たちとの大きな違いです。小泉や安倍が得意になってやっていた「公務員虐殺ショー」のようなふざけた真似をやることはなさそうです。
  また、「水問題」に注目しているあたりは、国際的な視野を持っている人物だという感じがします。21世紀は淡水の争奪戦が始まる時代です。日本の水源林やダムも、米英の金融資本に目を付けられている可能性が高いです。
  もっとも、注目しても、我が国の水資源の保護など一つも考えていないでしょう。自民党の方針というのは、郵政民営化や長銀・日債銀といった大手金融機関の叩き売りに見られるように、基本的に外国(米英金融資本)への朝貢だからです。
  そうはいっても、こういう問題に触れているあたりは、外務大臣としての適性はピカイチなのではないかと思います。

  一応頑張って良い評価をしてみましたが(笑)、大筋で見れば「やっぱり近年の自民党路線だなぁ」と苦笑いせざるを得ません。「地方を放棄する道州制」「経済成長はカイカクで」「プライマリーバランスの2011年達成を目指す」「保護を捨てた農業政策」」など、安倍内閣の辺りからの変わらない方針です。すなわちこの辺りが、財務省、アメリカ政府、外資金融資本、経団連、パチンコサラ金などの朝鮮資本という、自民党のご主人様たちの要望だということです。
  そして、何より気になるのが、北朝鮮に対して、

>不幸な過去を清算し、日朝国交正常化を図るべく

  などとぬかしていることです。日頃、北朝鮮を感情的に叩いている「ネット右翼」とか「自称保守」とかいうカスな人たちが、タカ派と目される麻生首相が朝鮮との関係を「不幸な過去」だと断じているのをどういう風に受け止めるか興味があります。

  まあ、そういう連中は、どうせ所信表明の全文に目を通したりはしないんでしょうが・・・(笑)。

  以前からこのブログでは、アメリカが北朝鮮を中国に対する盾のような存在に位置づけており、日本は北朝鮮の近代化支援をするATM(自動現金支払機)のような役割だということを書いてきました。そのようなアメリカの方針に忠実に行動し、日朝国交正常化を誰よりも強く望んでいたのが小泉純一郎という政治家でした(●こちらの記事を参照)。
  そして、麻生首相もその路線を引き継ぐということを宣言してしまったわけです。やはり、自民党政権では自立した国家運営は無理なようです。
  それでも、政権を担当しているわけですから、せめて現場の声に応えて、地方への分配や、派遣労働者の待遇改善をやってほしいと思っています。やれれば・・・の話ですが。

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Comment

小泉や安倍みたいに、イデオロギー勝負に終始して、生活は放置プレーというのだけは勘弁してほしいですね。

まあ、難しそうではありますが。
愚民太郎 | 2008年10月01日(水) 07:07 | URL | コメント編集

●秀逸なスタイル!

内容もさることながら、今回、感心したのはと青色付きの文字で色分けする表示のスタイル。これは実にわかりやすいです。

ろろさんは様々な引用文から文章を書き起こすエントリーのスタイルを用いられますが、その引用部分にもこうした色分けを採用していただくと、ろろさんの意図がより飲み込めやすくだろうと思います。

私にはこうした色分け技法を採用できる内容のエントリーは少なそうですが、使えるときには真似させてもらおうかな。よろしいですか?
愚樵 | 2008年10月01日(水) 18:43 | URL | コメント編集

●↑ 色のつけ方を間違えました(・_*)\

見苦しいけど、ご容赦を m(_ _)m

次からはPassを入れてコメント送信することにします。
愚樵 | 2008年10月01日(水) 18:49 | URL | コメント編集

>民主党は、自らが勢力を握る参議院において、税制法案を店晒(たなざら)しにしました。
強行採決が出来なくなると駄々をこね

>困っている若者に自立を促し、手を差し伸べます。
蟹工船が流行ってくると若者に手を差し伸べるそぶりを見せ

>最低賃金の引き上げと、労働者派遣制度の見直しも進めます。
最低賃金の放置してきたことや派遣制度を増長させたことには何の反省も示さず

>食料自給の重要さを改めて見直すことが、第一の課題となります。
重要な食糧自給をないがしろにした減反政策には一切触れず

>被災された方に、心よりお見舞いを申し上げます。
数百人の被災者にはお見舞い申し上げても、毎年数万人出ている自殺者には見舞いのひとこともなく

>日米同盟の強化。これが常に、第一であります。
いまや死に体のアメリカとの同盟を第一とする

>民主党は、それでもいいと考えるのでしょうか。見解を問うものであります。
>再び、民主党をはじめ野党の諸君に、国会運営への協力を強く要請します。
最後まで民主党が気になって気になって仕方ない麻生太郎さんの所信表明演説でした
イシイ | 2008年10月01日(水) 19:13 | URL | コメント編集

