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2008.09.14(Sun)

【横文字乱発】美しい日本語を押しつけるより、役所の外国かぶれをなんとかした方がいい 

  人を殴ったり、ものを壊したりした人間が「ついカッとなって」という、愚にも付かない言い訳をすることがありますが、私の場合、カッとなるとブログの記事を書いてしまうようです(笑)。
  私がカッとなったのは、この記事のせいです。
  
ドア開いたまま2.7キロ走行=けが人なし、乗務員気付かず-JR高徳線
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2008091300335
--------以下引用--------
 13日午前11時10分ごろ、徳島県藍住町のJR勝瑞駅に到着した鳴門発徳島行き高徳線普通列車(2両編成)に乗り込んだJR四国の社員が、2両目の右側後部ドアが約44センチ開いているのを発見した。ドアは約2.7キロ手前の池谷駅を出発した時から開いたままだったとみられるが、乗客約60人にけがはなかった。
 国土交通省航空・鉄道事故調査委員会は、一歩間違えれば事故につながりかねない重大インシデントとして、調査官2人を現地に派遣した。
--------引用以上--------

>重大インシデント

  ●この人みたいなノリで書いてるのかな、と思ったら、本当に行政用語で存在するようです(詳しくは●こちら

  それにしても、なんで、「事故」と言わないのでしょうか?

  確かに、航空事故に関する科学的な研究が欧米で進んでいて、それを取り入れたので、incidentという英語をそのまま持ち込んだのだ、という説明はできます。
  しかし、今回の引用記事を見る限りでは、「インシデント」などという言葉を使わなくても十分に表現が可能であり、むしろ「事故」といった方が直接意味を理解することができます。

  そういえば、行政用語には、一見しただけで意味不明なカタカナ言葉がたくさん存在します。「インシデント」は国土交通省ですが、「パブリック・コメント」「アカウンタビリティ」(全省庁)、「ワーク・ライフ・バランス」「ハローワーク」(厚労省)、「プライマリー・バランス」(財務省)、「ミニマムアクセス」(農水省)、「ベター・レギュレーション」(金融庁)、「グローバルCOEプログラム」(文部科学省)・・・調べているだけで腹が立ってきました(笑)。
  国際化しているから、などというもっともらしいことを言う人がいますが、それならなぜちゃんと英語で書かないのでしょうか。日本語と英語を併記しても良いはずです。英語で表記しさえすれば国際化するわけではありませんし、そもそも国際化といえば何でも許されるわけではありません
  何か、一般人に分からないカタカナ言葉を並べて「どうです、すごいでしょう。僕たちは頭が良いんですよ」と、役人がニヤニヤ笑ってるように見えて仕方がありません。

  こういうことが起こってしまうのはなぜかと考えてみると、やはり「国家公務員に欧米かぶれがあふれている」ということなのでしょう。
  今の官僚制度は、明治時代に端を発したもので、その成り立ちからしてフランスやドイツの真似でした。戦後はアメリカの猿真似です。だから、今でも「日本の制度は優れていて、欧米の制度は素晴らしい」という意識が根本にあることは十分に推測が尽きます。国家公務員には、税金で外国に留学してくる「在外研究員制度」というものがあります。これまでに2000人を超える人数が派遣されており、その留学先の70%強がアメリカです。
  しかも、腹の立つことに、そうやって国民の金で留学したキャリア官僚の1割程度がすぐに退職してしまっていたそうです(●こちらを参照)。政治家の事務所費や、市役所の下っ端公務員の手当うんぬんで目くじらを立てるより、こういう事例を「税金泥棒」として告発すべきではないでしょうか。
  一応、2006年から退職したら費用を返す義務が生じるようになり(●こちらを参照)、留学即退職というふざけた事態は激減しましたが、昨今の行政のあり方を見ていて、制度自体が本当に役に立っているのだろうかと疑問が湧いてきます。
  それどころか、アメリカやイギリスで仕入れてきた言葉や概念を日本に当てはめようと必死で、何をしたら日本国や日本国民のためになるかという視点が根本的に欠けているのではないでしょうか。最近の行政用語にカタカナ言葉が異常に多いのは、その現れだと思えてなりません。
  もちろん、これとは別に律令制以降の伝統というものはあって、職務意識の高さや、文書管理の厳密さという形で今の日本にも受け継がれています。しかし、これはむしろ「武士の道徳」みたいなもので、別に欧米に習ったから良くなったというものでもありません。
  それを言ったら漢字だって中国の言葉じゃないか、などという人がいるでしょうが、的外れです。少なくとも、鎌倉時代以降の我が国の行政機構は、中国式の言葉や概念を、日本に合う形で改造して用いており、日本の風土や日本人の精神性と調和させようと努力をしてきました。今の官僚がやっていることは、欧米から輸入した制度や言葉を、そのまま日本に当てはめようとしているだけです。「牛鍋を食べるのがハイカラ」とか「ダンスパーティーをすれば不平等条約を改正できる」などといった考えと同じレベルの、幼稚な行為と言わざるを得ません。

