2008年07月 / 06月≪ 12345678910111213141516171819202122232425262728293031≫08月
--.--.--(--)

スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
EDIT  |  --:-- |  スポンサー広告  | Top↑
2008.07.13(Sun)

【自給率最低の】 「畑の肉」を大増産しよう!! 【日本の味】 

世界銀行総裁は詐欺師の共犯

  「風説の流布」という行為をご存じでしょうか。

  詳しくは●こちらを見ていただくとして、要するに嘘をばらまいて、取引対象(株式など)の値段を上げたり下げたりすることです。悪質な行為なので、刑法上の「偽計業務妨害罪」や金融商品取引法で罰せられることがあります。
  もっとも、これは日本国内での話です。世界レベルで影響を与えるほど悪質なのにもかかわらず、逮捕もされなければ非難もされない連中がいるようです。

食品価格の高騰、少なくとも2012年まで続く=ゼーリック世銀総裁
http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPJAPAN-32718220080713
--------以下引用--------
 世界銀行のゼーリック総裁は12日、食品価格は少なくとも2012年まで2004年の水準を上回り、エネルギー価格も高水準かつ不安定な状態が続くとの見通しを示した。

 食品価格と燃料価格が「危険領域」にあるため、最貧国に向けた食品や資金の援助として100億ドル(約1兆0625億円)が必要との見方をあらためて示した。
--------引用以上--------

  別にこういう発言があるとすぐに食料品の相場が跳ね上がるわけではないのですが、ニュースとして取り上げられ、世界中にばらまかれることで、「しばらく値段が上がり続ける」という心理状態を形成するのに役立ちます。
  もちろん、ゼーリックというオッサンや世界銀行のスタッフは予言者や占い師ではありません。また、2012年まで食糧や燃料の価格が高水準で推移するということを客観的に証明できるわけではありません。それでもこんなことを発表するのは、そういう風になったらいいなと思う人間が、世界銀行やゼーリックの周辺にいるからです。一応断っておきますが、100億ドルの援助などというものは、上記のようなデマを正当なものに見せるためのオマケにすぎません。
  ゼーリックは、世界銀行の総裁になるまではアメリカ政府の国務副長官でした。その職を辞した後、先物取引の投機筋に資金を貸し付けているゴールドマン・サックスという投資銀行の幹部に就任しています。
  ●以前の記事でも、我々はグローリスト(特に国際金融資本)に振り回される運命にあると述べましたが、それが裏付けられるような出来事です。もう、世界の上の方というのは完全にグルになっていると考えてニュースを受け止めた方がいいのではないかと思います。

「畑の肉」にもっと注目しよう

  さて、暴風雨と地震がいっぺんに襲ってくるような世界情勢(あくまで人為的なものだが)の中、我が国が出来そうな自衛策は何かと考えれば、とりあえず「食糧増産」しかありません。その中でも、鍵になるのは「大豆」という食べものです。どんな食べものか見てみましょう。

大豆のおはなし~大豆の栄養パワー
http://www.ezaki-glico.net/daizu/nutrition.html
--------以下引用--------
  大豆(乾燥)の約30%はたんぱく質です。この大豆たんぱく質は、必須アミノ酸がバランスよく含まれた良質なものです。大豆たんぱく質には、血中コレステロールの低下作用、肥満の改善効果などの生理機能があるといわれています。
また大豆には、脂質、炭水化物、食物繊維、カリウム、カルシウム、マグネシウム、鉄、亜鉛、銅、ビタミンE、ビタミンB1、葉酸など様々な栄養素が含まれます。一方、大豆はコレステロールを全く含んでいません。このようなことから大豆は自然のバランス栄養食ともいえます。

   (中略)

  1712年にオランダの植物学者ケンペルがヨーロッパに大豆を伝えました。その後ドイツで、大豆は「畑の肉」とネーミングされました。それは、大豆が肉に匹敵する量のたんぱく質を含んでいることがわかったからです。
  たんぱく質は人間の筋肉や内臓やなど体の組織などを作っている成分であり、生命維持に不可欠な重要な栄養素です。必須アミノ酸をバランスよく含むたんぱく質を、栄養価の高い“良質のたんぱく質”と呼びますが、肉や卵はこの良質のたんぱく質を豊富に含む代表的食品です。一般に植物性食品のたんぱく質は栄養価が劣りますが、大豆のたんぱく質は肉や卵に負けない良質のたんぱく質です。しかも大豆には他の作物よりずっと多い量のたんぱく質が含まれています。また、大豆たんぱく質の消化吸収率は、納豆で91%、豆腐では95%であり、とても効率のよい食品といえます。
  ちなみに、アメリカでは大豆を「大地の黄金」と呼んでいるそうです。
--------引用以上--------

  ●前回の記事で述べたように、畜養に大量の穀物を消費する家畜の肉は非常に効率の悪いタンパク源です。だから、海洋牧場で魚を育てようと言ったわけですが、そこに大豆も組み合わせるといいでしょう。