●衆院代表質問に想う

はじめまして。
麻生首相のしょうもない所信表明演説をうけての代表質問を観ての率直な感想。どっちが野党なのか?というのが第一印象でした。麻生太郎の終始一貫した余裕のなさの表れとしての、民主党に対する逆ギレともとれる攻撃性、そして少しはオトナかなと思っていた細田幹事長の見苦しいまでのテンパりぶり・・・。これはやはりもうダメですね。こんなのばかりの自民党は、政党としての体をなしていません。
bronks | 2008年10月01日(水) 21:20 | URL | コメント編集

●コメントありがとうございます

>>愚民太郎さん

  国土交通大臣の「暴言辞任」を見ると、やはり麻生さんも騒ぎを起こして威勢の良いところを見せる方向に行きそうな感じがしますね。
  町村派の自爆テロだという見方もあるようですが、それならそれで、与党内に亀裂があるわけですから、まずいことでしょう。どちらにせよ、私が睨んだとおり、自民党はもうまともに政権運営を出来る政党ではなくなっているようです。なにしろ、首相の辞任と就任くらいしかニュースになるネタがないのですから・・・。

>>愚樵さん

  以前から、本文中でプラス評価は青、マイナス評価は赤にしていました。
  見やすいとは思うのですが、みなさんに引用したものをきちんと読んでいただきたいので、引用文にはあまり使いたくありません。今回のように長い引用や、あるいは一箇所だけ読んでもらえばいいような場合だけに使っていきます。

>>イシイさん

  私もインターネットは公の場だと思って控えていたのですが(笑)、それがおそらく実情でしょうね。
  ただ、彼の名誉のために言っておくと、ニートがどういう立場の人間かという理解はきちんと出来ている人物です。

http://blog.goo.ne.jp/roro_football-lover/e/1ffeb2393261e37db92bda72afcfdc84

  この記事を書いた頃の私は典型的な「ネット右翼」だったので、褒めすぎていますが(笑)、多少広い視点を持った人物ではあると思っています。ただ、所属政党があれでは、もう何もまともなことはできないでしょう。

>>bronksさん

  初めまして。

>麻生太郎の終始一貫した余裕のなさ

  なんか、安倍チャン(笑)と変わらないくらいオドオドしてますね。
  近頃の自民党政治家には、小泉や安倍に代表される「キレやすい」人が増えていますね。昔の自民党政治家は、批判されても粘り強く応戦していた気がするのですが、麻生さんもそういうのがダメそうです。
  二世議員が多いというのもあるのかも知れませんが、それだけではないでしょう。自民党のカラーが変わってしまったのだと思います。麻生氏の「中国だと1万6千円の米が7万で売れる」発言もそうですが、この政党の文化がもう完全に「小泉化」しているのではないでしょうか。
  いっぺん下野、もしくは落選しないと、気づかない人が多いように思います。
ろろ | 2008年10月02日(木) 00:34 | URL | コメント編集

●麻生首相

麻生首相って公家さんみたいな人なのかなって思ってます。祖父を尊敬して家柄を気にする。同じ位の家柄の人と仲良いが小泉さんクラスだと馬鹿にする。だから小泉チルドレンとか小泉路線とか人にいわれるとあんな奴の下に見られるのはゴメンだみたいに思っていそな感じに見えます。でもアメリカ追従は同じで、テロとの戦いとかブッシュ大統領に従う意志を見せたけど、アメリカは選挙や米国民世論を気にして批判浴びてる政策を支持してる日本首相と仲良くすると米国民の印象が悪くなるのを気にして冷遇するしかない。云わばアメリカにとっては不味い時に不味い事いう日本首相だと思ってそうな感じでしょうか?日本政府は日本国民世論をさして重視してないかもしれませんがアメリカは米国民世論を日本より重視してるということかもしれません。
祖父が朝鮮を重視してたから公明党等と仲良くしなければとも思っていそうな気もします。でも、祖父と孫では年齢が離れているから政策とかの話を直接会話するのは難しいですから周りの人の当時の話等で祖父の思いがわからないか誤解してるような気がします。吉田茂さんが朝鮮を重視っていったのは朝鮮を敵として戦うことをしないでアメリカの押し付けとかは韓国と日本なら米軍基地があることだし協力出来るところは協力して言い訳考えて圧力をかわす。中国やロシアと日本の間にある朝鮮は餌でなく緩衝地帯として扱うってだけで(究極的にはいかに日本が独立ぽく振る舞えるようにするかを吉田さんは考えていたのだと思う)、公明党やトンネルで仲良くすることが祖父の志だと勘違いしてるような気もします。でも今まで協力してきた公明党を袖には出来ない。この不況で公明党の末端信者は不満を持ち初めていて、公明党は不満をそらす為に民主党のせいか自民党のせいかにして不満を抑えさせて衆院選と都議選を協力するように説得しなければならない。万が一信者が公明党の意志に従なかったら公明党の力は衰えたとかいわれるからそれを避けるために両方の選挙をなんとかするために選挙日程の協力を麻生首相に訴えそうなイメージです。
ただ麻生首相自身はせっかく首相になったから続けたいと思ってるでしょう。ただ根本的に吉田首相の志の解釈がずれてて日本が余り外国に引きづられない様に9条とか出してその憲法作ったの米で我々はそれに従って兵は出せないとかいってかわしたのを戦後は米と協力していったから日本が追従するのは正しいと誤解してる感じがします。
幸未来願 | 2008年10月03日(金) 02:13 | URL | コメント編集

