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2007.08.15(Wed)

2007年8月15日、靖国神社と丸ビルで考えたこと 

  みなさん、今回の記事はこのブログに珍しく、本文に若い女性が登場しますよ!!(笑)。

  さて、今日は敗戦の日です。休日ということもあり、午前中に靖国神社に行って、英霊の方々にあいさつをしてきました。ロシア旅行を無事に終えられたことのお礼と、これからも日本を護っていただけるようにというお願いのためです。

  私の家は中央線沿いなので、飯田橋から歩いていき、九段高校の横を入る経路を取ります。

  境内に入るとすぐ、パイプ椅子を並べて、なんとか国民集会とかやってる人々がいました。私が来る直前まで議員が挨拶していたようで、盛大な拍手が上がっていました。

  その近くで、スーツ姿の男性が、「・・・しませんかぁー」と呼びかけていました。「○村○吾といっしょに靖国に参拝する会」とかいう団体のようです。1時15分からその議員と一緒に昇殿参拝しないかという案内です。

  案の定、暇で暇でしょうがないテレビ局の連中も来ていました。貴重な参拝者用の駐車場や、狭い境内のスペースを我が物顔で占有していました。

  私は純粋に、ありがとう、よろしくおねがいしますという気持ちで来ているのですが、そうではない、何か他の意図を持った人たちも沢山いるようです。

  靖国神社についての私の考えは、単純なものです。

  ある神社が、戦争で日本のために死んだ人々をご神体として祀っている。そして、その人々に敬意や感謝を示すために、参拝したいと思う人たちがいる。彼ら彼女らが、神社に参拝することを、誰かが止める理由はない。それがたとえ、政治的な要職に就いている人物であっても。

  歴史的な経緯がいろいろあるのは知っています。たとえば、私は靖国神社に、戊辰戦争であれだけ活躍した西郷隆盛が祀られておらず、なぜか大村益次郎の像が境内で参拝者を睥睨しているのに違和感を覚える人間です。
  しかし、英霊と言われる人々が祀られている場所は、あそことご分祀たる護国神社以外にはありません。だから、私は参拝するのです。
  そういうことをはっきり言わずに、政治的な目的をもって靖国神社について論じている人々の存在(左右は関係ない)こそゆゆしき問題なのではないでしょうか?

  長い列に並んで、参拝しました。二礼、二拍手のあと、手を合わせて、「無事を護っていただいてありがとうございました。これからも日本をよろしくお願いします」と、お願いをしておきました。
  
  その後、東京駅で待ち合わせをしていたので、急いで来た道をとって返しました。警察官と何人かすれ違いました。プロテクターを完全装備して、汗をダラダラ流しているお巡りさんもいます。

  とにかく暑かったです。私は梅雨明けからずっと夏期講習で、家を出ていたのは早朝でした。その後すぐ、これまた早朝からロシアに出かけたので、今年の日本の夏の暑さは今日初めて味わったといっても過言ではありません。猛暑の名に恥じない暑さです。

  東京駅で待ち合わせたのは、以前私が教えていたことのある女子大生です。今は、故郷の北海道の大学に通っていますが、たまたまこちらに戻ってきていました。
  適当な場所がないかと思ったので、東京駅と地下通路でつながっている●丸の内ビルディング(丸ビル)で食事をすることにしました。

  彼女に、北海道の生活の話をいろいろ聞いたのですが、非常に興味深かったです。近くのスーパーに何か買いに行くと客が全員知っている人間だとか、冬場は風呂から出るとき心臓が止まりそうになるとか、東京では味わいたくても味わえないですね。
  印象に残ったのは、「札幌以外の北海道は(本州から)運んでくるものがとにかく高い」ということでした。野菜や小麦を使った製品(パンなど)は安いそうですが、嗜好品関係は数も少なくて高価だということです。●以前に書いた記事の、ジャスコにしか人がいない地方の話をしたら、すぐに納得してくれました。
  
  今の日本は「グローバリゼーション」(国家や共同体の枠組みをなくそうとする世界的な動き)という暴風雨に襲われています。理由は簡単です。それによって利益を得るごく少数の人々がいるからです。このブログでさんざん指摘しているグローバリスト(輸出依存企業、商社や金融資本など)です。