  「まさか、おまえは肉を食べずに魚と大豆を食べろと言いいたいのか?」という方、ご名答。その通りです。

  考えてもみてください。我々は明治時代よりも前にどんなものを食べてきたのか・・・家畜の肉よりも魚、そして豆腐おから湯葉のような大豆食品だったのではありませんか?しかも、調味料は塩(これは海水から取れる)を除けば醤油味噌です。我々の生活はまさに「大豆ありき」だったのです。
  それが明治維新以降の欧米化で徐々に西欧化し、大東亜戦争の敗戦後は完全に欧米流の食生活に転換してしまいました。外国に屈服するというのは、自らの文化を捨てることにつながるという良い例です。
  それでも、日本人は醤油味のラーメンだとか、和風スパゲッティだとか、そういうものの中に民族の味覚の記憶を生かし続けています。おそらく、肉や乳製品の比重を可能な限り小さくしても、十分に対応できるでしょう。

大豆の増産はできるのか?

  しかし、困ったことにこの大豆の自給率はたった5%しかないのです。
  その原因はいろいろあります。作るのが難しい作物だという技術的な問題もあるでしょう。寒すぎると豆が出来ない、かといって暑くなると豆が増えすぎて成長不良になります。病気にもそれほど強いわけではありません(品種を選べば克服はできるようだが)。
  それに、ちょうど大豆が実る秋に、日本列島に台風が襲ってくるという気候の問題もあります。コメと大豆を比較すると、やはり大豆の方が雨風に弱いというのが現実です。
  しかし、何より大きいのは大豆を作ってもあまり利益にならないということでしょう。特に豆類は「規格」が結構厳しいので、実ってしまえばほとんど食べることが出来るコメに比べると圧倒的に効率がよくありません。それならば、安い輸入品に頼ればいいということで、自給率がどんどん減少してきたという事実があります。

  そうだとすると、価格の問題がなんとかなれば、とりあえず農家が大豆を作るインセンティブが増えることになります。そこで検討したいのが、「税制優遇」と「所得補償」、それに「休耕田の活用」です。

  まず、税制優遇ですが、思い切って大豆を売って得た利益には所得税や住民税を非課税にするというのはどうでしょうか。これなら、領収書を取っておいてあとから申告すればいいので、非常に簡単です。
  特に効果があると思われるのは、二毛作の裏作として大豆を栽培する場合です。 これは昔から行われていることで、農水省も最近こんなことを言っています。

自給率向上へ二毛作 裏作麦、大豆を拡大/農水省検討
http://www.nougyou-shimbun.ne.jp/modules/bulletin/article.php?storyid=1555
--------以下引用--------
 食料自給率を50%以上に引き上げるための重点施策として、農水省が裏作麦や大豆の生産拡大を検討していることが、4日分かった。水田を最大限活用し、米粉・飼料用米の増産と並ぶ「車の両輪」にしたい考えだ。世界的な穀物高騰や、日本の消費者が敬遠する遺伝子組み換え(GM)作物の作付けが主流になる中、国産麦・大豆を振興する好機と判断した。

 小麦の自給率は13%、大豆は5%で、輸入への依存度は極めて高い。世界的な穀物高騰による調達コストの上昇で、パンやめんなどの小麦製品が大幅に値上がりし、大豆では非GMの確保が難しくなるなど、供給面での不安が露呈している。
--------引用以上--------

  振興といっても、農水省の支援でやれることは限界があります。ここはやはり、国策として税制優遇を行いたいところです。
  問題は「ザイセーキンコー」だとか「ぷらいまりぃばらんす」という、達成されたところで一体誰が得するのか全く分からない概念を振りかざしている頭の狂った人たち(代表格は●こいつら)の猛反対をどう押さえるかでしょう。国会質問に局長クラスを引っ張り出してさんざんいじめてやり、「大豆の自給率なんてどうでもいい」という発言を引っ張り出す(マスコミもさすがに取り上げざるを得ない)とか、やりようはあるのでしょうが、基本的には政治家が自信をもって進めるしかないようです。
 
 次の所得補償ですが、要するに農家に奨励金を出して価格競争力や増産への意欲につなげようというものです。実は野党がすでに触れています。共産党や国民新党はとりあえず置いておいて、第一党の民主党の「農業者所得補償」政策について見てみましょう。

農政の理念原則を掲げた「農業者戸別所得補償法案」を参院に提出
http://www.dpj.or.jp/news/dpjnews.cgi?indication=dp&num=12043
--------以下引用--------
民主党は18日午後、参議院に「農業者戸別所得補償法案」を提出した。

 法案の目的は(1)食料の国内生産の確保、(2)農業者の経営の安定、(3)食料自給率の向上、(4)地域社会の維持、活性化などの農業の多面的機能の確保。生産数量目標に従って、米、麦、大豆その他の主要農産物を生産するすべての販売農業者に対して、農業者戸別所得補償金の支払いなど、個々の農産物の生産に着目した支援を行うとする内容。

