「世襲指名なんてすんじゃねーよバカ」と麻生首相が某大物議員を名指しで批判(笑)
小泉氏次男の後継指名、首相「選考手続きに疑問」
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20090512NT000Y53012052009.html
麻生太郎首相は12日午前の衆院予算委員会で、次期衆院選への不出馬を表明した小泉純一郎元首相が次男を後継指名したことについて「自民党の支部で、幹事会などを開いた上できちんと手続きを踏むことが抜けていた感じがする」と述べ、選考手続きに疑問を呈した。
民主党の岡田克也副代表は国会議員の世襲制限を求めた上で「小泉氏は地元の後援会で次男を後継指名した」と指摘。首相は「公募して支部大会や幹事会で決定するという手続きをした方がより明確になったのではないか」と述べた。
首相は国会議員の世襲制限に関して「有能でやる気のある人が広く選ばれるシステムを作り上げることが大事。いろんな経歴の人を多く集めた方がより柔軟性、強さが出てくる」とも語った。
たいした記事ではありませんが、二つの意味があると思います。
ひとつは、マスコミはなんとしてでも岡田克也を民主党代表にしたいということです。鳩山由紀夫氏が代表になり、党内左派や国民新党を含めて連携されると、自分たちやスポンサーにとっては非常に迷惑だということなのでしょう。だから、こうして、彼の露出を増やしているわけです。「世襲政治に反対するクリーンな政治家」なんてアピールもできそうです。ご自身はジャスコの会長の財力をあてにしているくせに(笑)。
ところで、岡田克也という政治家は、●こちらの記事などを見てもらえば分かるとおり、「小泉は中途半端」と言い切るほどのカイカク派です。これが民主党代表になれば、小泉カイカクに怒りを感じてきた地方の有権者に見放され、今年9月までに必ず行われる衆議院選挙で民主党が大敗するのは間違いありません。
万が一、岡田が民主党代表になっても、従来通り歳出削減による購買力低下や、キセーカンワによる供給過剰状態は続くことになります。日本人の労働力や、淡水資源や農地といった固定資産を安く買いたたきたいグローバリストとしては、全く問題がないわけです。
そして、もう一つは、麻生首相と小泉純一郎の関係はもはや修復不可能なほどに冷え切っているのだということです。
小泉が麻生首相を嫌う理由は単純です。●こちらの記事にもあるとおり、麻生首相が「郵政民営化には必ずしも賛成ではなかった」ということを表明したからです。小泉は、直後に、安倍チャンやら武部やら小池百合子やらをはべらして会見を開き、「民営化見直しなんて笑っちゃう」などと浮き足だった反応を見せました。
野党側が反転攻勢に出るとすれば、ここを徹底的に突くしかありません。
おそらく、今の自民党では、カバ→ライオン丸→ネット右翼→チンパンジーと続いてきた●清和会(町村派)による暴政に対して、相当な反感が高まっているのでしょう。山崎派のように、小泉の盟友がボスをやっているところは別として、麻生派や伊吹派、津島派などは、相当に小泉独裁に対する不満があるに違いありません。
彼らを分断するには、郵政民営化の見直しを訴えるといいかもしれません。自民党内に未だに味方の違いが生じている問題でもあり、選挙後の政界再編を睨んで、いけそうな議員のあぶり出しにも使えそうだからです。
「かんぽの宿」の件も含め、ここは一つ、国民新党に頑張ってもらうべきでしょう。
民主党の代表選に話を戻すと、鳩山氏は、立候補に当たって「挙党一致」ということをアピールしているようですが、野党共闘という面ももっとPRすべきではないでしょうか。自分で言わなくても、近い立場の議員に「岡田や、そのバトンを受け継ぐ前原では、小泉カイカクとの差が付かない。野党間の連携は困難になる」というメッセージを発してもらえばいいのです。
今の民主党では、善し悪しは別として、左翼が一定の勢力を占めていますから、彼らも取り込まなければいけません。個人的には横路や鉢呂、岡崎トミ子といった議員には一日でも早く落選して欲しいと思っていますが、今の政権が続くよりは、彼らがでかい面をする方がまだマシだと思っています。
さて、どうなることやら・・・。
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【追伸】
コメントは今夜少し返信します。遅れてしまいまことに申し訳ありません。
【どうした】 独裁者・小泉純一郎の断末魔 【錯乱中か】
行財政改革の断行を=小泉元首相
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2009051301062
