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2007.08.16(Thu)

ロシア旅行記(3)~ロシアとユダヤ人 

  今回は、旅行記的な部分は少な目ですが、単なる感想文よりは皆さんにも得るものがあるかと思います。どうかお付き合い下さい。

  ロシアという国を考えるとき、ユダヤ人の存在は外すわけには行きません。

  ここで、ユダヤ人というのは、二つの視点で捉える必要があります。それは、「シーパワー」「ハザール人」です。

  シーパワーというのは、このブログでもよく触れています。詳しくは、●江田島孔明氏の「世界史に見られるランドパワーとシーパワーの戦略」をご覧下さい。ここで、ユダヤ人のシーパワーというのは、主に「貿易」についての話です。
  みなさんは、シェークスピアが書いた『ヴェニスの商人』という有名な戯曲をご存じかと思います。金がないなら自分の身体の肉で払え、というあれです。あの話には、船が難破して借金が払えなくなったという話が出てきますし、舞台は港町ヴェニス(ヴェネチア)です。ユダヤ人が、ヴェネチアに沢山住んでいたのはよく知られている事実です。
  ヴェネチアに限らず、ヨーロッパの港町にはだいたいユダヤ人がいて、遠隔地との貿易を行ってきました。●以前の記事でも書きましたが、貿易の仕事というのは、先方の事情に通じた代理人のような人が必要です。宗教上の迫害を受けて、各地に離散していたユダヤ人には、現地の事情に通じた同胞がたくさんいたため、貿易を生業とするのは非常に有利でした。
  近代の経済システムの基盤は、彼ら貿易に携わるユダヤ人が作り出したと言っても過言ではありません。たとえば、為替手形、信用状、複式簿記といった技術や、銀行業、金融業といった仕事は、すでにヴェネチアやジェノヴァといったイタリアの港町でルネサンス時代に成立していました。また、スペインを追われたユダヤ人が、オランダやイギリスに大挙して押し寄せた後生みだしたのが、株式会社という仕組みでした(正確に言えば組合企業だが、●東インド会社は有名)。そして、彼らが移り住んだ地域はみな、貿易が盛んになり、経済が活性化しました。これこそが「シーパワー」というものの本質なのです。
  逆に言えば、世界規模、そこまで行かなくても、ヨーロッパ地域で大量取引を伴う貿易を行うとなると、ユダヤ人が作り出したネットワークを利用するしかありません。ロンドンも、アムステルダムも、ハンザ同盟諸都市も、そして地中海の港も、ユダヤ人の商人が縄張りを築いてしまっているからです。かなり粗っぽい言い方ですが、海上貿易で利益を得るということは、ユダヤ人を国内に受け入れることに他ならないわけです。


20070816214715.jpg



  さて、ペテルブルクが建設される以前のロシアといえば、典型的な「ランドパワー」でした。国土は広い、人もたくさんいるが、ものを売り買いするノウハウが足りません。ちょうど、改革開放の前の中国のようなものです。もちろん、ノヴゴロトからモスクワを経て黒海に出る貿易ルートはずっと昔から存在していましたが、物資量が乏しく、貿易品も毛皮や琥珀程度、これでは近代国家に相応しい経済力(貨幣の蓄積)は獲得できません。
  かの有名なピョートル大帝が、自ら陣頭指揮を執り、その作業の過酷さゆえに「屍の上に築かれた町」と言われながらもサンクトペテルブルクを建設したのは、シーパワーに対して門戸を開放するためだったのではないかと、私は考えているのです。
  黒海沿岸は、オスマン・トルコという世界最強の陸軍国(しかもイスラム教徒)が邪魔をしていて思うように使えません。軍事力でどかそうにも、当時のロシアにはトルコと戦って勝つだけの力がありませんでした。だからこそ、バルト海に面した港町、北ヨーロッパに向かって開かれた窓が必要だったのです。幸い、こちらを牛耳っている最大の勢力だったハンザ同盟は衰退し、あとは中堅国のスウェーデンくらいしか敵がいませんでした。
  そして、ペテルブルク開港後のロシアは、エルミタージュ美術館に象徴されるような、一流の文化国家、列強の一角にのし上がっていったのです。

