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2007.11.18(Sun)

ダライ=ラマ猊下記者会見の意味 

  インドに亡命中のチベット仏教界指導者・ダライ=ラマ14世が来日していることをみなさんご存じでしょうか?

来日中のダライ・ラマが会見、「宗教の調和が使命」
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20071117AT2M1701I17112007.html
--------以下引用--------
 来日中のチベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世は17日、三重県伊勢市の皇学館大学で記者会見した。自らの活動について「異なる宗教の相互調和を図るのが使命」と強調し、今後も外国の宗教家らとの交流を続ける決意を語った。インド亡命中の立場に触れて「亡命中に死ぬ場合は、中国以外で生まれ変わりが発見され、使命を引き継ぐ」などと中国への反発をにじませた。

 来年の北京五輪を前に、中国がダライ・ラマを「分裂主義者」とする批判を強めている点には「(自分は)チベットは中国に属すると言明している。批判理由が分からない」と反論。「チベット亡命政府は2001年に主席大臣を民主的に選び、政治的決定権は主席大臣に移っている」とも指摘した。

 後継者の選出法にも言及。(1)選挙で高僧の中から決定する(2)自分が死ぬ前に指名する(3)自分の死後に生まれ変わりを探す――の三つの可能性があると説明した。
--------引用以上--------

  中国は1950年、冷戦が始まってざわつく国際情勢の隙を突くようにして、独立国であったチベットを侵略しました。そして、現在に至るまで、不法な占領と、チベット国民に対して屈辱的な占領政策を継続しています。
  たとえば、●こちらのリンクなど見ていただけると分かりますが、以下のような悪辣極まりない行動に出ています。

*中国共産主義イデオロギーに反するような意見はどんな表現であっても、逮捕の対象となる。

*中国政府は、ダライ・ラマ法王に対する忠誠心、チベット民族主義、およびあらゆる反対意見を組織的に覆い隠している。

*チベット人は、恣意的な逮捕・拘禁をされている。

*現在収監されているチベット人達は法的代理権は与えられず、また中国の訴訟手続きは国際基準を満たさないものである。

*国際の拷問等禁止条約に矛盾しているにもかかわらず、中国の刑務所や拘置所では、今でも拷問がはびこっている。

*チベット人女性は、不妊手術・避妊・中絶手続きを強要する対象にされている。

*生計困難、不十分な設備や差別的な方策のため、多くのチベット人の子供達は、適切な健康管理や就学の権利を与えられていない。

*政治的理由による投獄率が、中国支配下の他の地域に比べ、はるかに高い。

*子供でさえ、言論の自由に対する中国の抑圧から免除されることはない。18歳未満のチベット人の政治犯がおり、子供の僧尼たちは自分達の宗教施設から ことごとく放逐されている。中国は近年、チベットは非仏教地区になりつつあると宣言した。

*強制収容され、詳細な拘留理由も明らかにされることなく、失踪を余儀なくされるケースが続出している。

*パンチェン・ラマ11世は、1995年の報告以来、行方不明のままである。

*70パーセント以上のチベット人は 「チベット自治区」に住んでおり、現在、貧困線(最低限の所得水準)以下の生活をしている。



  もし、中華人民共和国による併合が適法だったとしても、「民族共和」を唱える裏でこのような悪逆非道を自国内の少数民族に対して行うことが許されるはずがありません。

  しかも、最近にはこんなニュースまで入っています。

ダライ・ラマ:漢民族のチベット大量移入、「人口侵略」と非難
http://jp.epochtimes.com/jp/2007/11/html/d62511.html
--------以下引用--------
 チベット亡命政府精神指導者のダライ・ラマ14世(72)は11月3日に、中国当局がチベットに対して「人口侵略」を行っているとし、中国共産党統治下でチベットにおけるチベット人は少数民族に追いやられていると非難した。

 宗教及び平和団体は11月3日、ニューデリーにて集会を開き、チベット最高指導者ダライ・ラマ14世が10月17日、米国が市民に与える最高勲章「ゴールド・メダル」の受賞を祝った。ダライ・ラマは、今回の受賞および1989年のノーベル平和賞は共に、宗教の調和およびチベットのために奔走した努力に対するものだとした。

 報道によると、ダライ・ラマは「チベットの首都ラサの人口は過去では5~6万人しかいなかったが、現在では30万人にも達している。その内の20万人が漢民族だ」と明らかにし、チベット人は、チベット言語の学習機会が奪われ、寺院も政治化とかしたことから、まさに文化絶滅だと嘆いたという。ダライ・ラマは昨年の青蔵鉄道の開通は「天然資源の剥奪」に利用されると指摘した。

 ダライ・ラマは、寺院でダライ・ラマを非難するのを拒否したチベット人は、拘束される場合があることについて、「ダライ・ラマを批判することはとても愚かだ」と苦笑した。
--------引用以上--------

