FC2ブログ
2008年02月 / 01月≪ 1234567891011121314151617181920212223242526272829≫03月
2008.02.05(Tue)

空の玄関、売り出し中? 

  ずいぶん長らくお待たせしました。少しばかり留守にしてしまい、久々のアップデートです。筆が鈍っていないか少々心配なので、今回は軽めにしておこうと思います。

  昨年の中頃ですが、こんな話題が持ち上がっていたことはご存じでしょうか?(記事の提供元がリンク切れなので、掲示板からの引用であることをご容赦下さい)

羽田空港ビル:外資規制検討へ・安全保障上の問題…成田・関西・中部にも導入検討
http://news21.2ch.net/test/read.cgi/bizplus/1193494850/-100
--------以下引用--------
 羽田空港のターミナルビル会社の株式をオーストラリアの投資ファンドが20%近く取得した
ことを受けて、国土交通省は、安全保障上、問題だとして、外国資本による株式の保有規制の検討に入りました。

 羽田空港のターミナルビル会社「日本空港ビルデング」の株式を取得したのは、オーストラリアの大手金融グループ「マッコーリー・グループ」の投資ファンドで、イギリスやデンマークなどの空港会社に対しても積極的に投資を行っています。

 このファンドは「日本空港ビルデング」の発行済み株式の19%余りを取得していますが、これ以上株を買い増して買収する意思はなく、長期的に保有し続けたいと説明しています。

 しかし、国土交通省は、空港と一体となった施設の経営が外国資本に支配されれば、安全保障上、問題だとして、日本空港ビルデングについて外国資本による株式の保有規制を導入する検討に入りました。

 具体的には、経営の重要事項について拒否権を発動できないよう外資の持ち株比率を3分の1未満に抑える案などを軸に検討を進め、年内をメドに結論を出すことにしています。

 空港に対する外資規制はアメリカなどでも行われているということで、国土交通省は、成田、関西、中部の各空港会社にも導入したい考えです。

▽News Source NHK ONLINE 2007年10月27日13時10分
http://www3.nhk.or.jp/news/2007/10/27/k20071027000066.html
http://www3.nhk.or.jp/news/2007/10/27/d20071027000066.html
http://www3.nhk.or.jp/news/2007/10/27/20071027000066002.jpg

--------引用以上--------

  空港というのはただ単に飛行機が降りたり飛び立ったりする場所ではなく、航空管制という空の安全の根幹を担っている場所です。そこを外国にゆだねてはいけないという判断は正当です。
  こういうことを言うと、「アメリカやオーストラリアの会社がテロリストに便宜を図るわけはない」などとイチャモンをつけてくる人がいそうですが、そのような具体的な危険についての検討は全く持って不要です。「大事な場所について他国にコントロールされる余地が生まれる」という抽象的な危険で十分です。羽田や成田は日本の領土なのですから、それ以上の理由は必要ありません。
  私が挙げたような理屈は、小学生でもわかることだと思いますが、どうやら日本の政治家の中には、小学生以下の判断力の持ち主が多数存在しているようです。しかも、閣僚の中にです。今日出てきたニュースを紹介します。

空港の外資規制にあらためて反対、国際競争力強化に逆行=金融担当相
http://jp.reuters.com/article/economicPolicies/idJPnTK006650320080205
--------以下引用--------
渡辺喜美金融・行政改革担当相は5日の閣議後の記者会見で、国土交通省が今国会へ提出を予定している空港整備法改正案をめぐり、空港会社への外資規制を導入する方向になっていることについて「金融担当相として反対だ」との見解をあらためて示した。渡辺担当相は、日本の金融・資本市場の国際競争力強化の流れに逆行すると指摘したうえでと指摘したうえで、5日の自民党の関係部会の結論をみたうえで、冬柴鉄三国土交通相との会談を申し入れる意向を示した。

 金融庁はすでに、国交省に反対する意見を申し入れているが、5日に開く自民党の関係部会は空港の外資規制を了承する方向で、閣議決定に持ち込まれる可能性が高い。渡辺担当相は「党内でどういう結論になるか分からないが、ぜひ冬柴国交相と会って話をしたい」としたうえで、閣内では、「私とともに、大田弘子経済財政担当相、岸田文雄沖縄・北方担当相の3人が反対している。そうであっても強行突破を図ろうとするのか、まずは話し合いに応じてもらう必要がある」と強調した。