自民党の小泉純一郎元首相は13日、党本部で講演し、麻生政権が進める経済対策に関連、「選挙が近いからどの(政策)分野も痛みを与えず、(国民に)利益だけ与えるという状況だが、長くは続かない。今の痛みを耐えて、明日をよくするのが政治の原則だ」と述べ、歳出削減を含めた行財政改革をあくまで断行すべきだと指摘した。
また、日本郵政の保養・宿泊施設「かんぽの宿」譲渡問題について、「投資額に対して売却額が安すぎるという報道ばかりされているが、(問題の)本質は役所がなんで、こんな無駄な必要のない施設をつくったのかということだ。そこを突かないといけない」と語り、売却見直しを主導する鳩山邦夫総務相を暗にけん制した。
これだけだとあまりにも「あからさま」だと思ったのか、純チャン(笑)は余計なことまで口にしてしまいました。あまりにも滑稽なので取り上げておきます。
「漢字読めなくても首相になれる」=小泉氏が麻生首相を揶揄
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2009051301129
「漢字を多少読めなくても首相になれる。すべて優秀でなくてもいい」-。小泉純一郎元首相は13日の自民党本部での講演で、漢字を読み間違えることが多い麻生太郎首相を冷やかしながら、集まった大学生ら約500人を励ました。
小泉氏は自らの学業にも触れ、「社会に出て微分積分を使ったこともない。政党の連立なら分かるが、(今は)連立方程式も分からない」と白状。「読み書きそろばんができれば、頑張る気持ちがあれば、何とかやっていける。(勉強が)できなくても、わたしでも変人と言われても首相をやれた」と語り、会場の笑いを誘っていた。
まあ、この人のことなので、多分自分好みの女子大生が前列に座っていてチョーシこいてしまったんでしょうが(笑)、こういう人は結構よくいます。
具体的には、「俺が大学にいた頃は雀荘で社会勉強をしたもんだ」とか「キャンパスより自治会のオルグやってる時間が方が長かったぞ」とか、自分がいかに勉強しなかったか自慢しているバカな大人のことですが、若い人の悪影響になるので、(自分だけがカッコイイと思っている)本音語りは居酒屋の中くらいにしてもらいたいものです。
>変人と言われても首相をやれた
一部では、●「変質者」とか「犯罪者」とかいう噂もあるそうなので、その辺も率直に話していただけたらよかったんですが・・・。
麻生首相は9月以降も政権を担いたいなら、そろそろこういう人に対して毅然とした態度を取った方がいいかもしれません。
さて、問題はなぜここまで純チャン(笑)が生き急いでいるのかということです。どうも前日に出てきたこのニュースのせいで、動揺しているのかもしれません。
日本郵政を刑事告発へ=「かんぽの宿」売却問題-野党3党
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date2&k=2009051300948
日本郵政が保養・宿泊施設「かんぽの宿」をオリックス不動産に一括売却する契約を結び、総務省から業務改善命令を受けた問題で、国民新党と社民党は13日、民主党を加えた3党で、同社経営陣を特別背任罪で東京地検に刑事告発する方針を固めた。長谷川憲正参院議員(国民新)、保坂展人衆院議員(社民)の両氏が記者会見し明らかにした。
3党は、日本郵政経営陣がかんぽの宿など79施設を、当初想定した金額より格段に安い約109億円で譲渡する契約を結び、同社に損害を与えようとしたとしている。鳩山邦夫総務相の反対で売却は白紙撤回されたが、3党は未遂でも特別背任に当たるとしている。
3党は2月、この問題を調査する合同プロジェクトチームを設置。同チームの聞き取り調査や、総務省が日本郵政の提出資料を分析した報告書に基づき、西川善文社長の責任を追及する。
オリックスグループの総帥である宮内義彦は、小泉政権下で「規制改革・民間開放推進会議議」議長を長年勤め、キセーカンワやミンエーカをどんどん進めさせた張本人です。そのミンエーカの推進者が、自分たちがミンエーカした日本郵政から、不動産を不当な廉価で取得している。これを汚職と言わないで、なんと呼ぶのでしょうか。
「そういう無駄な組織を持っているのがそもそも問題なんだ」と、自称変質者、違った、変人純チャンは語っているわけですが、そんな無駄な組織ならなぜ譲渡なんかせずに在任中にさっさと潰してしまわなかったのか疑問です。資産価値が十分にあるから、身内の宮内に売り払うよう便宜を図ったのではないかと邪推したくもなります。
ともかくも、この事件が立件された暁には、ぜひ純チャンには東京地裁に来所願いたいものです。証人席でも、被告人席でも構いませんので・・・。ああ、今度はロンドン留学なんかで逃げないようにね。
東京地検特捜部のとても優秀な、(アメリカ帰りの)検事のみなさん。野党の党首が政治資金管理団体を通じて西松建設から受け取った金額と、政権内部の人間が国有財産をちょろまかして上げよう利益の額、どっちが大きいのか、もちろん理解できますよね?