  しかし、今振り返ってみれば、その歴史は戦争の歴史でもあるわけです。中央アジアでのイスラム勢力との戦争、南下政策でのトルコとの対立(トルコとロシアは13回も戦争している!)、そして極東ではイギリスの代理人である日本との戦争・・・ヨーロッパ中央部(地政学で言う「ハートランド」)を巡る戦いに加わったことも一度や二度ではありません。
  そのような戦争がなぜ引き起こされたか考えると、いろいろ理由があるのでしょうが、一番大きいのは、ユダヤ人のもたらした金融という仕組み、要するに近代経済が、常に原材料の獲得や市場の拡大を必要としているからです。
  卵と鶏のような話になってしまうのかもしれませんが、ロシアが戦争に次ぐ戦争を余儀なくされたのは、ペテルブルクという窓を開いて、近代経済を受け入れたからなのではないかということです。もちろん、近代経済がある種の豊かさをもたらすことは間違いありません。
  しかし、その反面、マルクスが喝破したように、国家が自転車操業を余儀なくされてしまうという悪しき面もあります。
  要するに、ユダヤ人(=シーパワー)というのは、取扱い注意の劇薬なのです。これは、忘れてはいけません。

  そして、もう一つの「ハザール人」という側面です。

  みなさんは、今イスラエルやアメリカにいる「ユダヤ人」の大半が、本当はヘブライ語を母語とするユダヤ人でないと知ったら、どう思われますか?
  旧約聖書におけるアブラハムの子孫というのは、セム=ハム語族といって、アラブ人に近い黄色人種です。しかし、イスラエルの首脳陣など見ると、どうみても白人です。彼らこそ、ユダヤであってユダヤ人ではない、「ハザール人」という人々なのです。
  ●こちらのホームページを見ていただくと詳しいことが書いてありますが、ハザール人というのは現在のロシア南方の平原にいた騎馬民族です。彼らは9世紀にキリスト教の東ローマ帝国、イスラム教のイスラム帝国に挟まれてしまうという状況で、なんとユダヤ教に改宗してしまいました。そして、民族の歴史も書換てしまい、自分たちはアブラハムの子孫だったということにしてしまったようです。
  ハザールの勢力圏内は、当時国家としてまとまり始めていたロシア(キエフ=ロシアという諸侯連合)と隣接していたので、両者には抗争が絶えませんでした。ハザールはロシア人を捉えては、イスラム諸国に奴隷として叩き売っており、その恨みもあって、ハザールは10世紀にキエフ=ロシアによって壊滅させられます。
  そして、さらにモンゴル帝国の遠征が追い打ちをかけ、12世紀にはハザール国家は完全に崩壊しました。その後、いろいろあって、彼らの多くはポーランドやウクライナに逃げ込みます。●ポーランドのクラクフ●ウクライナのリヴィフは、それらのユダヤ人(一般に「アシュケナジー・ユダヤ」と言われる)によって発展した町です。もちろん、彼らの生業は貿易や金融業でした。
  そうなると、これらのユダヤ人は、初めに言及したシーパワーであるユダヤ人とは、重なっている部分もあるわけです。混乱しやすいところですが、ロシアとの関係ではとりあえず分けておいた方が理解しやすいです。
  さて、問題になるのは、18世紀末のポーランド分割によって、再びロシア領内にアシュケナジー・ユダヤ、すなわちハザール人が入り込んできてしまったことです。ロシアは奴隷として売られた恨み、ハザールは国家離散に追い込まれた恨みがあるので、和解などできるはずがありません。そこで、帝政ロシアの領内では、たびたび「ポグロム」と言われる、大規模な「ユダヤ人」虐殺が起きることになります。
  もちろん、ある人種をターゲットにした虐殺など許されるわけがありません。
  しかし、自分の妻や恋人が強姦され、親兄弟が首に縄を付けて売られたことのあるとしたらどうでしょうか。それなのに、今現在のそいつらはといえば反省する素振りもなく、●「異教徒は家畜だから騙しても構わない」などと吹聴し、法外な利息で金を貸してきて、返せなければ根こそぎ財産をかすめ取っていくような汚い真似を日常的にやらかしているのです。こんなのが隣りに住んでいたら、腹を立てるなと言う方が非常識です。
  そういうわけで、ロシア領内のユダヤ人は迫害されてきました。

