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2009.05.19(Tue)

民主党の最大の敗因は、日本国の運営が「超ハンデ戦」であることを理解していないこと(2)  

  ●こちらの記事の続きです。前回の記事では、民主党は、政権に入る前から高級官僚、特に法務官僚を敵視する発言が目立つために、小沢代表が辞任するという「敗北」に至ったということを書きました。
  私の予測が幸運にも外れて、岡田克也でない代表が生まれましたが、それでも前回取り上げた発言がある以上、選挙に勝つのは困難でしょう。これで政権奪取に成功しても、高級官僚を敵に回してしまっているために、おそらくまともな政権運営は出来ません。
  これに対して、麻生首相は、公務員の初任研修の冒頭で「公務員バッシングにはくみしない」と、官僚を擁護する発言をしたそうです。財務省の一部官僚の言いなりになり、消費税を上げることを早々に宣言してしまうような輩のやっていることを「まとも」などと評価することは天地がひっくり返っても出来ませんが、この点のみについて言えば、民主党の首脳陣より麻生首相の方が上手だということができます。
  「おまえらは俺の敵だ。今からさんざんいじめてやる。覚悟しろ」などという雇い主のもとで、進んで仕事をしようと思う人はいません。ここらへんが、民主党の元祖カイカク政党としての限界なのでしょう。
  要するに、民主党というのは子供の集まりなのです。正しいことならば何を言ってもいいだろう、正論は理解できない奴がおかしい、分からない奴は出て行け、やめろ・・・。
  もともと自民党にいた小沢氏までそういう空気に染まってしまってはダメでしょう。国民新党が、公務員バッシングを一切していないのを見習うべきです。
  政治というのは、思ってても口にしてはいけないことがあるのです。全ての人間関係がそうであるように。どうも、今の政治は、小泉政権以降「子供度」を競うという方向を向いているのではないかと心配になります。

  さて、私は前回の記事で、「民主党は読売と産経に叩かれまくるだろう」というような話をしました。実は、ここが「日本国の運営が超ハンデ戦」というタイトルを付けた意味です。

  読売は前の社長・正力松太郎の原発キャンペーン以来のアメリカの影響を強く受けていると言われています。社長をやってるくらーい顔をした爺さんが、私の大好きな前原誠司さん(爆)を立てて自民・民主の大連立を画策したことがあるのも、そういう文脈で理解できます。
  また、産経は某国の諜報機関が東アジア向けに工作をするために作られた某宗教団体の影響下にあるようです。●こちらのブログ記事など、見てみると面白いでしょう。
  要するに、読売や産経は某超大国の手先として動き回っているわけですが、他のメディアも負けてはいません。外資や某超大国への外需で潤う輸出企業の使いっ走りという点では、日経(経団連、日米投資会議)や朝日(中国共産党)、毎日(パチンコや精肉などの韓国資本、某学会)も大差はないでしょう。広告費が死活問題になる文春や新潮といった雑誌などは、言わずもがなです。
  簡単に言えば、日本のマスコミは、日本が独自に国策を判断してもらったら困る人たちの作ってるPR団体ということです。ブログでやたらとマスゴミだのメディアリテラシーだのほざいている人たちがいますが、どうせやるならここまできちんと定義してほしいものです。
  マスメディアというのは世論形成に大きな役割を果たしているというのは、中学校の社会の教科書にさえ書いてある事柄です。そうだとすると、身も蓋もない言い方ですが、、日本の世論を形成しているのは、外国と金持ちということになります。
  これは、動かしようのない事実です。だから、本当に日本国民の利益になるため、もしくは不利益を軽減するための政治をしたいと思えば、外国と金持ちの虎の尾を踏まないように、慎重に行動しなくてはいけないのです。
  これは、正しいことを言ったりやったりしたから許されるというものではありません。
  そういうもっとも良い例は、石井紘基衆議院議員です。彼は、2002年のある日、自宅近くで在日朝鮮人の男に刺殺されたことで知られています(その実行犯が最近面白いことをメディアにもらしたようなので、よろしければ●こちらのリンクを参照)。
  石井議員が殺された原因ですが、実行犯のやった「金の融通を断られた」ということを信じている人は誰もいないでしょう。それゆえ、「特別法人の無駄遣い」や「政府の特別会計」の追及が、利権に絡んだ人びとによって敵視されたことが原因だと言われています。
  しかし、本当の理由はこちらでしょう。

オウム事件は終わらない
http://www.osagashitai.com/kouzoukaikaku/kouki/oum02.htm

僕の地元の成城で、最近統一教会が建物を借りて改装工事を始めたのです。それで地域住民はこぞってピケをはり、統一教会が建物の中に入れないようにしていますが、こんなことにしても、始まってから何ヶ月経っても政治家はさっぱり表に出てこないんですね。いろいろアプローチしていくと、どうも統一教会の息のかかった政治家というのが随分といるようだと、地元の人も言っていました。

未来に向けて社会をどのように改革していくか、ということを政治家が真剣に考えないものだから、その間に経済活動や政治活動を通じて宗教団体にどんどん侵食されているという面がありますね。

錦織:「ともかく私には、オウムは統一教会をラジカルにしたものだという感じがするのです。オウムの原型というのは、つまりオウムの初期の活動形態は、統一教会がやってきたことときわめて類似しているのです。」

石井:「ロシアにオウムが進出していきましたね。ロシアには五万人もオウムの信者がいたそうですが、オウムが行く前に統一教会が、ロシアに進出していました。ところが、そういう連中が、どうも何時の間にかオウム信者とすりかわってしまった。