まさか、●ダグラス・グラマン事件みたいに、民間側の人間だけ起訴して、「時効の壁がぁー」とか言い出すんじゃないでしょうね?
そういえば、この事件で名前が挙がった「岸信介」は民政党時代から純チャンのお父さんである小泉純也さんと仲良しで、「福田赳夫」は純チャンが秘書をやってた政治家ですが、これって偶然なんでしょうか?
「開かれた司法」を目指して導入した裁判員制度をきちんと機能させたいなら、まず検察自身が後ろ暗いことをしないことが先決だと思いますよ。かつて司法試験を受けていた人間として、国民に胸を張って仕事の出来る検察であってほしいと、切に願っています。
あと、純チャンや竹中さんへ言っておきたいのですが、鳩山大臣には感謝した方がいいと思いますよ。彼が売却をストップしなかったら、背任が「既遂」になって、さすがの検察も動かざるを得ないと思います。
もっとも、冒頭の記事は純チャンの「ツンデレ」(爆)なのかもしれません。そうだとしたら、今度は鳩山大臣にがっかりですねぇ。
ともかくも、純チャンの末路と、かんぽの宿の問題、どちらも、今後の展開を注意深く見守りましょう。
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「ボーリング議連」などというふざけた集まりを組織するアホどもが、何か企んでいるようです
「もう追い込まれ解散にしかならない」小泉元首相
http://www.asahi.com/politics/update/0501/TKY200905010292.html
「もう追い込まれ解散にしかならない」――。衆院の解散・総選挙について、自民党の小泉純一郎元首相が、麻生首相は早期解散の機を逸して任期満了近くの「追い込まれ解散」になる、との見方を周辺に語っていたことがわかった。
関係者によると、小泉氏は先月30日、東京都内で武部勤元幹事長や小池百合子元防衛相、小野次郎衆院議員ら1年生議員数人と会食。衆院の任期満了が残り4カ月余と迫り、新型インフルエンザが発生した影響などについて触れたうえで、「ここまで来ると、政策やテーマを設定し、(首相が)積極的に解散権を行使して信を問うことはできなくなってきた。『追い込まれ解散』にしかならない」などと語ったという。
どうも、●この記事の一件以来、お二方の仲はよろしくないようですね。
「個人のご意見はいろいろある」 小泉発言に麻生首相
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/090501/stt0905012022003-n1.htm
麻生太郎首相は1日、小泉純一郎元首相が4月30日夜に、自民党議員との会合で新型インフルエンザ問題のため「追い込まれ解散になる」との見通しを示したことについて、「個人のご意見というのはいろいろとあるんだと思っている」と述べた。首相官邸で記者団の質問に答えた。
小泉氏は4月30日夜、中川秀直、武部勤両元幹事長、小池百合子元防衛相らとの懇談で、「もう選挙はできないな。追い込まれ解散になったな」と語ったという。出席者が1日、明らかにした。
個人的にはあまり好きではないテレビ局のTBSが、他とは違う取り上げ方をしているので、見ておきましょう。
小泉氏「総理には解散権ないのと同じ」
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4122368.html
政局に関する発言は一切しないとしていた小泉元総理ですが、また封印を解きました。衆議院の解散時期を巡り、小泉氏は先月30日夜、懇意の議員らに対し「麻生総理は結局解散できず追い込まれ解散になる」という見通しを示しました。