  しかし、そんな彼らがある日逆襲を開始します。それがロシア革命です。
  ●こちらのリンクで、ロシア人の元外交官がその辺の経緯を語っているテキストが見られます。私はこれを読んで、ショックを受けましたね。なにしろ、レーニンやトロツキーやスターリンの側近やらが、みんなユダヤ人だったなんて、歴史の教科書のどこにも書いていないのですから。帝政ロシアが国民を虐げたとばかり思っていましたが、実は相ではなかったのです。
  共産主義というのは人類開放の理論でも何でもないのです。なんと言っても、それを提唱したマルクスすらユダヤ人だったのです。要するに、共産主義というのはユダヤ人が国家をぶっ壊すためのカルト理論で、ロシア革命はハザール人によるロシア乗っ取りに他ならなかったのです。

  社会民主党とか共産党とか応援しちゃってる人たちは、そういう歴史を知っているんでしょうか?

  まあ、乱暴な言い方ですが、シーパワーのユダヤが劇薬だとすると、ハザール人は寄生虫みたいなものです。そして、この二つのユダヤ人との相克を経て、今のロシアがあるというわけです。

----------------------------

  さて、ロシア人がユダヤ人を嫌っているという生の声を聞かせてくれたガイドのマリアさん(23歳女性)は、何とすでに一児の母です。結婚したのは19歳で、相手は大学の先生(30歳近く年上!!)だったそうです。当然、旦那さんは今も大学で教鞭をとっていらっしゃいます。
  いろいろ話を聞いたり、建物の案内を受けながら歩いていたときのこと。ちょうど、サンクトペテルブルク総合大学の校舎の脇を通り抜けようとしました。
  アインシュタインがユダヤ人だというのを思い出した私は、

  「もしかして、大学の先生はイェブリェーイ(ユダヤ人)が多いんですか?」

  と、きいてみました。すると、なんと、

  「サンクトペテルブルク総合大学の教授のほとんどはユダヤ人ですよ」

  と、驚くべき事実を教えてくれました。旦那さんから聞いたので、間違いないということです。

  これが、ユダヤ人の常套手段です。学会やマスコミのような知的階級の中に紛れ込み、さも客観的な真理を語るようにして、自分たちに都合のいいように世論や風潮をコントロールしていくというやり方です。
  それにまんまと乗っかり、馬鹿げた戦争を繰り返して武器商人(もちろんユダヤ人!!)を儲けさせているのがアメリカという国なのです。ユダヤ人にとっては、イデオロギーや愛国心というのも、大衆操作の道具でしかありません。自由主義で規制緩和しまくり、不満が出ると戦争賛美で煽りまくり、厭戦気分が増すと今度は共産主義で国民を煽るのです。最後には、絶対に自分たちが損しないように、右にも左にも逃げ道を作ってあるのです。
  
  サンクトペテルブルク出身のロシアのボス、プーチン大統領は、上のような状況をどう考えているのでしょうか?

