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2008.03.31(Mon)

【世界激震】米中ダブル崩壊の日は来るか(4)~怪物ランドへようこそ 

  みなさん、藤子不二雄氏の作品で、『怪物くん』という漫画があるのをご存じでしょうか?(詳しくは●こちらを参照)
  「怪物くん」という魔物のヒーローが、「ドラキュラ」「フランケンシュタイン」「オオカミ男」という三人(?)の手下を連れて大活躍するというお話なのですが、この登場人物を

  怪物くん=アメリカ政府(米軍)
  ドラキュラ=アメリカの金融資本
  フランケンシュタイン=中国
  オオカミ男=日本政府


  と、置き換えてみると、ぴったりだということを先日発見しました。(笑)
  ●ウィキペディアのキャラクター説明を見ると、かなり面白いです。前回の記事でも述べたように、アメリカの金融資本が吸血鬼=ドラキュラだというのはいいとして、怪物くんの紹介を見てみます。

>常識外れでプライドが高く、短気でわがまま

  アメリカそのものですね(笑)。●怪物くんの主題歌の歌詞で「悪魔怪獣なんでもこい」と謳っていますが、「悪魔怪獣」を「イスラム教国やセルビアのような国」と置き換えると見事に意味が通じるのも笑えます。

  続いて狼男を見てみると、

>怪物ランドでは著名な料理人で、怪物屋敷の食卓や家事を担っている。
>気さくで人がよく、世話好き。


  これも日本にぴったりです。後で述べるように、アメリカの財政を支えているのは日本の意味不明のドル買い(為替介入)だからです。
 
  では、中国の役割をしているフランケンシュタインはどうでしょう。

>怪力と手先の器用さで主に屋敷の手入れや買い物の荷物持ちをしている。

  屋敷=怪物くんの住処だと考えると、これは結構当たっています。別に、中国人が手先が器用だというわけではありません。後述するように、アメリカの台所を支えているのは、実は中国だからです。

  もっとも、現実世界の「怪物くん」は、原作と一点だけ違うところがあります。それは、全てを牛耳っているのがドラキュラだというところです。
  そういう配役を頭に入れていただいた上で、本題に入りましょう。

  このシリーズで何度も述べているように、1971年の米中国交回復以降中国に期待されていた役割は、「過剰生産によってデフレを起こす」ことでした。
  デフレとは、簡単に言うとお金の量より物の量の方が多い状態のことです。当然物の値段は下がり、それに伴って企業の売り上げ→従業員の給料→国民が物を買う力(購買力)の順に下がっていきます。購買力の低下はさらに企業の業績を低迷させます。これが、いわゆるデフレスパイラルというやつです。
  このような状況は、日本を始め多くの国にとって好ましくないのですが、そうでない国もあります。1980年代以降のアメリカのような金融中心経済の国です。
  金融中心経済の国にとっては、他国のデフレはまたとないビジネスチャンスなのです。なぜなら、デフレになった国は株価や地価も低迷するのが普通なので、そういった国の優良資産を買いたたくことができるからです。●こちらのリンクを見ていただくとすぐわかるのですが、東京で最も地価が高い一帯である銀座の目抜き通り・中央通りを歩いてみると、外国のファッションブランド会社が作った持ちビルがたくさんあります。バブルの頃はこんなことをやろうと思っても、地価が高すぎる上に、為替取引が自由でなかったために非常に困難でした。ところが、日本のデフレによる経済低迷のおかげで、「侵略」に成功したのです。
  もちろん、ただデフレにするだけでは当該国の資産買い占めがうまくいかないので、国内資本を守るための仕組みを変えさせたり(いわゆる規制緩和)、国営または公営企業が支配している優良資産を手放すためのカイカク(JRや郵便局の民営化)を同時に行わせるわけです。
  そういうときにドラキュラは絶対に表に出てきません。出てくるのは怪物くんです。「悪魔怪獣なんでもこーい」とわめき散らし(北朝鮮やイラクの脅威を世界中に吹聴し)たり、「俺やドラキュラに住みやすいように家を改造しろ!」(規制緩和や民営化をしろ)と脅かしたりして、その隙にドラキュラが血を吸うわけです。見事なコンビネーションです。
  