先月30日夜、小泉氏は自分が顧問を務める「ボーリング議連」の会合に参加しましたが、出席した議員によりますと衆議院の解散時期を巡り「麻生総理は解散権は自分が持っていると言って、もてあそんでいるかもしれないが、ここまで来てしまうと解散権はないのと同じ」と指摘しました。
その上で小泉氏は「結局は解散できずに追い込まれ解散になる」と述べたということです。
また、低迷していた麻生内閣の支持率が回復していることについて、小泉氏は「政権が支持されているからではない。小沢問題で民主党が対応をとれないから上がっているんだ」と分析。郵政民営化に賛成ではなかったと弁解した麻生総理と距離を置く姿勢を改めて示しました。
「個人のご意見はいろいろあるんだと思っています」(麻生首相)
総理大臣の最大の武器「解散権」を行使することはできないと指摘された麻生総理。記者団に淡々と応じましたが、胸中はどうだったのでしょうか。
>政局に関する発言は一切しないとしていた小泉元総理ですが
他のメディアと違って、なかなか皮肉が効いています。
しかも、他が「懇談会」としている集まりの正体も、ちゃんと指摘しています。
>「ボーリング議連」
どんなものか見てみましょう。
ボウリング振興議員連盟発足
http://jarba.web.infoseek.co.jp/tayor037-7.html
4月23日、東京千代田区・衆議院第二議員会館において、ボウリング振興議員連盟の設立総会が開かれた。日本ボウリング評議会武部勤会長が呼びかけ人となり、約30名の議員参加の下発足した。振興議連設立は、“ファミリ-スポ-ツ”“スポ-ツボウリング”“生涯スポ-ツ”として、ボウリングを通じて「健康つくり」「コミュニティつくり」を推進、「ボウリングの五輪種目入り」を目指し、ボウリング界の発展を支援する ことなどを目的としている。
ボウリング振興議員連盟の役員人事(敬称略)
最高顧問 森 喜郎 小泉 純一郎
顧問 山崎 拓 臼井 日出男
会長 武部 勤
副会長 田中 和徳 岩屋 毅 吉田 六左エ門
幹事長 御法川 信英
幹事 飯島 夕雁 小野 次郎 亀岡 偉民
木原 稔 近藤三津枝 篠田 陽介
牧原 秀樹
事務局長 安井 潤一郎
武部会長は、会長就任挨拶の中で、「今後は、ボウリング・ルネッサンスの活動を通じて、社会を明るくしていきたい。近々、発足記念のボウリング大会を開く予定で、小泉元首相もぜひ参加して投げたいと言っている」と語った。
あれれれれれ、ネット右翼、自称ホシュの方々が「北朝鮮の手先」「エロ拓」と罵る山崎拓さんが、なぁんと対北朝鮮強硬派である小泉純一郎さんと同じ団体でボウリングを盛り上げようと頑張っていらっしゃるじゃありませんか(笑)。
さらに、●こちらのリンクには詳細な役員名簿があります。日教組大好きな「中山成彬」さんや、ブログが憂国のコメントで常時炎上中と噂の「戸井田とおる」さんのような、ウヨクやホシュなみなさんに大人気の議員さんもいらっしゃいますねぇ。
もうひとつ見てみましょう。
自民ボウリング議連:小泉元首相や「上げ潮派」が結束大会(毎日新聞)
http://www.asyura.com/08/senkyo52/msg/553.html
自民党のボウリング振興議員連盟は13日、東京都内のホテルで大会を開いた。最高顧問の小泉純一郎元首相は持参したボールでストライクやスペアを連発し、議連会長の武部勤元幹事長や経済成長を優先する「上げ潮派」の中川秀直元幹事長らを沸かせた。内閣改造・党人事で改革派が冷遇されたため、後ろ盾の小泉氏を中心に結束を確認したようだ。
大会には「小泉チルドレン」の1回生議員や報道陣らが参加。中川氏は「日本がガターにならず、上げ潮が迎えられるようにお願いする」とあいさつした。小泉氏は34人中11位の成績で、存在感を示した。