  残念ながら、時間があまりなかったので、そこまではマリアさんに聞くことができませんでした。しかし、私なりに考えたことはあります。


20070815210304.jpg

  サンクトペテルブルクの町を歩くと、中心部の至る所でこのように新築・改築の工事をしています。
  左下のトタン屋根の下を歩くのですが、とにかく狭いです。前からいかにもロシア人という感じのおっさんが歩いてくると、異様に緊張します(笑)。


20070815210317.jpg

  こちらもです。建築基準法みたいなのがあって、告知はロシアの国旗と同じ柄にしろと言われているらしく、どこに行っても三色旗が貼ってありました。

  中心部で、建物を建て替えているということは、それだけこの町が活況を呈しているということを表しているような気がします。古い建物を手直ししようというのは、これからもずっとここで商売を営んだり、住居を構えたりするという気持ちの表れです。つまり、ロシアは経済に対する見通しが明るいということです。
  この背景には、もちろんロシアの狡猾な資源外交があるに違いありません。しかし、プーチンという指導者の本当に優れた面は、そこではないと思うのです。

  彼の頭の良さは、シーパワーを完全に排除するのではなく、対等以上の立場で利用し、しかも接触範囲を限定しているということです。ピョートル大帝と似ているようですが、それとはまた少し違います。詳しいことは、モスクワの話の時にもう少し紹介してみます。

  ペテルブルクのにぎわいと工事の多さを見たとき、プーチン大統領は独裁者と言われようと民主主義の敵と烙印を押されようと、ロシア国民をきちんと食わせいく度量を持っているという憶測は、確信に変わりました。それに比べて、美しいだの国を愛する態度するだの、お題目ばかりで国民に何も与えられない我が国の総理大臣のショボさといったらありません。
  もっとも、それがピョートル大帝以降の帝政ロシアと同じく、周辺諸国との戦乱にロシアを駆り立てるのか、それは今のところ分かりません。そういう徴候も、なくはないからです。

  ただ、ロシアというランドパワーは、我々が考えているよりも奥が深いということは分かります。少なくとも、アメリカや日本の底の浅いメディアが言うような、どう猛で非理性的で前近代的な国であるという漫画チックなイメージ(多分いまだに頭の中が冷戦中なのだろう)でとらえるべきではありません。

  次回は、いよいよロシアの中のロシア、首都モスクワへ向かいます。

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Comment

●管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます
 | 2007年08月17日(金) 00:06 |  | コメント編集

●もしかしたら

ロシアと仲良くなれれば、結構すごいことになりそうですね。
まぁ障壁はたくさんありますが・・・。
noa | 2007年08月17日(金) 00:47 | URL | コメント編集

●コメントありがとうございます

>>管理人のみ閲覧のコメントの方

  ありがとうございました。

>>noaさん

  多分無理でしょうね。
 
  地政学的な障害が何もないだだっぴろい草原の真ん中で1000年以上暮らしてきた人々です。東から西から異民族が次から次に襲いかかってくる、そういう状況ですから、日本人が考えるような友好関係を結ぶことは困難でしょう。そういうことができる人々ならば、ハザールとどこかで手打ちができていたはずです。まあ、あの地形では平和的な棲み分けは無理ですよね・・・。

  貿易をする分には悪くない相手です。中国ほど人件費も高くなく、なにより人種が違うので、交流しても移民流入のリスクがあまりありません。今でもそうですが、ロシアにはビザを要求していますから、それを続ければいいのです。
  しかし、以前から言うように、ロシア国内に権益は持ってはいけませんね。トヨタや日産が大規模な工場をペテルブルク郊外に作る予定ですが、ロシア側が盗める技術を盗んだところで締め出しを食らうのではないかと思っています。