 ただ、冬柴国交相との会談については「すでに申し入れたが断られた。閣内で対立しているイメージを与えるのはよくないとの理由だった」と明かした。再度の会談の申し入れは「きょうの自民党の(関係部会の議論の)状況をみてから考えたい」と話した。 

 渡辺担当相は「安全保障の問題であれば資本規制をしなくても、とりうる手段はいくらでもある」としたうえで「他にとりうる手段があるにも関わらず、資本規制という、鎖国的・閉鎖的な手段をとるのは間違いだ」と指摘した。さらに「日本市場の競争力を強化して外国からの投資を促進しようと、首相を先頭にダボス会議にまで行ってきた。ダボス会議から帰ってきたらいきなり外資規制とは、日本がどちらの方向を向いているのか疑われる」と強調した。
--------引用以上--------

  この渡辺サンという大臣は、安倍政権時代に「人材バンク」制度による天下り禁止などを柱にした公務員改革を提唱して名を挙げた人物です(●こちらを参照)。テレビによく映っていたので、ご存じの方も多いでしょう。
  しかし、渡辺サンの特徴は二世議員であるということくらいで、政治家としての実績はほとんどありません。かつては父も所属した自民党の派閥である「江藤・亀井派」に所属していましたが、現在は無派閥です。著書の概要などを見ると、どちらかというと主流派である清和会(町村派)に近い立場です。総理の座に就けるような道筋を、変な髪型の彼につけてもらっているのかもしれません。
  役職は内閣府特命大臣が初めてですが、それ以前に面白いことをやっています。

四騎の会(ウィキペディア)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%9B%E9%A8%8E%E3%81%AE%E4%BC%9A
--------以下引用--------
四騎の会(よんきのかい)は、 塩崎恭久・石原伸晃・渡辺喜美・根本匠4名を主体とするグループ。「土地債権流動化トータルプラン」「金融再生トータルプラン」などを主導的に策定し、さらに「金融機能早期健全化緊急措置法」や、破綻処理の手続きを定めた「金融機能再生緊急措置法」の成立を政治的に主導して、不良債権処理の政策体系を構築するのに貢献した。小泉政権の方向性を決定付け、いわゆる「チーム安倍」をも構成した。
--------引用以上--------

  なるほど、構造カイカクの名の下に日本の内需中心の経済構造を破壊した立役者たちの一人だったようですね。
  塩崎恭久というのはハーバード大学留学組で、官房長官だった時に、アメリカ議会が「日本は性奴隷を使ったひどい国だ」という決議をしたら、それについて「日米同盟はかけがえがないものだ!」と返事するような立派なアメリカの犬●こちらを参照)です。まあ、そんなことを取り上げなくても、安倍晋三の元で官房長官をやっていただけで十分やばいとは思いますが・・・(笑)。
  石原伸晃はどうでもいいとして、根本匠は安倍政権が掲げた「現代の大東亜共栄圏」アジアゲートウェイ構想の主任補佐官だった人物です。たとえていうなら、近衛文麿内閣の尾崎秀美みたいな役割をしていた人間です。
  こういうお歴々と気が合うのですから、渡辺大臣もきっと立派な売国奴の素質があるに違いありません。公務員のプライドをズタズタにし、国民の憎悪を煽るような公務員カイカクのスポークスマンをやっていたのも、きっと青い目やダビデの星の飼い主さんたちの命令なのでしょう。  
  今回の空港経営への外資参入反対にも、ちゃんとそういう特徴が現れているわけです。

  さて、そんな外国の犬である渡辺サンが外資参入に反対する論拠ですが、このブログを以前からお読みの方なら簡単に反論できるものばかりです。

>日本の金融・資本市場の国際競争力強化の流れに逆行する

  グローバリスト(意味は●こちら)たちが壊れたテープレコーダーのごとく繰り返す「国際競争力」がここでも登場です。
  世界を相手に競争しなくてはいかんと言って、国民に犠牲を強いようという魂胆でしょうが、渡辺サン、国内線メインの羽田空港や、ハブ空港を目指していない成田空港が、一体世界のどこの誰と「競争」するんですか?(笑)