>小泉氏は34人中11位の成績で、存在感を示した。
11位で「存在感」だそうです。凄まじくオーバーなお世辞です。私が普段から指摘しているように、反日だの朝鮮寄りだの右寄りブログで罵られているマスコミが、いかに小泉が好きかよく分かるというものです。
まあ、小泉が「反日」であり「朝鮮寄り」だというのは決して間違っているわけではありませんが・・・(たとえば●こちらの記事を参照)。
>日本がガターにならず、上げ潮が迎えられるようにお願いする」とあいさつした。
「おまえらの存在自体がガターなんだよ」と、思わず声に出してしまいたくなります。
で、豚だかAだかなんかのインフルエンザで騒ぎになったり、消費者物価が1年半ぶりに下落に転じた(=深刻なデフレ開始の兆候)、失業率が4,8%になったりで、国民は正直毎日の生活をしていくのにもウンザリしているのに、「ボーリングをオリンピック競技にしようぜ!」という会合なんかを開いているわけです。まったく、ふざけた話です。
麻生首相、9月以降も政権を掌握したいなら、こういうのはどうですか。
どうせ、カイカク派の総元締めである彼とは仲直りできないのですから、いっそのことこの連中を「抵抗勢力」と名指しして、9月の選挙には公認をつけずに「刺客」候補を送ってリンチしてやったらどうでしょう?
地方の有権者は、補助金や交付金の還流をストップさせた小泉カイカクを恨んでいる人が多いと聞きます。彼らが民主党に流れたのが一昨年の参院選だったわけです(自民党は1人区24選挙区中6選挙区しか取れず惨敗)。そうやって一度自民党から離れた支持者を引きつける、最も効果的な方法は「逆小泉劇場」しかありません。
まず、●空気が読めないことでは定評のある鳥の名前が付いているあの大臣に、「国民が困っているのに、ホテルの地下のボウリング場でヘラヘラ笑ってるなんて絶対に許さない、絶対にだ。恥ずかしいし、最低の人間だ。」 とか言わせるのはどうでしょうか。さすがに泥酔して六本木の公園で素っ裸になってしまった芸能人と同列に扱われていい気になるのは、山本一太センセーや安倍チャンくらいでしょうから、いらだって暴発してくれるかも知れません。
もし、麻生首相がそんな「聖戦(笑)」を戦うというなら、私も全力で応援します。
あと、民主党を始めとする野党の皆さんへ。
こんな感じで、自民党も決して一枚岩ではないのですから、9月の選挙までにきちんと準備をしておいて下さいよ。水資源問題に詳しい上に、自分の判断で活動するためにパージされてしまった中川昭一さんあたりに、国民新党経由で声をかけておくことも忘れずに。
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【小泉否定】 ついに反乱の狼煙が上がった 【自民崩壊】
郵政4分社化「見直す時」首相が言及「民営化に賛成ではなかった」
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/090205/plc0902052312017-n1.htm
麻生太郎首相は5日の衆院予算委員会で、平成19年の民営化に伴い4分社化された日本郵政グループの経営形態について「4つに分断した形が本当に効率としていいのか見直すべき時にきている」と述べ、見直す可能性に言及した。ただ、その後、首相官邸で記者団に「政府の郵政民営化委員会が検討し、その答えを受け取るのが私の立場だ。こうしろああしろと言う立場にない」とトーンダウン。郵政民営化委の結論を尊重する考えを示した。
予算委で首相は「民営化された以上、もうからないシステムはダメだ。健全な企業にする」と強調した。