  
ろろ | 2007年08月17日(金) 21:11 | URL | コメント編集

10時間を越える飛行はご苦労様。
サンクトペテルブルクは昨年行きました。印象としては外国向けにロシアの威信をかけているように思いました。
あちこちで工事がされていました。
外国にしては以外に綺麗な町でした。その代わり一生懸命掃除のおじさん・おばさんが掃除していました。
それと外国の車が多いことに驚きました。特に日本車が多かったですね。
でも、先月ウラジオストクに行ってきたのですが、95パーセントは日本車でした。そこまでは行かないと思うが割合としては増えていくと思う。
Sadao | 2007年08月17日(金) 22:06 | URL | コメント編集

●>>Sadaoさん

  ウラジオストクはどうでしたか?挑戦のビジネスマンはいたでしょうか?こちらも朝鮮人観光客とは行く先々の宿や空港で同席しました。

>印象としては外国向けにロシアの威信をかけているように思いました。

  確かにそうですね。あとは、やはりプーチン大統領がペテルブルクを好きなんでしょう。モスクワ在住のロシア人曰く、プーチンはモスクワをあんまり気に入っていないようです。行動様式はランドパワーそのものなのに(笑)。

>その代わり一生懸命掃除のおじさん・おばさんが掃除していました。

  私はあまり見ませんでした・・・しかし、歌舞伎町よりははるかに綺麗でしたね(笑)。

  あと、ペテルブルクはモスクワに比べて圧倒的に衣服の店の割合が多かったです。あそこの人は、洒落ているのかもしれませんね。東京と言うより、神戸に似ている気がしました。
ろろ | 2007年08月17日(金) 22:45 | URL | コメント編集

少し遅くなりましたが、ロシアから無事帰国、お疲れ様でした。

実は私ももう10年ぐらい前ですが、大学院生の頃にロシアのイルクーツクとバイカル湖畔に調査へ行ったことがあります。イルクーツクの町並みはきれいで、昼間は外で気軽にビールも飲めましたけど、夜の治安と経済状態はよくありませんでしたね。それまで公務員として身分が保障されていた人々の多くが職を失ったと聞きました。一緒に調査をした研究者はソ連崩壊前の方がはるかによかったと懐かしがっていました(今はどうしているか、全く音沙汰がなくなってしまったのでわかりませんが)。その他にも色々と日本で聞く話と違うと感じました。その頃の私は国際関係については何にも知らない若造でしたが、やっぱり、現地にいかんとわからんことはあるなぁ、と感じたものです。そんな時代の荒波に翻弄されてきた研究者達とバイカル湖畔で調査小屋に泊まりながら、過ごした日々は今も忘れません。昼間から「ザ・ズダローヴィエ!!」とかいってウォッカを飲む人が多いのですが、陽気で男気ある奴が多かったですね。食事は中国経由で餃子が入ってきてかなりポピュラーになっているのに驚きました(もちろん中国人そのものも入っていました)。当時は経済が傾いていても、田舎に食料はふんだんにありました(まさにランドパワーの力の源)。私は、蒸かしたジャガイモにフレッシュバターとオームリというサケ科の魚のサシミやイクラをのせて食べるのが好きでしたね(ご飯としょうゆがないのはつくづく残念でしたが)。ちなみにイクラはロシア語由来なんですよね。

未来を考えれば、温暖化の話もあるし、交易相手としては重要かもしれません。できれば国単位ではなくて、地域単位での交易ができるようになるのが理想ですが、これはもうちょっと先の話かな。ロシアの経済が堅調に復活して、中国の経済が崩壊するとき、両者の関係は悪化しそうな気がします。
banabuna | 2007年08月18日(土) 17:15 | URL | コメント編集

●>>banabunaさん

>実は私ももう10年ぐらい前ですが

  エリツィン時代ですね。ガイドのヴィタリー氏曰く、相当辛かった時代だそうです。最悪だったのは誰の頃か・・・次回の記事で教えます(笑)。

>昼間から「ザ・ズダローヴィエ!!」とかいってウォッカを飲む
>人が多いのですが、陽気で男気ある奴が多かったですね。

  よりによって、「健康に(乾杯)!」ですか。あれほど皮肉に満ちた乾杯の音頭はないですね(笑)。

  ロシア人にもいろいろいるようで、ガイド氏はヴィノー(ワイン)が好きでした。私はピーヴァ(ビール)ですね。バルチカの3番が行けます。もっとも、私がロシアで一番よく飲んだのは、ボンアクア(ミネラルウォーター)でした(笑)。