>チベットの首都ラサの人口は過去では5~6万人しか
>いなかったが、現在では30万人にも達している。
>その内の20万人が漢民族だ


  ラサのような高原地帯で、ここまでの人口が集中しているということは、ゴミや都市周辺の開発で、相当環境が悪化しているのは間違いありません。
  もちろん、人道的にも許せないのは間違いありませんが、そうでなくても我々の生活に対する現実的な驚異になりうる事例です。チベットの現状は、中国人に門戸を開くと社会がメチャクチャになるというお手本なのです。他人事と考えてはいけません。

  そこで、冒頭の引用記事です。

  私が面白いなと思ったのは、ここです。

>三重県伊勢市の皇学館大学で記者会見した。

  伊勢市というのは、●以前の記事でも紹介しましたが、あの伊勢神宮のお膝元です。皇學館大学は、伊勢神宮が設立した神職養成学校だとお考えいただければいいでしょう。
  そこで、ダライ=ラマ猊下が記者会見をされた・・・私は、ここに伊勢神宮という、神道の元締めの何らかの意志が働いていると考えています。

  最近、「伊勢市」ということで、大きくニュースになったことがありませんでしたか?

  そうです。「赤福」と「御福餅本家」の食品偽装問題です。
  
  私は、●以前の記事で、地方の有名企業に食品偽装事件が起こっているのは、グローバリスト(意味は●こちらで)が地方企業を壊滅させるためにやっているのではないか、という推測を書きました。
  その中でも、伊勢神宮のお膝元である伊勢市は格好の標的なのです。
  伊勢神宮というのは、日本の神道の中核的存在ですから、ここが荒廃すれば日本人の精神風土も荒廃していく可能性があります。少なくとも、神道の権威はがた落ちになるでしょう。そうすれば、あとは科学的世界観をバックにして「合理的」な経済活動をするグローバリストたちの思うがままになります。
  たとえば、日本人の「国産」や「日本製」に対するこだわり、「衛生」や「安全」を求める性質というのは、外国製のデフレ商品を扱っているグローバリストには邪魔でしょうがないはずです。それさえなければ、狂牛病検査をまともにやろうとしない牛肉も、安いだけが取り柄の水銀ウナギや大腸菌入り冷凍ホウレンソウも、いくらでも売れるからです。
  そのためには、簡単に言えば日本人が日本人でなくなってしまえばいいのです。伊勢神宮や皇室の権威が失墜してしまえば、日本人は簡単にアノミー(無規範)状態に陥るでしょう。敗戦の時の玉音放送を耳にした時のように・・・。
  だから、日経新聞が昭和天皇の声を騙った奇妙なメモを「スクープ」したり、テレビや新聞総出で赤福や御福餅を異常な情熱を込めて叩くのでしょう。マスコミはアメリカ寄りでも中国寄りでもありません。「グローバリスト寄り」なのです。
  グローバリスト、たとえば筋金入りの新自由主義者にとっては、日本が憎くてたまらないでしょう。「日本人らしさなんかがあるから、日本はアメリカのような合理的で、競争力や活力のある国になることができないんだ」というわけです。
 
  そのグローバリストたちの価値観をもっとも忠実に反映し、彼らの利益の源泉となっているのが、中華人民共和国という国です。人命も自然環境も尊重せず、面倒ごとは金で片がつき、都合の悪いことは国家権力が情報統制や隠蔽工作をしてくれる、グローバリゼーションに対抗する保守的な価値観も存在しない・・・これほどコストパフォーマンスのいい投資先はありません。中国という「ゴミ捨て場」「掃きだめ」があるからこそ、グローバリストたちは先進国(特に日本)にデフレを起こし、資産を買いたたき、体力のない中小企業を叩きつぶして寡占市場を作り上げることができるのです。
  そう考えると、我々がデフレの泥沼から抜け出し、グローバリゼーションが生み出す負の側面を回避するためには、国内の各種の政策修正はもちろんのこと、グローバリストたちのテコの役割をしている中国という国を攻撃し、その力を弱めることが必要になってきます。
  何も、神社に参拝したしないの低レベルな喧嘩や、武力攻撃や、暴力的なデモをやれなどとは言っていません。中国という国がいかに非道な国であり、関わり合いになるべきでない存在かを知り、彼らとの経済的・文化的な交流をギリギリまで制限することができればいいのです。
  なにしろ、中国は自前の技術やノウハウ、知的遺産を何も持っていない国なのです(あれだけ人口がいて、大学生や研究者の数も多いのに、なぜかノーベル賞も世界的発明も何も生み出していない)。先進国からの投資、特に日本からの技術移転や生産拠点の移転がなければ、すぐに経済が回らなくなります。
  
  もしかしたら、伊勢神宮はそこまで考えてダライ=ラマ猊下を招いたのではないか・・・そういう気がしてならないのです。

  そうでなくても、神道の世界が中国には屈しないという意思表示をしていることは、ある種の救いです。
  政権が、自民党町村派(清和会)というグローバリストの犬どもに支配されている以上、我々に出来ることは一つしかありません。グローバリゼーションで不利益をこうむる人たちが連帯し、自民党・公明党に代わって政権につく勢力に対して、彼らのエージェントになることは許さないという意思表示をし続けることです。
  ダライ=ラマ猊下の伊勢市での記者会見は、そういうみんなが、ちょっとだけ勇気を与えられるニュースだったのではないかと思います。

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