2008年07月 / 06月≪ 12345678910111213141516171819202122232425262728293031≫08月
--.--.--(--)

スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
EDIT  |  --:-- |  スポンサー広告  | Top↑
2008.07.19(Sat)

【食糧高騰】今度はチーズだ!! 

代替チーズ:価格高騰で需要拡大 植物性油脂などに2~3割配合
http://mainichi.jp/select/biz/news/20080719ddm008020060000c.html
--------以下引用--------
 チーズの価格高騰を受け、業務用チーズの代替品発売が相次いでいる。植物性油脂などにチーズを2~3割混ぜたもので、100%チーズの商品より2~3割安い。パンや冷凍食品など加工食品向けに需要が大きく伸びている。

 雪印乳業は今年4月、チーズ代替品の「たっぷり使えるシリーズ」を発売。今年10月にも新製品を投入する。価格高騰を受け、コンビニエンスストアなどがサンドイッチのチーズ使用を控えるなど需要が減少気味で、チーズ離れを食い止めようと開発。業務用チーズシェア1位の宝幸(東京都)も今年1月、代替商品の「フォマーゼシリーズ」を発売した。両社とも、糸を引く「とろける」タイプや固形、ソフトなど食品メーカーの用途に合わせて「チーズの風味、食感を再現した」(両社の開発担当者)と話す。

   (中略)

 国内のチーズ需要は拡大傾向にあり、07年の市場規模は90年の1・8倍となった。しかし、業務用で多く使われる輸入ナチュラルチーズの今年上半期の価格は、豪州の干ばつによる供給減などを背景に、昨年同期比約2倍に高騰している。
--------引用以上--------

  チーズが値上がりしたから代替品の開発が進んでいるということは、企業努力の表れといえなくもありません。
  しかし、その中身が問題です。「チーズもどき」を作るために混ぜる、当の植物油が高騰しているからです。6月の時点の記事です。

植物油の国際価格が高騰、バイオ燃料向け需要増
http://www.nikkei.co.jp/news/kakaku/20070605d1j0501a05.html
--------以下引用--------
 大豆油など植物油の国際価格が軒並み高騰している。バイオ燃料向け需要の拡大を背景に、大豆油が23年ぶり高値を付けたほか、パーム油は最高値を更新した。天候不順で原料作物が不作になったヒマシ油も9年ぶりの高値圏にある。原料高の転嫁を目指して国内製油各社が取り組み始めた製品値上げには強材料となりそうだ。

 バイオディーゼル向け需要の伸びが価格を押し上げているのが大豆油とパーム油だ。大豆油の国際指標となるシカゴ相場(期近)は現在、1ポンド35.8セント前後と1984年6月以来の高水準。パーム油もマレーシア相場が1トン855ドルに達した。基調が強まった昨年秋から400ドル(90%)上昇し、最高値を更新した。
--------引用以上--------

  これでは「チーズもどき」が高騰するのも時間の問題です。それ以前に、チーズ業界が植物油にシフトすることで、植物油の需要が増し、またぞろ価格が上がるとなると、植物油を使っている他の業界にとばっちりが来るわけです。
  つまり、チーズという品目そのものが、昨今の食糧・資源価格高騰で追い詰められているということになるわけです。

  少しわき道にそれますが、やはりここでもバイオ燃料が我々の生活を圧迫していることが分かります。
  「バイオ燃料は植物が定着させた空気中の二酸化炭素が栄養なので、新たに二酸化炭素を増やすことがない。地球温暖化防止のために必要だ」などという言い訳でバイオ燃料の開発が進められているわけですが、ものの1%も石油を代替していないうちにここまでの価格高騰を引き起こしているのです。開発をやめない限り、今後もっとひどいことになるでしょう。二酸化炭素は減ったが、飢餓人口が倍になったというのでは話になりません。今すぐバイオ燃料の開発などやめるべきです。
  もしバイオ燃料の開発が許されるとしたら、木屑や稲ワラ、廃木材などといった施肥や給水の必要がない「ソフトバイオマス」や、海の豊富な栄養を利用できる「海藻バイオマス」に限るべきです。後者も、海洋栄養循環を壊さない程度という条件付です。今のバイオ燃料開発は、資源や農地の無駄遣いであり、食糧危機を招く点で人類に有害です。

  さて、冒頭のニュースに戻って、そもそもチーズという食べ物は我々の生活に本当に必要なんでしょうか?
  チーズを使った食べ物というと、すぐに思い付くのはピザやサンドイッチ、それにハンバーガーなどです。料理でいうとイタリア料理あたりでしょうか。
  よく考えると、どれも外食や冷凍でお目にかかるものです。よほど限られた家庭でなければ、毎日イタリアンなんて食べていません。だから、明日からチーズがなくなったところで餓死者が出るわけでもなく、困るのは、宅配ピザの店やチーズ輸入業者くらいでしょう。
  おっと、重大な影響が出る業界がありましたね。乳牛を育てている畜産業です。
  こちらに関しては、もう我慢してもらうしかありません。●以前の記事でも書いたように、現代型の畜産は濃厚飼料という形で穀物資源を浪費しています。しかもその飼料のほとんどが輸入に依存しているのです。畜産業を今のやり方で続けていけば、我が国の食糧事情のお荷物になるのは確実です。
  だから、牛の育て方を変えてもらうしかありません。飼料は牧草や「飼い葉」みたいな粗放飼料をメインにします。濃厚飼料は配給制にして、栄養不良の牛に使う程度にすべきでしょう。
  その上で、経営規模が縮小するなら、削った牧草地を畑にして麦や大豆を育ててもらえばいいのです。チーズを作るよりはるかに効率よく炭水化物やタンパク質を供給できます。こうすれば、大豆などの輸入依存率の低下(自給率の向上)にもつながります。

  我々としても、イタリアンが食べられないのは嫌だとか言っている場合ではなくなるかもしれません。まずは国内で十分手に入る米や近海物の魚に慣れておいて、食べるものはなるべく国内産を買うようにすべきです。少しでも市場規模を広げる手伝いをするしか、今の庶民にできることはありません。
  外食産業なんかも気になるところですが、それはまた別の機会に回します。今日はこれにて失礼いたします。

★人気blogランキングへ←クリックして応援よろしくお願いします。
スポンサーサイト

テーマ : 政治・経済・時事問題 - ジャンル : 政治・経済

EDIT  |  11:59 |  生活(環境・エネルギー・衣食住)  | TB(0)  | CM(11) | Top↑
 | BLOGTOP | 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。