>未来を考えれば、温暖化の話もあるし、交易相手としては
>重要かもしれません。

  ええ。正直私は歴史的なことを考えるとあまり好きな国ではないのですが、レアメタルは中国からよりロシアからの方が入手しやすいと思います。まあ、それでも海洋資源の開発の方が後々を考えるといいと思いますが。
  いつも言うように、ロシアとは「交易」はOK、「権益」はNGなのです。中国は基本的にどちらもNGです。中国と相互依存が深まって喜ぶのグローバリストだけであり、結末は戦争です。
  あと、外交はおそらくイギリスと同じくらい狡猾な国ですから、日本単独で条件交渉などをしてはいけませんね。彼らとの争いは、公然とやれるものに限るべきです。

  そうえば、ユネスコがバイカル湖を世界遺産から外すかもしれないというニュースがプラウダに出ていました。ヘッドラインとリードを読んだだけなのですが、本当でしょうか?なんか、汚染がどうの、パイプラインがどうのと言っていたように思うのですが・・・。
ろろ | 2007年08月19日(日) 00:11 | URL | コメント編集

●ロシアの環境問題は複雑怪奇

>よりによって、「健康に(乾杯)!」ですか。あれほど皮肉に満ちた乾杯の音頭はないですね(笑)。

そうなんですよ。あれに付き合うとほんと次の日がしんどいのです。しかし、あっちの奴らは「けろっ」としていることが多い。DNAの違いを感じました。

>中国と相互依存が深まって喜ぶのグローバリストだけであり、結末は戦争です。

そうですね。戦前と同じ轍は絶対に踏んではいません。ロシアとの交易もおっしゃる通りです。文化が違う=外交の基本ルールが違うということを甘く見てはいけませんね。いつ手を切っても、切られても手痛い問題に発展しないぐらいの関係を保つべきです。失敗すればウクライナ・東欧の二の舞ですから。

>ユネスコがバイカル湖を世界遺産から外すかもしれないというニュースがプラウダに出ていました。ヘッドラインとリードを読んだだけなのですが、本当でしょうか?なんか、汚染がどうの、パイプラインがどうのと言っていたように思うのですが・・・。

パイプラインというのは、おそらく例の中国と日本で綱引きをした東シベリア石油パイプラインのことではないでしょうか?当初の計画では、これがバイカル湖畔のすぐそばを通る計画だったため、これが地震や事故、テロ等で破壊されれば、バイカル湖の生態系に大きなダメージを与えるとして、環境保護団体やユネスコがその計画の中止・変更を求めてました。で、2006年4月にはプーチン自らがプランの変更を発表して、バイカル湖から離れたところをパイプラインが通るように変更の指示を出したようです。ユネスコや世界遺産委員会は基本的にこれを歓迎するとのコメントを出しています。
http://whc.unesco.org/en/news/252

これで、(表面上は)一件落着のような気がするのですが、まだ何か別件でくすぶっているのかもしれませんね。ロシアの資源外交力を何とかそぎ落とそうと、対抗勢力がユネスコや国際環境団体を使って、環境問題をダシにパイプラインの完成を遅らせようとしている・・・そう見るのはちょっと陰謀論すぎかな?(あんまり誰かと一緒にはなりたくないので、ちょっと予防線(笑))。しかし、このパイプライン計画の根っこにユコス事件が転がっていることを考えるとどうも気になってしまいます。
http://kei-liberty.mo-blog.jp/taihikinsi/2006/05/post_a5eb.html