  その一番最初の犠牲者は地方に住んでいる公共事業をたのみにしていた人々でした。小泉・安倍政権の財政均衡などという狂った目標のために、補助金を切られたからです。彼らの逆襲は、参院選(特に1人区)の与党惨敗という形で現れました。
  次は公務員です。公務員は国家や地域のために働いているので、グローバリストには邪魔なのです。郵政民営化がそうでした。社会保険庁が解体される予定のは、早い話が年金原資を外資保険会社にくれてやるためです。
  その次は多分農家と農協でしょう。●自民党が農業自由化を口やかましく言っていることからも、バレバレです(例の外務大臣の●アルツハイマーうんぬんの発言の要旨も農業自由化推進)。●現役の農林水産大臣が「変死」したのは、彼が農業自由化の邪魔になる人物だからだというのは、考えすぎでしょうか。
  私としては、こういうものを、なんとか防ぎたいと思っているのです。ブログでもそういう趣旨の記事を書いています。
  しかし、こういう話をしても、私の周りにいる人々、すなわち東京に住んでいる人たちはピンとこない顔をしています。

  それを例の彼女に言うと、丸ビルの内部を指して、

 「こんな場所に集まっているようじゃ、分かるわけないでしょ」

  と、言いました。私は、ビックリしました。まだ19歳なのに、北海道在住の彼女は本質的なことに気づいているのです。

  丸ビルというのは、●特例容積率適用区域制度(注:PDF)を適用し、東京駅の上空にあるはずの空中権を振り返ることによって再築された大型商業施設です。いわゆる、「都市再開発」の一環です。
  しかし、こういった再開発は、開発後は大資本が大型商業施設の利用権を享受する一方で、周辺にあった小さな商店などは客を奪われてしまうという側面があります。
  早い話が、地方のジャスコと同じ現象が、都会で起きるわけです。その土地に根付いた土着の勢力が、一カ所に集められた合理的な近代的経済システムによって駆逐される・・・まさに、近代化そのものです。
  そして、その「合理的」な商業施設の中身はと言うと、「オシャレ」で、「購買欲をそそる」ことだけを考えて配置されたお店たちです。

  性欲以外の、あらゆる欲望を満たすためだけに存在している丸ビル。合理的な現代のインテリジェントビル。

  しかし、「それだけ」です。人が生きる空間ではありません。自然と向き合える場所でもありません。自然の風も流れていません。川の流れる音も、土の匂いもしません。

  丸ビルには、お盆休みということで、帰省していない都会の住人たちがたくさん集まります。青森や高知から、わざわざ丸ビルのために上京してくる人などいるわけがありませんから、あそこにいた人のほとんどが、都会の住民でしょう。
  そんな人々に、地方の農家の気持ちを分かれ、などというのが無理な注文なのかもしれません。彼らが、小洒落たレストランで口にする料理の野菜が、ある日突然全て中国産に変わっても、多分彼らは丸ビルに来続けるでしょう。マスコミが肉まんに段ボールが入っていただの何だの騒がない限りは、そうなるでしょう。
  そして、都会の住人の何割かは、その同じマスコミが連日取り上げていた●住民票が日本にないので帰国して3年間選挙に行っていなかった元アナウンサー(この「政治家」のホームページに、期日前投票の案内があるのはブラックジョークだろう)を当選させてしまいました。例の北海道の彼女は、このことを、「馬鹿げている」と一笑に付していました。
  この彼女と、●こういうことを書いている新聞記者では、前者の方がものを観る目が確かだと思うのは私だけでしょうか?
  
  なにも、私はいつもいつも田舎や自然のことを考えろなどと言うつもりはありません。環境保護団体が言うような、エコロジストでなければ人間ではないとでも言いたげな環境保護の勧めなど、むしろ不要だと思っています。
  それに、私だって都会の住民です。偉そうなことは本当は言えないのかもしれません。

  しかし、一日にほんの少しでもいいのです、大都市の住民たちは、自分たちが口にする食料品や、何気なく使っている水、大量に消費する電力が、どこから来ているのか思いを馳せるべきです。そして、それが、戦争や為替変動や安全性というリスクが全くと言っていいほど無い、同じ国土に住んでいる仲間たちによって賄われているのだということを。

  金を出して買ってやっているんだからいいじゃないか、などという人に、ホリエモンだとかギョロ目の村上だとかを非難する資格などありません。
  あなたのような人物と、「日本は購買力平価が高すぎるからもっと輸入食品を自由化しろ」だとか、「日本の企業の競争力を高めるために、残業代をゼロにしよう」とか言っている人は、同じ人種です。はっきり言いますが、人間として最低です。今考えを改めないなら、このブログを見ても何も得るものはありません。すぐにここを立ち去ってください。