  ところで、なぜグローバリストがやたらと国際競争力を持ち出すのかというと、そういうことを言うと日本人が素直にいうことを聞くということを知っているからです。
  たとえば、女性向けの情報誌などで「春からのキャンパスライフに乗り遅れない、究極の着回しテク!」「愛されOLはここが違う!秋からの完璧コーディネート!」とか言って、結局服やショップの宣伝をしている・・・なんていう記事がよくありますが、アレと同じ事です。なんでもかんでも世界(特にアメリカと中国)と比較して日本人に劣等感を植え付け、自分たちの思い通りに動かそうとするわけです。
  貧しいのはしょうがないんだ、世界と競争するためだ、文句を言わないで働け!ということを言いたいわけですが、まるで戦前の日本みたいです。「お国のため」が「国際競争力」というもっともらしい言葉に衣替えしただけで、本質は同じです。
  そういう手に乗ったら、行き着く先は国家としての破滅です。絶対に乗せられてはいけません。
  
>安全保障の問題であれば資本規制をしなくても、とりうる手段はいくらでもある

  渡辺サン・・・だったら、その「とりうる手段」とやらを具体的に作って、さっさと公表してくれませんか?
  公務員の天下りについてはその必要性や正当性をネチネチ問い詰めておいて、自分たちが主張する側になったら論拠を少しも示さないのは、方手落ちというものです。こういう人間の言っていることは、ほとんどが「デマ」や「嘘」なので、耳を貸す必要はありません。

>日本市場の競争力を強化して外国からの投資を促進しよう

  空港運営に外国を関わらせることと、投資を促進することと、どういう因果関係があるんでしょうか?空港に外資が関われないどころか、外国人をテロリスト扱いしてすさまじく厳格な入国管理をしているアメリカには、投資が行われていないというのでしょうか?
  もうさんざんこのブログでも指摘してきてそろそろ飽きてきたのですが、日本の「カイカク派」を自称する連中というのは、とにかく民営化、とにかく規制緩和、とにかく外国資本参入、とにかくチュウゴク人朝鮮人いらっしゃいという風に、結論となるものが決まっていて、そこに訳の分からない理屈をくっつけようとしているのです。だから、少し検証するとボロが出るようなふざけた発言を繰り返すのです。
  もっとも、マスメディアはもとより、「右寄り」「愛国」「保守」を自称するようなブログさえ、カイカク派の行っている現在進行形の売国行為を指弾しないので、私くらいはこういうことをやり続けてもいいのかなとは思っています(笑)。

  こんなアホなことを言うのは渡辺サンだけかなと思いきや、強力な援軍がいました。

空港会社の外資規制、もう少し慎重であるべき=経済財政担当相
http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPJAPAN-30157320080205
--------以下引用--------
 大田弘子経済財政担当相は5日、閣議後の記者会見で、空港会社の外資規制議論について、対日投資を促進していくという流れの中にあり、規制導入にはもう少し慎重であるべきだ、との認識を示した。

 大田担当相は「安全保障や危機管理の観点で外資規制以外に方法はないのか。外資規制が何ゆえベストなのか、もっと議論を尽くす必要がある」と指摘。「グローバル化を掲げた成長戦略をこれから実行するし、対日投資を増やしていく有識者会議を立ち上げたところなので、いまの時点で議論が尽くされないまま外資規制を持ってくるというのは、もう少し慎重であった方がいい」と語った。

 大田担当相によると、内閣府もすでに国土交通省に外資規制に反対意見を表明をしており「いま事務レベルで調整しているところ」という。
--------引用以上--------

  大田サンという人は●以前の記事でさんざん紹介したので、ここでは割愛します。
  それよりも、何かとんでもないことを言っています。

>対日投資を増やしていく有識者会議立ち上げたところ

  一体おまえらいくつナントカ会議を作ったら気が済むんだよ!!

  ・・・すみません、取り乱しました。

  ともかくも、渡辺サンや大田サンのような「外国の忠実なイヌ」が、公の場でいきり立っているくらいなのですから、国土交通省の方針は間違っていません。
  3期連続で変な政党から大臣が出ているのですっかり売国省庁扱いしてきましたが、今回は素直に応援したいと思います。国土交通省(大臣は除く)がんばれ!!

★人気blogランキングへ←クリックして応援よろしくお願いします。

当ブログは「自エンド」(自民党壊滅キャンペーン)を提唱中です
「自エンド」バナー「自エンド」バナー「自エンド」バナー


【PR】生活破壊を許すな~郵政民営化見直しを
ストップ!郵政民営化ストップ!郵政民営化ストップ!郵政民営化


スポンサーサイト



EDIT  |  22:39 |  経済とグローバリゼーション  | TB(3)  | CM(19) | Top↑
 | BLOGTOP |