●所詮はカイカク派であることに変わりはなかった

 福田改造内閣で、高所得者・大企業しか見ていないような景気対策ばかり出していた時点で、「これで迷わず自民党を捨てて構わない」と、ある意味では安心していました。

 ろろさんも非常に嫌っている某政治ブログで、「麻生は小泉カイカクに協力していたカイカク派だ」のようなことが書かれていましたが、これが不本意ながらも正しいことが証明されてしまいました。

 何となくではあるが、カイカク見直しの雰囲気が漂っているというのにもかかわらず、カイカク派そのものの発言。急進派ではないというだけで、カイカク派であることには何も変わりなかった。グローバリストの面も丸出しですし、景気対策も金額だけを見ても評価に値しないですし。
 これが自民党では最もまともな部類であるんですから、この党を奈落の底に突き落とす以外の道はないと考えるのは当然です。


 乗り遅れてしまいましたが、文体はこのままでいいと思います。自称保守の多くが避けているように、経済的な話などは、多くの人がとっつきにくいものだと思われます。それを少しでも身近なものにする役割を貴ブログが担っていることを考えると、今の文体の方がいいのではないでしょうか。
 以前から気になってしょうがないので、ついでに言いますが、突然プロフィール欄に現れたわんこも、そのような役割があるのかもしれません(笑)
北野茂良 | 2008年10月03日(金) 20:44 | URL | コメント編集

どの政治家・政党にも言えることですが、彼らの基本命題は「当選」なのだと再確認させられました。いかに相手より人気者になるか、それが問題だと言わんばかりのやり取りにうんざりです。
 麻生氏については最近の首相の中では比較的マシか、しかし自民党再浮上にはまるで足りないと言わざるえないといった評価です。
 話がそれますが、早期解散総選挙の流れに持っていきたいマスコミ(とそのスポンサー)を見ていて思うのは。自民党から民主党に政権が移った後、旨味を引き出す準備が完了しているという事なのでしょうか?マスコミは世間が荒れれば儲かりそうなものですが、スポンサー企業は得するのか・・、そのあたりが良く分かりません(小沢氏の路線について勉強不足なのと、「分裂するんじゃないの?民主党」といった不安が原因です。)自民はENDしたい、でも民主も不安な今日この頃です。
ウヰスキー | 2008年10月04日(土) 00:18 | URL | コメント編集

●コメントありがとうございます

>>幸未来願さん

>ただ根本的に吉田首相の志の解釈がずれてて日本が余り外国に引きづられない様に
>9条とか出してその憲法作ったの米で我々はそれに従って
>兵は出せないとかいってかわしたのを
>戦後は米と協力していったから日本が追従するのは正しいと誤解してる感じがします。

  要するに、祖父の世代は方便として憲法9条を利用していたのに、孫の代になってそういう記憶がなくなり、対米追従こそ国益であるという主体性のないおぼっちゃんが増えたということでしょうかね。
  私は再軍備自体は必要だと思っていますが、アメリカの鉄砲玉に使われるための憲法改正は反対です。安倍チャン(笑)のような人は、まさしくそういう文脈で憲法改正への道筋を付けようとしていました。あの人の自民党が参院選で大敗してよかったと思っています。

>>ウヰスキーさん

>いかに相手より人気者になるか、それが問題だと言わんばかりのやり取りに
>うんざりです。

  それが昂じて、「政治なんて誰がやっても一緒」という風になると、マスコミやその雇い主の思うつぼなので、ご注意下さい。
  いつの時代でも、政治というのはすっきりはっきり進んではいかないものだと思います。全てがスムーズに進むなら、独裁政権が一番良いでしょう。我々はそういう仕組みを採っていないわけで、独裁の弊害も多いと思われます(庶民はまず受益者になれない)から、今のままで少しずつやっていくちかないと思います。

>自民党から民主党に政権が移った後、旨味を引き出す準備が完了している
>という事なのでしょうか?

  私は、小泉が引退を宣言しながら「政治活動は続ける」と表明したことには大きな意味があると思っています。
  私に分かるくらいですから、小沢氏や亀井静香氏も当然分かっているでしょうがね。

ろろ | 2008年10月05日(日) 01:43 | URL | コメント編集

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