  居間だけで台所もトイレもない家に人が住めないように、地方がなければ都会も存在できないのです。どうか、それだけは皆さんも忘れないで下さい。

  さて、私はまた明日から仕事です。もっとも、終業が早いので、この勢いで記事を書いていきたいと思います。それでは、おやすみなさい。
  
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2007.08.15(Wed)

ロシア旅行記(2)~サンクトペテルブルクにて 

  ロシア第2の都市、サンクト・ペテルブルクに滞在した日の記録です。

  ●前回の旅行記の最後に紹介した、ホテルの窓からの風景は、朝になるとこんな感じになります。

20070815205928.jpg


  ペテルブルクが美しい町だということが、この画像からもお分かりでしょう。ちなみに、右手に見える軍艦は、日露戦争にも参加した「巡洋艦オーロラ」です。

  この日は、日本語のできるガイドさんとホテルの1階で合流し、まずはエルミタージュ美術館へ向かいました。

  世界三大美術館の一つにも数えられている有名な美術館です。五つの大きな建物の複合施設ですが、もともとはロシア皇帝エカテリーナ2世のコレクションを大事にしまっておく場所でした(Эрмитажはフランス語で「隠遁場所」という意味)。
  ものすごい数の作品が展示されていますが、いくつか紹介しておきます。もともと美術にあまり興味のない私なので、センスに欠けるのはご勘弁下さい。
  なお、展示物について詳しく知りたい方は、●エルミタージュ美術館のホームページ(英語版)をご覧下さい。

20070815205955.jpg

  ピョートル大帝も座ったというロシア皇帝の玉座です。座って撮影するのはもちろん禁止。


20070815210047.jpg

  エカテリーナ2世がイギリスの職人に作らせた、「孔雀の時計」です。よく見るとわかりますが、リスやキノコもあって、時間が来るとみんな仲良く踊り出すそうです(現在はメンテナンスの都合上あまり動かすことはない)。


20070815210118.jpg

  レオナルド=ダ・ヴィンチの2枚の作品と並んでこの美術館を有名にしている、レンブラントの「放蕩息子の帰宅」です。おじさんのハゲ頭の方が気になってしまうのは私だけでしょうか。


20070815210142.jpg

  ナポレオンです。ロシア人は歴史の関係上ナポレオンがあまり好きじゃないはずなのに、ずいぶんかっこいいナポレオンを展示していますねとガイドさんに言ったら、大笑いしてました。


20070815210159.jpg

  美術に疎い私でも、ゴッホの絵だとすぐ分かりました。ロシア語ではГог(ゴーク)と言います。Gochのchは欧米人にはそういう風に聞こえるんでしょうが、日本人に「これはゴークの絵です」などと言っても訳が分かりません。


20070815210226.jpg

  ピカソの作品です。陶芸もやっていたとは知りませんでした。しかし、焼こうが煮ようがピカソはピカソらしいですね。

  この後、市街を回ろうということになったのですが、その時非常に興味深い景色が目に入ってきました。この画像です。

20070815210248.jpg


  真ん中に見える人物はどうでもいいので、その背後に注目して下さい。ヴァシリエフスキー島といって、船着き場があった場所です。

  ガイドのマリアさん(23歳女性)に、あれ何ですか?と聞いたところ、赤い2本の柱は「ロストラの灯台」と言って、開戦に勝利したとき、船の舳先(ロストラ)を切り取るという故事にならって作られたものだと教えてくれました。そして、白い建物の左の方は、「中央海軍博物館」で、もともと証券取引所だった建物です。

  船着き場、証券取引所・・・。

  私の頭の中に、ロシアに来たら是非ロシア人に聞きたいと思ったことが浮かびました。そこで、マリアさんに、

  「じゃあ、この町にはユダヤ人が多かったんじゃないですか?」

  と、きいてみたら、彼女は表情を曇らせて、ええ、と答えました。案の定です。そこで、続けて、

  「あなたは、ユダヤ人が好きではないんですか?」

  と、きいたら、はっきりとこう答えました。

  「私も、私の夫も、ユダヤ人が嫌いです」

  なぜ、私がこんなことを聞いたのか。ロシア人の反ユダヤ人感情には凄まじいものがあり、それが世界の歴史を大きく動かしてきた要因であるということを確かめたかったからです。

  長くなりそうなので、次の記事に続けます。

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