同時に「郵政民営化担当相は竹中平蔵氏だったことを忘れないでほしい。私は総務相だっただけで、ぬれぎぬを着せられると面白くない」と述べ、小泉純一郎元首相が郵政解散を行った17年当時、民営化に「賛成ではなかった」と説明。小泉構造改革については「改革のひずみに対応するため改革を深化させる。市場経済原理主義の決別というならその通りだ」と語った。
郵政民営化法は、郵政民営化委が民営化の進捗(しんちよく)状況を3年ごとに点検すると定めており、今年3月に点検時期を迎える。発言をトーンダウンさせたのは、民営化見直しをめぐり考え方に温度差がある党内事情に配慮したとみられる。
このほか、首相は予算委で、定額給付金を「受け取る意思はない」と2日の自民党役員会で明言したとの報道に「明言したことはない」と否定した。
漢字の誤読や言い間違いなど比較にならないほどの「失言」です。
自分らしく景気対策をやりたくても党内がまとまらない。そこで、自分を縛っている鎖=小泉カイカクと郵政選挙の大勝の重みに耐えかねて、遂に口にしてしまった、というところでしょう。
私は、この一件で麻生太郎という政治家を少し見直しました。ほんの少しは良心や矜持というものが残っている人間だということが分かったからです。
しかし、同時に麻生首相を哀れに思います。この一件で、メディアと某超大国を味方に付けて、日本の経済システムを破壊し尽くしてきた独裁者・小泉純一郎と、麻生さんの和解は不可能になりました。
おそらく、自民党は衆院総選挙を期に分裂するでしょう。郵政選挙で勢力を大きく伸ばし、外資や経団連、勝ち組企業への利権の付け替えを行い、地球温暖化をネタにした海外へのバラマキを横行させてきた自民党町村派と「小泉チルドレン」は、新党を結成するでしょう。麻生太郎という政治家に全てをおっかぶせた上で、「本当のカイカクで日本を救う!!」と謳いながら・・・。
その時、国民を引きつける手段として用いられるのが、昨今、政治ブログなどで話題にされている「政府紙幣」なのではないかと睨んでいます。
高橋洋一 東洋大学教授 「危機打開へ政府紙幣発行も検討せよ」
http://diamond.jp/series/policywatch2009sp02/10004/
政策提言集団、ポリシーウォッチによる緊急討論会「2009年の政治経済の行方」の模様を引き続き動画にてお伝えする。第4回は、元内閣参事官で、現在は東洋大学教授の高橋洋一氏。景気回復のためには、「量的緩和」「政府紙幣」「埋蔵金」の3つのプログラムが有効だと主張する。
高橋 洋一(東洋大学経済学部総合政策学科教授)
1955年生まれ。東京大学理学部数学科・経済学部経済学科卒業。博士(政策研究)。1980年、大蔵省入省。大蔵省理財局資金企画室長、プリンストン大学客員研究員、国土交通省国土計画局特別調整課長を歴任した後、小泉内閣において竹中平蔵大臣の補佐官、2006年安倍内閣において内閣参事官に就任。2008年3月に退官。
>大蔵省理財局
財政投融資を焦げ付かせた張本人たちの巣です。郵政民営化の根拠の一つは、財投の名の下にバラマキが横行しているというものでした。自分たちであてにならない投資をやっておいて、小泉政権の下で郵政民営化を推進したというのですから、彼こそが小泉カイカクの真の黒幕だと言っても過言ではないでしょう。
>プリンストン大学客員研究員
これをエサに、どこかの国からの電波を受信しているのかも知れません。大蔵官僚出身者には、こういう肩書きの連中が多すぎます。
>竹中平蔵大臣の補佐官
>安倍内閣において内閣参事官
こういう人物が提唱している政策を、画期的だと手放しで褒めるのは危険だと思わないのでしょうか?