  政治家に、ある種の人間たちの人気取りをしたいがために「美しい日本語を身につけよう」とか「我が国のことばの伝統を理解しよう」などと言っている人間がいます。ブログを書いている人間にも、日本文化や日本の伝統をご神体にして拝んでいる連中がいます。
  そういう人びとは、なぜ官僚が欧米文化に毒されて帰国し、向こうで習ったことを金科玉条にして行政を行っている現状を告発しようしないのか、私には理解できません。
  本当に日本が素晴らしいと思うなら、我々の祖先が築いてきた遺産を活用しながら生活を営むべきではないでしょうか?

  次回は「韓国崩壊」の続きを書きます。少々お待ち下さい。

【参考】

日本の役所は欧米に学ばなければ何も出来ないのか?
http://roronotokoro.blog113.fc2.com/blog-entry-77.html

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Comment

●米語のアナウンス

地方ローカル線に乗りました。
米語の車内アナウンス、正直ウザかったです。
周りの乗客は全て地元のジーサン・バーサンばかり・・・
そして駅構内の表示板は日本語より米語・半島語・北京官話表記が目立つ・・・
私は英語の発音には耐えられるのですが、米語の発音にはイラつくのです。
ご存じの通り、米語の発音は濁っていて聞き取りづらく耳障りなのです。
例えばカルチャークラブのボーイジョージの歌を聞いてみればわかります。
彼の英語は下町英語ですが、きれいで透き通った発音です。
典型的な庶民英語ですが、中高生でも聞き易い・・・
一方、米語はどうか。
マドンナでも誰でもいいのですが、聞き取りにくいですね。
特にブッシュの英語なんか本当にイラつきます。
実に聞き取りにくい。
逆に蘇我さんの夫、ジェンキンスさんの田舎米語の方が理解困難ですが、イラつきません。
米語のみならず、外国語のアナウンスは必要ないと私はおもいます。
HN忘れ | 2008年09月14日(日) 16:31 | URL | コメント編集

●噴飯物

 新しげな耳慣れない言葉を使えば新しい、そう勘違いしてますよね。アジアゲートウェイ構想だとかも同じ発想でしょう。程度が知れてます。うんざりです。

 その言葉が示す内容以前に、そういった詐欺師的な手法を用いて人を誑かせると考えている。噴飯物です。内容自体も噴飯物なところが、笑いどころなのですが、それに騙されている人が未だにいるという…。

 往古、漢字の導入に邁進した朝臣達の中にも同じようなことが起きていたのではないかと考えています。その背景については、支那と欧米のやり方に違いがあるでしょうし簡単な問題ではありませんが、方向性だけに関して言えば、同じように大陸の知識を金科玉条とする朝臣が多くいたはずです。

 しかし、時間をかけてそれらを取り込んだ。今は逆に取り込まれている。それを恥と思わないことが、私は不思議で仕方ないです。欲得におもねるか、カルト思考に陥っているのか…。
しわ | 2008年09月14日(日) 16:57 | URL | コメント編集

●コメントありがとうございます

>>HN忘れさん

>米語の車内アナウンス、正直ウザかったです。

  ああいうのをやらせている側も、英語を流しておきさえすれば「国際的」だと勘違いしているんでしょう。情けない話です。

>そして駅構内の表示板は日本語より米語・半島語・北京官話表記が目立つ・・・

  中国朝鮮からの観光客が増えているという実情はあるにしても、九州の駅なんて氾濫と言っていいほどハングルと頭の悪そうな簡体字があふれていますね。
  外国人と仲良くするとか、外国の文化を学ぶのはいいことだとか、すでに何か前提のようになってしまっている事柄をもういっぺん考え直してみるべきだと思います。そうなると、やはり教育を含めた行政の態度に問題があると言わざるを得ません。
  戦争をした時は「日本は一等国だ」と調子に乗りすぎ、戦争に負けたら卑屈なほどへりくだる。バランスが悪すぎます。