  もっとも、当のアメリカにもこういうデフレの波は押し寄せるわけで、それをどう乗り切るかが問題になります。デフレを放置するとやがて中国製品に市場を支配され、失業者があふれることになるので、選挙の時に深刻な影響が出ます。政府は、なんらかの形でデフレを感じさせない方策を打たなくてはいけません。
  アメリカがとった方法はいくつかありますが、その一つが「第三次産業による雇用の吸収」です。
  ●こちらのグラフを見ると、1990年にはアメリカの非農業(農業は1%未満)就業人口のうち77%がサービス業だということが分かります。これがだいたい第三次産業だということができます。
  三次産業の典型は、「商業」「運輸業」です。この二つの業種は、扱う品物が輸入製品でも全く問題がありません。ピッツバーグの工場で生産された鉄鋼材をシカゴの商社が仲介して売買し、運送業者がニューヨークまで運ぶ取引だろうと、韓国の工場で生産され、ロサンゼルスに陸揚げされた鉄鋼材を同じ商社が仲介してニューヨークまで運ばせる取引だろうと、たいした違いはないということです。
  むしろ、海外との取引の方が手数料や運送料が高額になり、取引あたりに動く金額は大きくなります。そうだとすれば、物の取引を活発にして、トラックが長い距離を頻繁に往復するようになれば、製造業がなくなった分を穴埋めできるというわけです。
  あるいは、「金融」も第三次産業です。金を貸して金利を取るだけで、GDPに立派にカウントされます。株の売り買いも同じです。ドラキュラ同士で銀行口座の数字を右に左にいじくるだけで(最近はオンラインの取引ばかりなのでこれも簡単)お客の血を吸うことができるというわけです。
  「サービス業」というのは、上のような産業にくっついて業績をのばす産業です。たとえば、商社や銀行がたくさん従業員を雇用すれば、会社の近くにあるコーヒーショップの売り上げが伸びるでしょうし、ビルの掃除をする業者も儲かるはずです。
  こういう産業は何も物を生産していません。しかし、国家の経済力を示すGDP(国内総生産)という数字も、結局はどれだけ頻繁にお金が行き交ったかという指標に過ぎませんから、製造業が死んでも、三次産業で盛り返せば数字上は経済発展していることになります。
  そんなことをしていたら国内で扱う物がなくなってしまうのではないか、と思うかもしれませんが、そうしたら輸入すればいいのです。
  そして、そのためには輸入品は安ければ安いほどいいはずです。ここでフランケンシュタインの出番になるというわけです。中国が世界中にばらまいている工業製品の最大の行き先はアメリカです(中国の輸出相手国1位はアメリカで、アメリカの輸入相手国1位も中国)。怪物くんの家は、フランケンシュタインが作った品物がなければ成り立たなくなっているほどなのです。
  お金が足りなくなったら、アメリカドルを印刷して公共事業や社会保障としてばらまけばオッケーです。ブレトン・ウッズ体制の崩壊後は金(ゴールド)の裏付けがいらなくなったのですから、札は刷り放題です。刷りまくったアメリカドルで、安い中国製品を買う。買った品物を国内でたらい回しにして「経済活動」を行う。これが、アメリカン・ウェイ・オブ・ライフ(笑)です。
  もっとも、この方法には一点だけ欠点があります。あまりにもたくさんドルを刷りすぎてしまうと、世界中にあふれてしまって、価値が暴落してしまうということです。ドラキュラである国際金融資本にとっては、自分の持っている資産の価値が下がることになるので、困ってしまいます。
  そこで、怪物くんの出番です。「怪物ランドのプリンスである俺の世話をしろ」と他の国を恫喝するのです。要するに、金がないからアメリカ国債を買え、というわけです。
  このとき、決まって真っ先に怪物くんのアメリカ国債を買うのが、世話好きでお人好しのオオカミ男(日本政府)なのです。典型的なのは、小泉政権下の為替介入です(●こちらのリンクを参照)。なんと、2003年度末に35兆円もの円売り・ドル買いを行っています。そして、その金のほぼ全てがアメリカ国債になり、外貨準備に積まれることになりました。
  こういうオオカミ男の怪物くんに対する過剰なゴマすりを正当化するために、北朝鮮だの、中国の脅威だのが喧伝され、それを増幅するために靖国神社騒ぎがあったのではないか・・・とすら思えてきます。
  
  漫画だと怪物同士が馬鹿をやってると笑っていられますが、現実世界では日本国民を初めとして世界中の人びとがドラキュラに血を吸われて苦しんでいます。こんな悪辣な手法が長続きするはずがありません。
  しかし、これは序の口。アメリカには「詐欺」「強盗」としか思えないデフレ回避策があるのです。

  次回は、三次産業へのシフト以外にアメリカがとった方策を紹介し、その危険性について述べてみようと思います。

(おまけ)
白黒テレビ時代の怪物くん・オープニングテーマ
http://www.youtube.com/watch?v=z1cY0pfSKkw

  「かわいこちゃんには弱い」などという惰弱な歌詞(笑)が入っていない分、アメリカくんに近いような気がします。

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EDIT  |  21:20 |  米中ダブル崩壊  | TB(2)  | CM(2) | Top↑

Comment

●TBありがとうございます。

“きちんとした官僚国家”が「最強の近代国家」です
http://sun.ap.teacup.com/souun/1005.html
早雲 | 2008年03月31日(月) 22:01 | URL | コメント編集

●TBです。

『世界同時大不況』を歓呼の声で迎える人たち
http://sun.ap.teacup.com/souun/144.html
早雲 | 2008年04月01日(火) 14:29 | URL | コメント編集

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