もうこの際はっきりさせておきますが、いくら財政出動をしようと、政府紙幣でデフレギャップを埋めようと、金利や配当という形で金融資本や大企業が国民のカネを吸い上げる仕組みや、企業が競争力強化を名目にした賃金デフレの推進をなんとかしなければ、日本人の懐はますます貧しくなるだけです。竹中や、彼に近い人間があえて主張しはじめたということは、ある種の人びとにとって利益になるスキームがすでにできあがっているという可能性もあるのです。マスコミを疑えと言うなら、そういうところまで考えておくべきでしょう。
最近特に思うのですが、政府紙幣を持ち上げて積極財政を主張する人たちは、本当に国民一人一人がよりましな生活をできるようになってほしいと思っているのでしょうか。GDPさえ成長すれば全てうまく行くと考えているなら、新自由主義の信者と同じです。国が豊かになりさえすればいいのだと思っているのなら、中国共産党の改革・解放と何が違うのでしょうか。新自由主義者と喧嘩をしたかっただけだというなら、言語道断です。
もし政府紙幣がどうの、積極財政がこうのというのなら、中曽根政権以降、国際競争力強化の名の下に行われてきた全ての「カイカク」「ミンエーカ」「キセーカンワ」を総ざらいすることも合わせて主張しなければ片手落ちでしょう。
来るべき選挙に向けて、みなさんにはもう一度、政治が果たすべき役割は何かということを考えていただけたらと願っています。
ともかく、9月の衆院総選挙に向けて、状況はどんどん変わっていくことが予想されます。大筋の流れは私が言ったような感じになるでしょう。外れたとしても、もう昔の自民党に戻ることは金輪際ないという点においては、まず間違いないと確信しています。
そろそろ、「自エンド」ではなく、それ以降を考えていかなければ行けない時期に来ているのかも知れません。
まずは、小泉純一郎がどう反応するかが楽しみです。どこかのメディアが談話を載せるかも知れませんし、●以前紹介した「郵政民営化を堅持し推進する集い」という自分のシンパの集まりを開くかもしれません。
これに対抗して、麻生さんも、もっと真剣に「カイカク」を否定すればいいのではないかと思います。
もっとも、
>政府の郵政民営化委員会が検討し、その答えを受け取るのが私の立場
ここに至って「決めるのは俺じゃない」と言っているような肝っ玉の持ち主では、小泉に勝つのは無理でしょうが・・・。
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オバマさんの民主党にあやかり「ニューディール」と名乗ってはみたのですが・・・
しかし、縄を綯うならまだマシな方で、さんざんもったいぶった挙げ句、用意したのが「たこ糸」だというのでは話になりません。
「3年で160万人」雇用創出、ジョブカフェ増設も…自民PT
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20090122-OYT1T00859.htm
自民党の景気・雇用創出ニューディール推進プロジェクトチーム(PT、座長=佐田玄一郎・元行政改革相)は22日、初会合を開き、2月中旬までに、3年間で160万人の雇用創出を目指すとした政府方針の具体化策をまとめる方針を決めた。
PTは、公共事業のほか、農林業や医療・介護などの施策を通じて新規雇用を生み出す考えで、各省庁に雇用対策の作成を指示した。また、失業者への相談窓口を充実させるため、若年者就職支援施設「ジョブカフェ」などの増設も検討する。
対策の財源には、2008年度第2次補正予算で計上された4000億円の雇用創出のための基金や、6000億円の地域活性化の交付金を充て、必要があれば09年度の補正予算も検討するとしている。
>佐田玄一郎・元行政改革相
誰だろうと思ったら、●はじめて大臣になったと思ったら、3ヶ月で辞職した人でした。今度は1ヶ月ちょっとですから、大丈夫だろうとは思うのですが・・・。
>3年間で160万人の雇用創出を目指す
お、なかなか大きく出たなと思ったら、
>各省庁に雇用対策の作成を指示した。
具体案は丸投げです。きっと、各省庁の高級官僚さん達は、自分たちの予算獲得や天下りに都合のいい案ばかりを持ち寄るでしょう。
具体策を考えられないほど忙しい(衆院選の用意でそれどころではないのかもしれない)麻生政権や自民党が最近やっている仕事には、こんなのがあります。
「ゼロから考える少子化対策PT」発足
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/090121/plc0901210033000-n1.htm
小渕優子少子化担当相は20日夕、内閣府で記者会見し、従来の少子化対策を抜本的に見直して子育て世代の目線から検討するのを目的に、有識者による「ゼロから考える少子化対策プロジェクトチーム(PT)」の発足を発表した。