ただ、バイカル湖を含むロシアの各地に深刻な環境汚染が広がりつつあるのもまた事実ではあります。
http://cicplan.ori.u-tokyo.ac.jp/miyazaki/baikal.htm

いずれにしても日本としては、代替エネルギーがまともに使えるようになるまで、慎重なエネルギー外交・交易を展開する必要があるでしょうね。
banabuna | 2007年08月19日(日) 18:47 | URL | コメント編集

●>>banabunaさん

  ためになるお話ありがとうございます。

>ロシアの資源外交力を何とかそぎ落とそうと、対抗勢力が
>ユネスコや国際環境団体を使って、環境問題をダシに
>パイプラインの完成を遅らせようとしている

  捕鯨反対団体がオーストラリアに集中していることなど考えれば、そういう環境問題を政治利用をしている連中がいても全く不思議ではありませんね。ロシアの弱点(だと欧米が思っていること)は、政治の非民主性ですから、ロシアは環境に配慮しない国だというイメージ操作は有効でしょうね。
  ただ、私がロシアにいていろいろ見ている限り、その程度でプーチン大統領の政治が否定される可能性は、ロシア国内ではかなり低いという風に思っています。そこが、あの国の強さ、恐ろしさです。

  世界をいろいろ飛び回っている貴君のお話は面白いです。また是非いろいろ聞かせてください。
ろろ | 2007年08月19日(日) 20:27 | URL | コメント編集

>世界をいろいろ飛び回っている貴君のお話は面白いです。また是非いろいろ聞かせてください。

それではまたいずれ。来月はベトナムに行く予定です。

経済の動脈側(製品の生産・流通)だけでなく、静脈側(製品の廃棄・リサイクル)にもグローバリズムの負の面があります。
http://www.crra.com/ewaste/ttrash2/ttrash2/

前にも話しましたけど、私が海外に出ることがあっても、グローバリストのようになることはないですね。むしろどんどん彼らから遠ざかっている気がします。私の行くフィールドがその国の中でもローカルやマイナーなところが多いからかもしれまえせんが、もともとそういう『近代』の批判者だからでしょう。しかし、「批判の専門家」には決してなりたくはない。狭い道ですけど、理想と現実の『中道』を地道に歩みます。
banabuna | 2007年08月20日(月) 19:16 | URL | コメント編集

●>>banabunaさん

  リンク先拝見しました。

  こうやって金の力で他国の人間の環境なり尊厳なりを奪っていることには、憤りを覚えずにはいられません。我々が、もし経済力を身につけていなかったら、ゴミを受け入れる側になっていたはずです。それを思うと、申し訳ない気持ちでいっぱいになります。
  グローバリストの汚い面は、ここに尽きると思うのです。国内は厳しくてダメだと思ったら、平気で海外で下品な真似をする。買春ツアーやってる馬鹿中年とメンタリティは変わりません。
  私は、日本が大陸進出した後の日貨排斥には怒りを覚えるたちですが、他人の土地で貨幣価値をかすめ取るような真似をしていたら、そういう目に遭うのは当然だと思うのです。こういうことを言うと、自称愛国者の人々は、誠実に振る舞っている日本人をなぜ襲うんだ、と抗弁するでしょうが、それは日本人の行動様式をベースに判断してしまっているからで、優しかろうが怖かろうが、収奪者には変わりありません。
  やはり、人は文化や歴史的に形成された国境を越えた活動に本腰を入れてはいけません。それこそ、そういう話はユダヤ人に委せておけばいいのです。本当の意味でシーパワーとして生きられるのは、きっと彼らだけでしょう。その彼らでさえ、約束の地を渇望しているのですから、況や日本人は・・・ですね。
  麻生氏が自慢げに話す「海外で褒め称えられる、とてつもない日本人」を真に受けてはいけませんね。あれはグローバリゼーション賛美なんですよ。
ろろ | 2007年08月20日(月) 21:37 | URL | コメント編集

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