>外国語のアナウンスは必要ないと私はおもいます。

  それこそ、世界水準に合わせるべきでしょうね。その国を知りたいなら、言葉を勉強するのは当たり前だと思います。

>>しわさん

>新しげな耳慣れない言葉を使えば新しい、そう勘違いしてますよね。

  そう言う言葉を使えば、白人に近づけると思っているんじゃないでしょうか。
  そう言えば、どこぞの自称ホシュの方のブログで、「宣言する!」と書いた後、わざわざ「Statement」という言葉を入れているのを見たことがあります。無意識のうちに、欧米の言葉を入れた方が格好いいと判断しているのだと思います。
  そういう人間が外国人労働者をたたき出せなどと言っているのだから、もうギャグですね。彼らが何を保守したいのか、私にはさっぱり分かりません。

>漢字の導入に邁進した朝臣達の中にも同じようなことが起きていたの
>ではないかと考えています。

  二つの類型があるでしょうね。まず、「本場物」(=渡来人)と「かぶれ」という類型です。前者はモノホンの外国人で、優れた制度を持ってきて遅れた日本を開明するヒーロー役、そして、後者がそれに盲従する子分役です。
  まず「本場物」がプログラムを作り、それに従って活動します。そうするとあとは、それに心酔した「かぶれ」が勝手に増殖して、国内の仕組みを変えていってくれます。もちろん、「本場物」の本国にとって都合の良いような仕組みにです。
  留学というのは、「かぶれ」や、より本場物に近い「かぶれ」を大量に作り出すシステムだと考えると分かりやすいと思います。
  日本人は、陸地で外国と対峙するというきつい経験をしないで今まで来ています。それはそれで幸福なことなのですが、外敵に対してどうしても幻想を抱きがちだという欠点が出てきます(核兵器さえ持てば全ての問題が解決するというのも、一つの幻想)。
  日本の国難を救った指導者、たとえば徳川家康は、そんな幻想を廃して、徹底的にリアリズムに則って外国と向き合った人びとです。この辺は、地政学の法則とも通じるところがあります。
ろろ | 2008年09月14日(日) 22:14 | URL | コメント編集

●レスありがとうございます。

 私もさっぱりわかりません。「安倍さんは確かに経済政策に関しては有効な対策を講じることができなかったけれど、愛国心に関してはどの政治家よりも…」ほんとギャグです。めまいがします。


>「本場物」と「かぶれ」

 なるほど、 わかりやすい類型です。幕末でいうと、長州ファイブ(笑)とか、そういう連中ですね。


>徳川家康…地政学の法則

 ろろさんの仰りたいことを正確に汲み取れているか自信がありませんが、

 徳川家は、外部を強大な敵(織田、今川、武田)に囲まれ、内部には一向門徒という難敵を抱えていた。また同時代において短い間隔で、織田、豊臣という覇者の失敗を垣間見た。それらと相対した経験を通じて、または本能的に外敵の扱いを心得るように至ったということでしょうか。 

 最近、「近世日本の国家形成と外交」という少し古い書籍を読みましたが、各国各藩との間で交わされた当時の書簡や記録など一次史料と呼ぶに値する古文書の解読から、当時の幕臣達がどのような視点を以て対外政策に取り組んでいたかが語られており、とても興味深く感じた次第です。幕臣達はアジア地域において、自己を客観視する地政学的視点を有しており、そこから導きだされる対外政策が江戸時代の繁栄に一役買ったのは間違いないと考えます。
 
しわ | 2008年09月15日(月) 13:00 | URL | コメント編集

●TBです

“乳児”精神の無能で臆病なエリート層が国家を支配していること
http://sun.ap.teacup.com/souun/226.html
「 田中角栄の呪い」はこれからふりかかる
http://sun.ap.teacup.com/souun/265.html
早雲 | 2008年09月15日(月) 23:17 | URL | コメント編集

●管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます
 | 2008年09月16日(火) 22:11 |  | コメント編集

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