月2回のペースで会合を行い、半年をめどに集約、結果を年内に改訂する「少子化対策大綱」などに反映させていく。初会合は2月初めに開く。小渕氏も「PTとともに悩み考え、一緒に答えを見つけていくプロセスを国民と共有したい」と述べた。
PTのメンバーは次の通り。
安藤哲也・NPO法人ファザーリング・ジャパン代表理事▽経済評論家、勝間和代氏▽松田茂樹・第一生命経済研究所主任研究員▽宮島香澄・日本テレビ報道局解説委員▽佐藤博樹・東大社会科学研究所教授。
>有識者による「ゼロから考える少子化対策プロジェクトチーム(PT)
こういう会議が一体いくつ作られて、一体どういう成果が出たのか、●行政の無駄を徹底追求する自民党ならきちんと把握しているんだろうなと思いきや、ネット上のどこを探してもそういう検証をしているところが見あたりません。そりゃそうでしょう。自分たちの存在そのものが無駄の塊などと自白できるわけがありません。
それ以上に、少子化だ高齢化だ税収不足だお先真っ暗だと財務省(罪務省)を中心にさんざん国民を扇動しておいて、今更「ゼロから」と言える神経の太さには感服します。「少子化を解消するために国がお見合いコンパを主催すべきだ」と発言しちゃった平和学会会員の猪口邦子サンや、共謀罪ではさすがにまずいと思い矛先をネット規制に変えてきた戦うホシュ政治家・高市早苗サン(●こちらを参照)といった歴代のキワモノ、違った、強者揃いの少子化担当大臣の方々の労苦は全部無駄だったというわけです。
>「PTとともに悩み考え、一緒に答えを見つけていくプロセスを国民と共有したい」
要するに、何も考えていないということです。
>安藤哲也・NPO法人ファザーリング・ジャパン代表理事
>経済評論家、勝間和代氏
>松田茂樹・第一生命経済研究所主任研究員
>宮島香澄・日本テレビ報道局解説委員
>佐藤博樹・東大社会科学研究所教授。
そして、この人達には成果いかんに関わらず、我々の税金から交通費だの謝礼だのが振る舞われるわけです。マスコミは、どうしてこういうのを「バラマキ」と批判しないのでしょうか。不思議なものです。
おっと、私が注目している「要注意人物」がいました。一応みなさんにもお教えしておきましょう。
>勝間和代
あくまで予想ですが、次のカイカク派政権の「竹中平蔵」の役目を務めるのはこの人です。理由は簡単です。竹中の本が平積みになっていたタイミングと、この人のそれがよく似ているからです。1年ほど前から来るんじゃないかなと思っていましたが、やはり政府に関わるポジションに出てきましたね。
おそらく、次のカイカク派政権(町村派+小泉チルドレン+カイカク派知事連合)の旗頭は、この人と小池百合子のコンビになることでしょう。小泉という政治家は女性の政治家を用いるのが好きです。「女子の品格で、この国を変えよう!」とか、そんな感じで売り出すと思います。
すいません。話がそれました。要するに、そういうネタ探しになるようなことしかやっていないということです。
さて、私は先ほど「具体策は官僚に丸投げ」と書いてしまいましたが、よく見たらそんなことはありませんでした。今回の発表の目玉になりうる、凄いプランがあったのです。
>若年者就職支援施設「ジョブカフェ」などの増設も検討
相談窓口を増やすと、雇用が増えるらしいです。すごい理屈です。
そんなことより、賃金デフレなんだから給料を上げろと言いたくなります。ここ10年くらいの日本は、生産性が上昇したのに給料がそのままなので、国内で慢性的に需要が不足しています。それを北米や中国向けの外需で補ってきたのが、最前の金融危機とやらでおじゃんになってしまったわけです。
そういう構造は放って置いて、相談窓口を増やすのが、自民党の雇用対策の目玉だということのようです。
呆れるというか、先ほどの「ゼロからはじめる」にも現れている感覚のズレ、理解のなさはわざとなのではないか?と疑りたくなるほどです。
麻生首相自身は、積極財政には前向きな政治家で、その点は「日本が低迷しているのはカイカクが足りないからだ!」とか言っている頭のおかしい自民党政治家の中では比較的マシだと思っています。しかし、いざ動くとなると、その他大勢の議員がこんな感じですから、さぞかし大変でしょう。もしかしたら、「俺と中川(財務大臣)だけでやれりゃあなぁ・・・」とか、寝る前に風呂の中でため息をついているかもしれません。
しかし、ご自身もカイカクだのミンエーカだの狂ったように叫んでいた某政治家の下で重鎮を務めて、そういうバカな風潮を改めようとしなかったのです。自業自得でしょう。
せめて、●移民大好きなあのオッサン(グロテスク注意)を中心とする町村派が「右往左往する首相に三行半をたたきつけた憂国の志士たち」になってしまわないように、ちゃんと自民党を管理してもらいたいと思っています。
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