石井:捜査についてですが、日本ではオウムの全容が明らかにされません。オウム事件というのは、いったいどういうことだったのか。僕は、岡崎さんがおっしゃったように、オウム真理教は、宗教法人制度をうまく利用してアンダーグラウンドで儲けようという要素を非常に強く持っていたのだと思います。それが暴力団と結びつき、国際的に密貿易をしたり、薬物を流したりしたのはいったい何のためだったのか。


  ●このリンク●このリンク、さらには●このリンクあたりを参照していただくと、石井議員がいかにやばいことに首を突っ込んでしまったのかが分かるのではないでしょうか。
  石井議員が殺害の3日後にするはずだった国会質問が何だったのか、知るよしはありません(所持品の資料を何者かが持ち去ってしまったため)。しかし、単なる特殊法人の無駄塚いとやらで「日本がひっくり返るような」(石井議員の言葉)事態になるとは思えません。引用した文章や、リンク先の人脈と合わせてみると、この国がある団体を通じて外国にコントロールされていることを国民に知らしめるようなものだったのではないか、と推測することもできるのではないでしょうか。
  石井議員は旧ソ連の悪弊を熟知しており、ロシアとの間のパイプもあったので、早くになくしてしまうにはあまりにも惜しい人材でした。今の日本を動かしているあくどい仕掛けを知り、義憤に駆られてしまったのは理解できますが、本当に日本の未来を考えるなら、民主党が政権を取るその日まで我慢してほしかったと思います。

  ここ10年ほどの日本は、戦国時代末期から安土桃山時代にかけての日本と非常によく似ています。

  酷薄な権力者(織田信長=小泉)が外国勢力(キリスト教の宣教師=外資)と手を組み、土着勢力(比叡山、一向一揆、諸国の大名=「抵抗勢力」)をリンチにかけて殺して、外国との貿易と国内の規制緩和で新興商業勢力(堺の商人=グローバル企業)の便宜を図ったところなど、まさに小泉政権の4年半とそっくりです。国内では人身売買(●こちらのリンクを参照)や戦乱が相次いでおり、豊臣秀吉による朝鮮出兵では外国から大量の火薬を買い付けることで日本の富が流出しました。おそらく、治安の乱れや道徳の荒廃も凄まじかったことでしょう。

  そんな日本を救ったのは、徳川家康という人物でした。

  家康は、強大な今川家の人質として少年時代を過ごしました。今川が滅んでやっと一国一城の主になったと思ったら、同盟関係になった織田信長がやたらと出兵要請をしてきました。強力な三河兵は常に前線に立たされたといいますから、「なんで織田のために我々が犠牲になるんだ」と、家康も家臣から相当突き上げられたことでしょう。
  そして、秀吉が天下を取ったと思ったら、今度はその下に服従を誓わされました。秀吉の命令に従って、洪水だらけで、北条氏に従う土豪が多く統治が難しい関東平野に「左遷」させられたりもしました。
  それでも、家康は諦めることなく、じっと機会をうかがっていたのです。
  家康が決して私心だけで天下を狙い、江戸幕府を築き上げたのではないということは、彼が最高権力者になってから取った政策を見ればわかります。士農工商だとか、寺請けだとかそんなことは小さいことです。最も大きいのは、商人達や西日本の大名と結んで日本を脅かしていたスペインやポルトガルを、新たに勃興したオランダやイギリス(特に前者)の力を使って封じ込めたことです。
  その扱いも、決して民族主義に傾倒した鎖国政策というものではありませんでした。その後の幕府の政策を見れば分かるように、オランダに貿易上の特権を与えるというエサをやることで、キリスト教の布教を軸に侵略を進めるスペインと競わせ、これを排除したのです。チャンネルをオランダ一国に絞るというのは、入手する情報にバイアスがかかってしまうという点で危険な面もありますが、当時の状況を考えればこれがベストだったのでしょう。
  なにより、江戸時代はその後260年間続きました。外国に対して広く門戸を開け、大名同士が諸外国の援助を受けて競い合うという形になれば、もっと簡単に侵略されていたでしょう。インドや東南アジアは、そうやってヨーロッパの餌食になっていきました。

  家康がもし、権力を取る前から信長に対して刃向かっていたら、スペインに対する敵意をむき出しにしていたら、南蛮貿易でもうけている商人達を悪し様に罵っていたら、果たして彼は天下が取れたでしょうか?
  危険な政治家だとみなされ、外国や商人達によってコントロールされた他の大名たちに、よってたかって潰されていたのではないでしょうか?
  格好良く目立とうとか、家臣に好かれようとか、そういう山っ気を持っていたら、家康はどこかで潰され、その結果、日本は外国に食い物にされていたでしょう。しかし、彼はそうしませんでした。信長にむちゃくちゃな要求をされ、卑賤な生まれの秀吉に冷遇されても、キレることなくチャンスをうかがい続け、最後の最後で天下を取り、侵略者から日本を守り抜きました。そうやって「超ハンデ戦」にも決して諦めることなく、最後の最後まで耐え抜いた家康の姿勢にこそ、現代の政治家は学ぶべきことがあるのではないでしょうか。
  もう民主党の首脳陣にはあまり期待が出来ないと思うので、国民新党の議員さんたちや、無所属で当選を目指している城内実氏、さらには平沼赳夫議員といった人びとには、どうか家康のように、実権を握る最後の時まで、耐えて耐えて耐え抜いてほしいと思います。

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