 提出後の記者会見で、筒井信隆『次の内閣』ネクスト農林水産大臣は「民主党の法案は小規模農家も含めて集落を守っていくというもの。規模の拡大、その一本で農業の再生を考えるべきでない。加工や流通まで取り込んだ多角化経営を行って、経営が安定している地域もたくさんある。その方向の選択も認めるべきだ」と指摘。

 支援内容は政策誘導の部分が大きいこと、「日本農業をこういう方向に持っていきたい」というイメージが明確であることを分かりやすく説明し、大規模農家を対象とする政府の品目横断政策とは、農政の理念原則が根本から違うと強調した。
--------引用以上--------
  以前も紹介しましたが、●スイスをはじめ、先進国ではみんなこういう所得補償をやっています。食糧自給率の向上はそれほど大切だということです。「環境ビジネスでは日本はヨーロッパに遅れている」「イギリスやスイスみたいに金融中心の経済にしないとダメだ」とか言ってる欧米かぶれのアホどもが、なぜ欧米では当たり前の農家への所得補償について何も言わないのか、私には不思議で仕方がありません。
  少なくとも、「日本に移民を1000万人入れろ!」と吠えている元幹事長さん(次期総裁候補一番手?)が●こんな与太話(一番上の「強い農業」云々のクリックすると飛べます)をしている某カイカク政党より、ずいぶんマシな政策だと言えます。しかし、みんな均等にというのは効果が薄い上に、バラマキという要らぬ批判を受けやすくなってしまうというのもまた事実です。
  そこで、この所得補償を「自給率が低く、国際的な価格変動の影響が大きい農作物に重点を置いて」分配する方式にするのです。今日述べている大豆もそうですし、「小麦」や「菜種」なんかもそうです。小麦はすぐに分かるとして、大豆と菜種を同列に扱うのは、この二つは「植物油脂」という非常に重要な物資の原料でもあるからです。
  他の作物や畜産からの転作も、支援金をつけて応援すべきです。重要な国家政策のためなのですから、「バラマキ」とか言っている余裕はありません。「でも財源が」とか言っているアホがいたら、「外為特別会計やODA原資を使えばいいだろ!」と一蹴すべきです。

  最後に挙げた休耕田というのは正式な言い方ではなく、本当は「耕作放棄地」と言うらしいです。全農地の5%強を占めており、中山間地域に多いのが特徴です。耕しにくい田畑が多いからでしょう。
  しかし、これはもったいない話です。特に、田んぼだった場所はもともと養分が豊富な土地が多いのですから、農地として大いに活用すべきです。
  そこで、耕作放棄地になっている土地に限って、元来の農家ではない人にも土地を貸し出し、農業をやらせてみてはどうでしょうか。別に作るのは大豆だけでなくても構いません。休耕田で他の作物を生産できたら、その分大豆を作るように生産調整をすればいいので、全体としては大豆の自給率向上に役立ちます。
  しかも、期間限定で入会特典をつけます。家賃はタダ、ノウハウは農政局や農協が指導し、タクシーの運転手みたいに、初めの2、3年は給料をやるのです。うまく行かなければまた募集すればいいだけの話です。その程度の金など、●円安相場を演出するためにドル買いして、それをなぜか米国債を購入するのに使っちゃった55兆円に比べたら安いものです。失業率も下がるし、地方の需要も増えるので、公共事業としても有効です。少なくとも、売ることも担保にすることもできない米国財務省証券という紙屑なんかを買うより数百倍マシです。
  
  こういう政策を組み合わせていけば、全てとはいかなくても、相当たくさんの大豆を生産できるようになります。手の施しようがないわけでは決してありません。今のまま輸入大豆の供給がストップしたら、まず大豆油は使えなくなり、醤油や味噌が庶民の手が届かないものになります。そういう状況なのに、牛肉や鶏肉がたくさん食べられるとは思いませんから、タンパク質不足は深刻になるでしょう。
  それを防ぐには、作れる分はとことん作るしかありません。予算がどうのとか、効率がどうのとか、そんなことは二の次です。
  なるべく国産のものを消費するように心がけながら、選挙の時には、農業を株式会社化しろとか、中国の金持ちに売れるものを作れとか、そういう馬鹿なことを言っている連中(要するに今の二つの与党と民主党前原グループ)の候補を落選させましょう。

★人気blogランキングへ←クリックして応援よろしくお願いします。

「強い農業」って、なに馬鹿なこと言ってんの?~当ブログは「自エンド」を推進します
「自エンド」バナー「自エンド」バナー「自エンド」バナー


スポンサーサイト
EDIT  |  23:10 |  生活(環境・エネルギー・衣食住)  | TB(0)  | CM(16) | Top↑
 | BLOGTOP | 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。